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[orca-users:03284] Re: VM-Ware への・・・(改題:全医協の件)



 八木様、こんにちは。
 安陪隆明@鳥取県鳥取市、安陪内科医院です。

 まず八木様のお話に対して、コウモリ的な意見になってしまうの
ですが…
 まず
「今、一番大事なことは何か」
 という意味で、八木様の主張はそのとおりだと私も思います。
 それと同時に
「他の問題にも目を向けないといけない」
 という意味では、主催者側と日医・日医総研側の発表もその
とおりだと思っているところです。

>僕は、普及期とは、単純に”レセコンORCA”の普及期であって
>欲しいと思います。まず、”レセコンORCA”の普及があってこそ、
>次のステップに進めますし、ネットワーク構築の時間的余裕が
>生まれるのではないかと思います。

 私もそのとおりだと思います。

 ただ、石原先生が○○○の3文字を連呼されておられたのには
思わず笑ってしまいましたが、日医総研側にとって、今極めて
重要視している別の問題があることも確かなのですね。

>この会の出席された代表者の方々が、各医師会で、どのような
>報告をするのでしょうか。
>今回の会から、一般医師会員にORCA普及を奨めるどのような
>言葉を持ち帰ることができたのでしょうか。

 この八木様の危惧は、某MLでの、今回のシンポジウムに対する
感想を見ても、当たっていると、私も思います。

 もう一つ付け加えておきたいことは、全医協というのは
あくまで任意団体であって、今回の会では日医・日医総研側は
「招かれる側」でしかなかったという点です。
 任意団体の研究会ですから、それが一般受けするかしないかに
関わらず、「当会では、この問題をテーマにしたいので、この
問題について話をして欲しい」と、依頼されれば、演者はその
方針に従って話をするしかありません。またそれが一般受けす
るかしないかに関わらず、それはそれで任意団体のケチのつけ
られない方針以外の何ものでもありません。

 私も含めて少なからざる方が、以前から
「全医協のような内容の会は、日医がやるべきだ」
 という話をしてきました。
 私自身、昨年2月に日医に対して、

『日本医師会はORCAや認証局を多額の予算をかけて作ることが
できますが、いまだに情報化への誤解、偏見、誹謗中傷などが
少なくない地域の現場へ直接それを持っていっても、「笛吹け
ど踊らず」という事態に陥りかねません。技術的なことであれ
ばベンダーを育成することで可能です。しかし、地域の医師会
員にORCAの思想哲学を伝え理解していただくことや、将来、
データの収集分析などに対して地域の医師会員の協力を求める
ことなどは、ベンダーにはできません。どれだけ立派な高度な
ハイテクシステムを作ろうとも、それが活かされるかどうかは
現場のマンパワーに依存することは少なくありません。まして
やORCAはその思想を個々の医療機関に理解していただき協力し
ていただいてこそ、その本領を発揮することができるシステム
であり、これにはマンパワーは不可欠の要素なのです。そして、
上記の問題を解決できる一番大きな力となるのは、人と人との
繋がりを持った郡市区医師会のレベルでのマンパワーだと思わ
れます』

『日本医師会が正式に郡市区医師会の情報システム委員を集めた
会合、いわば仮称「郡市区医師会情報システム委員連絡協議会」
とでも言うべきものを年1〜2回は正式に定期的に開催していくこと』

 という提言、投書を行っています。
http://www.abe.or.jp/teigen.html
 まあ私ごときのような人間の提言はまったく省みられていない
わけですが、今までの経過や裏の事情もいろいろと知っている上で、
敢えてこのことを改めて訴えたいです。

   安陪隆明
   〒680-0841
   鳥取県鳥取市吉方温泉3丁目811-2
   安陪内科医院
   Tel.0857-26-6675
   Fax.0857-21-3131
   abe_takaaki@xxxxxxxxxxxxxxxxx
   takaaki_abe@xxxxxxxxxxxxxxxxx
   http://www.abe.or.jp/
   http://www.yuragi.jp/playxslt/index.asp