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[orca-dev:00505] dbs(CVS版のコンパイル)



 手順の流れは,1)開発環境の構築,2)ソースの取得,3)コンパイル,インストー
ルに分かれます。順に説明します。始める前にapt-get update,apt-get
upgradeを行っておきましょう。
 なお,以下で作成するファイルは開発環境のものです。ご自分のテスト環境で
実行してください。以下の手順により引き起こされる一切の不具合に私は対応い
たしませんので,自己責任で行ってください。
1)開発環境の構築
 ORCAをインストールしたばかりでは,cvsや開発用のライブラリファイルがあ
りません。まず,cvsをapt-getでインストールしてください。
$ sudo apt-get install cvs
 問い合わせにはすべてそのままリターンを押してかまいません。その後,開発
関連ライブラリをインストールします。(一行で入力してください)
$ sudo apt-get install libgtk1.2-dev libxml-dev libxml2-dev libgnome-dev libgtkxmhtml-dev libghttp-dev postgresql-dev
 Do you want to continueにはYと答え,エラーがないことを確認して,次に移
ります。
2)ソースの取得
 ソースファイルを置くディレクトリを作成し,そこに移動します。
http://www.montsuqi.orgの中ほどにある記事のとおりに
$ cvs -d:anonymous@xxxxxxxxxxxxxxxx:/var/cvs login
CVS password: [Enter]
と入力してcvsサーバにログインします。その後以下のように入力し,libfixed,
gtk+panda, libglade-panda, pandaモジュールのソースファイルを取得します。
(一行で入力してください)
$ cvs -d:pserver:anonymous@xxxxxxxxxxxxxxxx:/var/cvs co libfixed
gtk+panda libglade-panda libmondai panda
 エラーがないことを確認したら次に進みます。
3)コンパイル
 a)libfixed
 まず,libfixedをコンパイルします。libfixedのソースファイルがあるディレ
クトリに移動します
$ cd libfixed
 次にautogenを実行します
$ ./autogen.sh
 次に./configureを実行します
$ ./configure --enable-maintainer-mode
 次にmakeを実行します
$ make
 できたファイルをインストールします
$ sudo make install
 エラーがないことを確認したら次に進みます。
 b)gtk+panda, libglade-panda
 a)のlibfixedと同様にgtk+panda,libgladeのソースファイルのあるディレク
トリに移動し,それぞれ同じ手順でautogen, configure make & make installを
実行します。
 c)libmondai
 libmondaiのソースファイルのあるディレクトリに移動し,autogen.shを実行
するところまでは同じ。configureのオプションを以下のように設定し実行しま
す。
$ ./configure --enable-maintainer-mode --with-xml2
 以下,make, make installは同じ手順。
 d)panda
 pandaのソースファイルのあるディレクトリに移動し,autogenを実行するとこ
ろまでは同じ。configureのオプションは以下のとおり。(一行で入力してください)
$ ./configure --with-opencobol --with-postgres --with-shell --with-ssl
-with-ipv6 --with-msgd
 makeした後,dbs, libs, dblibをインストールします。(以下入力)
$ make all
$ cd libs
$ sudo make install
$ cd ../dblib
$ sudo make install
$ cd ../dbstuff
$ sudo make install
 以上でコンパイルとインストール作業は終了です。/usr/local/sbin に dbs 
がインストールされています。
 dbdを定義した後,以下のように入力してdbsを起動します。
$ sudo -u orca /usr/local/sbin/dbs tbl_test
 MONTSUQI(panda)のバージョンがあがっていますので,対応させるために
DBSaccessor.javaも一部書き換えました。

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KOBAYASHI, Shinji <skoba@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>