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[orca-users:11792] Re: メディケアネットジャパン町田さんへお礼



PCトータルサポートの丸山システムの丸山です。

On Tue, 16 Feb 2010 10:53:31 +0900, Hasegawa Tsukasa wrote:
> いつもお世話になります。スカイエスエイッチ長谷川です。
> 
> 
> これを防ぐ一つの方法はRAID1なのですが、RAIDそのものがエラーを
> 起こすことを体験しており、アンチRAID派です。
> 
ここだけ反応します。

わたしもアンチRAID派です。

HDDの台数が多くなると、それだけ故障の機会が増え、システム全体としての
信頼性が下がります。何のための可用性アップ?か分からないと思います。
同様な理由でLVMにも疑問を持っています。

Distributionによっては、InstallのDefaultがLVMの場合があるので
Partitonの設定はカスタムで行うのが確実です。

RAIDにするとHDDは特殊formatになるので、formatに時間がかかり、
別のシステムで流用するには、物理formatし直さなければなりません。
これにも相当時間がかかります。

それになりより、RAIDにするとAcronis DiskDirectorやTrueImageで
Backupができないことです。
Client版と違い、TrueImageのServer版は、ある程度RAIDに対応して
いるのですが、お試し版で使えるか確認してから購入する必要があります。

Grubも基本的にはRAIDやLVM対応していないので、マルチブートもできないので
この面でもRAIDやLVMは使う気がしません。

またシステム部分がRAIDになっていなかったりすると使いにくいですね。

RAIDも簡単なシステムでは1台が壊れたときだけシステムが復旧できますが
2台以上壊れると復旧できません。複雑にすれば2台以上のHDDの故障に対応
できますが、HDDの台数が増えシステムの信頼性がさがるのであまり良い解とは
思えません。

そもそもHDDの1台だけが壊れるのはまれだと思います。
作業ミスでは復旧できませんし,停電や雷、PCの他の部分の故障が原因で
HDDも壊れた場合は、同時にHDDが壊れることが多いと思います。

またHardware RAIDが確実だと思います。

いすれにしろRAIDは、活栓挿抜できる物とできない物があるので注意が必要です。

どうしても無停電システムにしなければならない非常に重要なシステムは
活栓挿抜できるRAIDにする手もあると思いますが、我々の使用するシステム
とはそれほど縁がないと思います。

私は初期バックアップ(設定が終わり稼働できるようになった状態)
をAcronis DiskDirectorでPartitionのコピーをとり、そのPCの
ケース等に転がしておきます。
HDDの接続が変わる場合はドライブの名称sdaなどがかわるので、fstabや
grubの整合性には気をつける必要があります。

最近のLinuxではPCのCPUやマザーボードが変わっても、システムが自動認識し、
自動設定され設定で使えることが多いと思います。
面倒なInstallや設定は1回すれば後はPartitionのコピーで流用しています。

電源を入れた同一PCの別のHDDにPartitionのコピーをとり、Stanbyして
おくこともできます。マルチブートで切り替えればすぐシステムが使えますが
この場合はドライブの名称sdaなどが変わるので使いにくいのでやはり電源を
入れておかない方がよいでしょう。

そのPCのケース等に転がしておけば、いざというときは電源を落としてHDDを
差し替えるだけ、Down timeは非常に少なくてすみます。
DVDやCDにバックアップを取る場合はAcronis TrueImageがよいでしょう。

データのBackupははオンラインでは別のDiskやNASに取りますが、
リムーバルMedia(USB HDDなど)で必要なときだけ接続してマウントして
コピーをとるのが一番確実です。

常に電源が入っている物は、停電や雷や作業ミスで壊れてしまう恐れがあるので
必要なときだけ電源を入れてバックアップを取るのが一番確実だと思います...

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