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[orca-users:02406] 地域医師会の役割 ( 改題 :Re: レセプトの続紙について)



 横田様、こんにちは。
 安陪隆明@鳥取県鳥取市、安陪内科医院と申します。

>市医師会主催の説明会なのに、ORCAの話は
>全く出て来ませんでした。
>
>また、近々導入される、某市医師会診療所のレセプトシステムも、聞いた話では、
>S社の「メxxxム」に内定しているそうです。某市医師会役員のO先生からの
>「また聞き」によると、「担当のT先生は、『ORCAはまだレセ電にも対応していない
>し、システム的にも、安定版になっていない状態で、万一トラブった場合のサポート
>も不安だし...』と言っており、僕(O先生)は、『医師会診療所だからこそ、ORCAを
>導入すべきでしょう!』と言ったんだけど、『多勢に無勢』だったよ...」との事で
>した。
>
>せっかく日医が積極的にORCAプロジェクトを推進しているのに、これでは、「ORCAを
>導入しようかな!?」と少しでも検討している「日本医師会員」は、ガッカリだと思い
>ます。

>私も、煽る気持は全くありません。ただ、日医が推進している、医師会員の為の「ORCA」
>なのに、地域医師会への浸透の浅さに、何ともやるせない気持です。

 福山市医師会や伏見医師会のような活動は素晴らしいと思うのですが、
全国レベルで見ると、こういう地域医師会はまだまだ少数派です。
 全国レベルではまだまだORCAに関心も何もない地域医師会の方が
多数派でしょうね。

 私は今年の2月に「日本医師会の情報化政策への提言」という文章を
書いたのですが、そこで以下のことを指摘させていただきました。
http://www.abe.or.jp/teigen.html

>日本医師会はORCAや認証局を多額の予算をかけて作ることができますが、
>いまだに情報化への誤解、偏見、誹謗中傷などが少なくない地域の現場
>へ直接それを持っていっても、「笛吹けど踊らず」という事態に陥りか
>ねません。技術的なことであればベンダーを育成することで可能です。
>しかし、地域の医師会員にORCAの思想哲学を伝え理解していただくこと
>や、将来、データの収集分析などに対して地域の医師会員の協力を求め
>ることなどは、ベンダーにはできません。どれだけ立派な高度なハイテ
>クシステムを作ろうとも、それが活かされるかどうかは現場のマンパワー
>に依存することは少なくありません。ましてやORCAはその思想を個々の
>医療機関に理解していただき協力していただいてこそ、その本領を発揮
>することができるシステムであり、これにはマンパワーは不可欠の要素
>なのです。そして、上記の問題を解決できる一番大きな力となるのは、
>人と人との繋がりを持った郡市区医師会のレベルでのマンパワーだと思
>われます。

 結局、日本医師会、日医総研と、郡市区医師会間とのパイプをもっと
太くしないと、このままだとまずいなぁ…と、思っているのですが…

   安陪隆明
   〒680-0841
   鳥取県鳥取市吉方温泉3丁目811-2
   安陪内科医院
   Tel.0857-26-6675
   Fax.0857-21-3131
   abe_takaaki@xxxxxxxxxxxxxxxxx
   takaaki_abe@xxxxxxxxxxxxxxxxx
   http://www.abe.or.jp/
   http://www.yuragi.jp/playxslt/index.asp