[orca-users:13736] Re: ubuntu 14.04 Cannon プリンターに関して

[Toshifumi Kimura <t_kimura@xxxxxxxxxxxxx>]

エヌティエスの木村と申します。

弊社でも先日LBP-3410とUbuntu 14.04の組み合わせで不具合が発生したため、
Canonさんが公開されているドライバのソースをもとに解析を行いました。

あまりテストしていませんが、不具合が回避できたためパッチを作りました。

LIPS4用
http://orca.nts-ltd.co.jp/download/lips4/v290/pstolipscpca

LIPSLX用
http://orca.nts-ltd.co.jp/download/lipslx/v290/pstoufr2cpca

それぞれダウンロードし、
/usr/lib/cups/filter内の純正のフィルタと入れ替え、
実行権限を付与します。

#LIPS4
sudo cp pstolipscpca /usr/lib/cups/filter
sudo chmod 755 /usr/lib/cups/filter/pstolipscpca

#LIPLX
sudo cp pstoufr2cpca /usr/lib/cups/filter
sudo chmod 755 /usr/lib/cups/filter/pstoufr2cpca

とりあえず手元のLBP-3410では処方せんQRコード、薬剤情報について
正常に出力されております。

# 調査したところではCanonのドライバというより、もともと存在する
# Ghostscriptのopvp側の不具合のようで、PDF中の1bppの画像がうまく展開
# されずにopvpを利用するドライバまで渡ってくるようです。
# Trustyになりのmonpeが(というかmonpeが使用しているlibcairoが)QRコードや、
# 薬剤情報の画像のない部分にその1bppで出力するようにかわったため、
# 不具合が発現したようです。
# なお、試行錯誤の結果Ghostscriptに-dUseCIEColorというオプションを
# 渡すととりあえず不具合を回避することができたため、フィルタ内でその
# オプションをつけて起動するようにパッチを作成しました。
# カラープロファイルをいじるオプションのようなのでカラープリンタでは
# 色がおかしくなる等の別の不具合が出るかもしれません。

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有限会社エヌティエス 木村 寿文