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[orca-users:04420] Re: ORCA挑 戦の試み



 由井@電机本舗です。

>もうひとつ思うことがあります。
>業者が組めば安いパソコンなんていくらでもできます。
>2、3万円のパソコンを組んで、数十台単位で広瀬さんの
>インストールCDを付けて売りさばいたら、とんでもないこと
>が起こるのではないですか。

 難しい問題だと思います。雑感として、

(1)弊社は過去、Debianをベースに「@350円OS」を企画した事があります。

(2)2〜3万円のPCは(モノによりますが...)1万2千時間くらい、
   つまり24時間稼働で1年半で壊れます。
   ・1日の稼働時間を8時間とみれば4年半となり約5年、合理的とも、
    粗悪品とも思えます。
   ・3万円のPCを使い捨てと割り切り使うことはひとつの運営思想と思います
。

(3)現在のDebianは、日本語の設定、プリンタの設定、ネットの設定などを考え
ると
   一般人がインストールDebianはサポートから除外しないととんでもないこと
になると
   思います(つまり、Debian自体のサポートは区別すべきだと思います)。
    弊社の場合、Debianのインストールを日本語問題まで含めてフィックスす
るのに
   半月程かかっています。このてまひまがML等に流れて来たらパンクすると思
います。
   ※オモイカネ等Debian派生版を利用すれば回避できるかもしれません。

(4)弊社は永らくMac系のパッケージを販売してきました。価格は大抵、1万円前
後です。
   流通マージンが大体50%前後です。従い、9800円の製品を一つ販売して卸
して
   5500円。粗利は4000〜5000円でしょうか。その世界からみると、なんて高額
なんだろ
   うと戸惑います。

(5)パッケージ屋の感覚に立つと、orca自体のサポートとDebian(および関連ハ
ードウェア)
   のサポートは絶対分離すべきです。
    Debianのサポートは、自分でインストールした場合は自分で責任を負うべ
きです。
   自分でインストールできない場合は業者に依頼し、責任を業者に負担しても
らうべき
   です。

     ***
      ***

 先般、秋葉原の業者と歓談しました。業者いわく、「8千円のCPUを一つ売って利
益が
数百円しかでない」と嘆息していました。

 以上、とりとめがないのですが、雑感として投函します。


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 電机本舗
 技術担当:由井清人
 k-yui@xxxxxxxxxxxxxxxx
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