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[orca-users:15563] Re: 特定健康診査第4期改定アプリについて思うこと



湯澤先生
八木です。

色々と頑張っておられる様子をメールで拝見しています。
先生の発信が他の先生方をとても力づけていると思います。
本当にご苦労様です。

医師会の代行入力に頼れば簡単かもしれないのですが、私はORCA開発の
理念は「医師会の電子化、医者のデジタル能力の向上」と今でも信じて
いますので、これまで、ORCAの導入、特定健診入力、オンライン請求、
オンライン資格確認とすべて自分でやってきました。

ORCA初期開発から現在までの間に、残念ですが医師会の方針として
医者がチマチマやるより、ベンダー丸投げの方が簡単で作業の効率が
よいとの判断に変わったように思います。あくまで私の個人的な感想です。

私も紙カルテです。これは私の診療スタイルとして患者の前でキーボードを
叩きたくないからです。
診察室の机の一番大きな引き出しにキーボードを入れています。
診察時に、PACSやWolfやMICANやORCAを呼び出すときだけ、
引き出しの中のキーボードを叩きます。

医療の中にはデジタルする方が良い部分がたくさんあると思います。
確かに紙レセプトで請求していた時は大変でした。
また時代のながれでFDやMOが使えなくなるのは分かります。
でも、それを直ぐにオンライン請求義務化とするのはいかがなものでしょうか。
今やレセプト請求データを入れる程度のUSBメモリーは数百円もしません。
オンライン請求が無理な場合、USBメモリーでの提出でよいではないですか。

電子カルテや電子処方箋のメリットは理解できます。しかし、それを
義務化せねば保険医療できなくなるというのはやり過ぎだと思います。

何か国は医者を目の敵のようにしていますが、国を支える税金は医者も
しっかり払っています。その税金を勝手なことをしている政治家達には
地域医療を支えている医療従事者を振り回す権利はないと思います。

私は人より早く開業したので55歳で開業医を辞めると50歳の頃、
豪語していました。そのために高野山大学大学院を卒業し、しばらく
高野山で住んでいました。それが諸事情があり60歳に伸び、
更に諸事情で65歳に伸び、ついに更に伸びることになりました。
(金銭的な理由ではありません。)

湯澤先生、ダラダラと駄文を申し訳ありません。
唯、伝えたかったことは、開業医を辞めるときは、他人の意思や国の
愚行のためでなく、是非、ご自分が納得してお辞めになって欲しいです。
                    八木高秀 拝

On Thu, 04 Apr 2024 01:21:31 +0000 (UTC)
so yuzawa <orca68k@xxxxxxxxx> 様からのメールに:

> 八木先生、いつもお世話になっております。
> 国会議員の委員会での質問を見ますと
> 「マイナンバーカードを使うと入力方法が9種類になる」
> 「虚血性心疾患・意識の無い人が来た時には保険証の方が素早く対応できる」
> 「新しい機械を導入するときには、それは医療機関の負担になるのは変だ」
> という指摘をしてる方もおられるのですが、なんとか太郎先生は
> 「マイナナンバーカードを使えば全部解決する。メリットが大きい」
> と言い張るばかりで、現場のことは何も考えていません。
> Youtubeでは、経済ジャーナリストの萩原博子さんが、マイナ保険証について
> 色々な批判をしていますが、こういう声は一部にとどまっている感じです。
> 
> 結局は特定企業だけが儲かるようにしか考えていないのは事実でしょう。
> 特定健診は、さいたま市では医師会が(手数料を支払って)代行をして
> くれています。ですが、インボイス制度が導入された時に
> 「インボイス登録をしていない分は、その分減額する」
> という事に署名を求められ、その分減額となっております。
> 
> 私のところは、電子カルテが義務化になったら、診療所をたたもうと思ってます。
> 
> みはし医院 湯澤 聡

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 八木高秀 〒595-0026  大阪府泉大津市東雲町2-13
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