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[orca-users:12836] ORCA を媒介にした「医工連携」?
- To: ORCA全般の話題 <orca-users@xxxxxxxxxxxxxx>
- Subject: [orca-users:12836] ORCA を媒介にした「医工連携」?
- From: Hiroaki Inomata <inoma99@xxxxxxxxxx>
- Date: Tue, 14 Aug 2012 06:20:19 +0900
猪股@PHAZORです。
それなりに反響があったようでなによりです。
周囲をうろうろしていてもしょうがないと思い、さきほど
思い切って、余ったパソコンに ORCA をインストールしました。
(開業もしてないのに・・・)
私、UNIX系は苦手なんですが、お世辞ではなく好きになれそうな
感じのつくりです。
ところで、私の似非(笑) DICOM ビューアーをオープンソースにしてはどうか?
みたいな話も出てきたんですが、今のところ考えてません。
ソースが整理されていないということはもちろん、本当の目的は
DICOM ビューアーをつくることではなくて、もうちょっと先にあるから
です。
具体的に言うと、私が目指しているのは
http://www.phazor.org/PHR/howtouse.html
みたいな感じです。(見つけた人いましたかね?)
DICOM を表示させるだけではなくて、そこから意味のある情報を
抽出し、一般の人にもわかりやすく提示できるサービスを提供
したいわけです。(ほとんど自動診断といっていいかと思いますが)
これをやるには共同開発者がいた方がいいことはわかっている
のですが、その方式としてオープンソースがいいのかとなると
ちょっと違うかなというのが私の考えです。
Linux のようにやるべきことが明確な場合、ある程度、質のそろった
プログラマを多数動員させるためにオープンソース方式は有効だと
思います。
ですが、見たことも聞いたこともないようなプロダクツをつくる場合、
やはり、少人数でもいいから優秀な人(理論やアルゴリズムも考え出
せて、実装もできるような人)を一ヶ所に集めて集中させないと
何も成果が産み出せないような気がします。(google のページランク
は、ラリーページとセルゲイブリンしか思いつかなかったわけですから)
ここらへん、何か良い開発モデル・ビジネスモデルがあるといいんですが。
ところで、最近よく「医工連携」ということがいわれています。
医学と工学をうまく組み合わせて新しい何かをつくっていくというのが目的
なんでしょうが、実態はひどかったりします。特に大学同士の組み合わせ
で悲惨なところは悲惨です。「医」といいつつも医療現場を知らない単なる基礎
医学研究者だったり、「工」といいながらもモノづくりの経験のない大学教官
だったりして、話すら噛み合ってない組み合わせがけっこうあります。
そういうこともあって、私は、このコミュニティにちょっと期待しているところが
あります。なにしろ、ここには ORCA という現役稼働中の本物のソフトがある。
開発エンジニアもいれば、デベロッパーもいる。それを使っている現場の
先生方もいる。
現場にダイレクトにサービスを投入したい私なんかからするとたまらない
環境なわけです。実際、投稿に対するレスポンスも早かったですし。
長くなってきたからやめますが、そういった経緯もありますので今後とも
ひとつよろしくお願いします。
フェイザー
都立松沢病院精神科非常勤医師(ちょっと勤務先あかしてみました)
猪股 弘明