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[ORCA-ANNOUNCE:00023] Unstable(0.9.20-1) 版パッケージのご提供アナウンス



/// 日医標準レセプトソフト 
      Unstable(0.9.20-1)版パッケージのご提供アナウンス ///

 お世話になっております、ORCAサポートセンターです。
日医標準レセプトソフト Unstable版パッケージのご提供アナウンスをさ
せて頂きます。

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(要注意)
データベーステーブル構造の変更について

(1)算定履歴テーブル(TBL_SANTEI)
   一般と労災保険を判別するため保険組合せ番号を追加した。
(2)レセプト明細テーブル(TBL_RECEPRT)
   診療年月と保険区分を追加した。
(3)ビューの再作成(VIEW_BD001,VIEW_BD002)
   テスト患者を除くようにした。

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* パッケージのアップグレードの前に
*
*  処理を行うまえにはバックアップをとることを推奨します。
*  バックアップの方法
*   kterm などから以下のコマンドを入力します。
*   $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名
*
**************************************************************

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今回の更新パッケージによる修正内容について


(0)労災保険対応について
  このパッケージより労災保険対応をしました。
  まだ、試験提供であることを前提にお使いください。
  なお、労災保険の請求書の出力はこのパッケージでは実装して
  いません。6月末の提供を予定しています。
  なお、後述する「マスタ更新データの提供について」で労災に
  関係するマスターを更新できます。
  ただし、保険番号マスタだけは次のように登録してください。

  業務メニューより
  「91 マスタ登録」→「104 保険番号マスタ」
  保険番号に"971" を入力しEnter キーを押す。
  有効年月日の開始は何も入力せずEnter キーを押す。(00000000)
  有効年月日の終了は何も入力せずEnter キーを押す。(99999999)
  「確定」を押す。
  制度名に"労災保険"を入力しEnter キーを押す。
  短縮制度名に"労災保険"を入力しEnter キーを押す。
  保険公費種別区分に「4 労災」を選択する。
  外来−負担区分に「2 患者負担なし」を選択する。
  入院−負担区分に「2 患者負担なし」を選択する。
  「登録」を押す。
  登録確認メッセージで「OK」を押す。

  保険番号マスタの登録は以上です。

(1)患者登録
  ・患者登録に労災保険の入力画面を追加した。労災入力画面の
   コメントに入力された内容が診療行為等の保険組合せ名称に
   付加される。
   ('指'を入力時、労災保険(指)で表示する)

(2)照会
  業務メニューの「13 照会」の機能を提供した。
  病名、診療行為の内容で対象患者を抽出することができる。
  また、その他にも名前、住所、生年月日、性別、診療日、最終
  受診日、年齢、保険番号などの条件を指定して患者抽出が行う
  ことができる。
  結果は画面とリスト出力を実装した。今後は、患者の基本的な
  情報を CSV形式のデータで書き出す機能を追加する。

(3)診療行為
  ・自動発生した再診料から初診料への変換で、小児科外来診療
   料の変換をしていなかったので、小児科外来診療料も変換で
   きるようにした。
  ・小児科外来診療料を算定した時、コメント(診療種別".990")
   の入力ができなかったので修正した。
  ・薬剤情報提供料を月2回目以降の入力時に、警告メッセージ
   を表示するが、薬剤情報提供料に入力コードが設定されてい
   る場合は、警告メッセージが表示され続けていたので、1回
   のみ表示するように修正した。
  ・画像診断で、CT,MRI等部位を入力しない場合、診療種
   別(".700")を入力せずに、月2回目の画像診断の手技料を
   入力した時、診療種別が設定されなかったので、正しい診療
   種別を設定するように修正した。
  ・病名の転帰情報から初診料・再診料を判定する時、転帰日が
   診療日と同じ時、初診料を算定していたので、同日は再診料
   を算定するように修正した。
  ・リハビリのチェックの見直しをした。
   同じ療法で、集団・個別療法を同一日に算定できていたので
   算定できないようにした。
   理学療法、言語聴覚療法、作業療法それぞれの(Ⅰ)から
   (Ⅳ)まで併せて1日の上限回数とする。月の上限も同様に
   (Ⅰ)から(Ⅳ)を併せた単位で逓減チェックを行うように
   した。
  ・訂正時に通常の診療内容を継続に変更した場合、継続になら
   なかったので訂正でも継続になるように修正した。但し、通
   常分か、確定分のない継続分のみ変更を可能とする。既に確
   定済みの診療がある時の履歴内容は変更できない。
  ・診療行為一覧の検索レスポンスを見直した。
  ・包括のある検査を入力した後に、自費(".950" ,".960")を
   入力した時、診察料の診療区分が自費になってしまうのを修
   正した。
  ・中途終了を行った場合、1つの剤が5剤以上になった時、剤
   を分けてしまっていたので正しい剤を作成するように修正し
   た。
  ・中途終了された診療行為を選択入力した時、中途終了時の診
   察料をそのまま表示していたが、再度選択された時の状態の
   診察料を自動算定して表示するように修正した。
   (中途終了された後、他科受診の診察を登録した場合など同
    日再診料へ自動で変換するようにした。)
  ・訂正で保険を変更した時、診察料に変更が生じる場合(一般
   から老人、健保から労災等)、診察料を自動で変換するよう
   に修正した。また、保険変更により、中途終了分のデータが
   存在していた場合、中途終了時の内容に変更するかの確認メ
   ッセージを表示するようにした。OKで、中途終了分と置換
   えるようにした。
  ・中途終了時に、処方せんを発行できるようにした。
   処方せんを発行できる時、中途終了選択時に確認メッセージ
   を表示する。
   F8:発行で処方せん印刷と登録を行う。
   F12:登録で登録のみを行う。
   F1:戻るで入力画面へ戻る。
   処方せんを発行する会計でない時は、確認メッセージは表示
   しないこととする。
  ・診療選択画面で、分散入力を「1:診察室入力」にした場合
   中途終了と同じ処理になる為、訂正処理をできないようにし
   た。
  ・病名に疾患区分の皮膚科特定疾患指導管理料の指定がある時、
   初期表示で診察料とともに、皮膚科特定疾患指導管理料を自
   動発生するようにした。皮膚科特定疾患指導管理料(1)と
   (2)が混在している時は、(1)の方を発生することとす
   る。
  ・診療行為で労災点数の算定ができるようにした。
   診察料の自動発生等を行う。労災の加算も自動で行うことと
   する。
   また、労災保険分の受診履歴は一覧表の受診日の後ろに(労)
   を表示するようにした。
  ・診療行為一覧のユーザーのリストボックスに「5:労災」を
   追加した。労災の診療コードのみを表示するようになる。

(4)診療録(カルテ)、処方せん
  ・カルテ、処方せんに労災保険の表示を行うようにした。保険
   者番号欄へ労災区分名と労災コメント(労災保険入力時)を、
   記号・番号欄へ交付番号等を印刷するようにした。

(5)病名
  ・自院病名コードを入力した時、病名・カルテ病名が入力でき
   るように修正した。
  ・同一病名が既に入力されている時、転帰が入力されていない
   時はエラーにする。
  ・自院病名の登録及び検索で、自院病名の最大表示数を400
   から700に変更した。

(6)会計照会
  ・受診履歴日を変更した時、収納のデータを変更してなかった
   ので、収納の診療日も変更するようにした。但し、診療日の
   みで入金日、請求額等の変更は行わないので、収納画面より
   変更することとする。

(7)レセプト
  ・保険変更後未訂正分については不明分出力するようにした。
  ・システム管理マスタ、管理コード2005で設定された区分
   より対象の診療科の傷病名のみ処理を行うように変更した。
  ・同一開始日、同一転帰区分、同一病名が複数あった場合一行
   のみ表示するようにした。主病名があれば、主病名として表
   示する。
  ・個別処理のとき同じ患者番号で複数診療月の処理ができるよ
   うにした。
  ・保険の履歴の開始日を診療年月以前のとき表示するようにし
   た。
  ・レセプト種別不明分(自費も含む)については請求管理への
   更新をしないようにした。
  ・社保分は総括表と同じ順で出力するようにした。

(8)総括
  ・処理結果画面に頁数を追加した。
  ・再印刷・情報削除ボタンを追加した。
  ・処理結果画面に「F11:状態」のボタンを追加した。
   「F1:戻る」で戻らなくても最新の処理の状態を表示する。
  ・総括チェックリスト(未請求患者一覧表改め)にレセプト種
   別不明分(自費も含む)を出力しないようにした。また、テ
   スト患者についても出力しないようにした。
  ・総括チェックリスト(未請求患者一覧表改め)に未請求分だ
   けでなく診療年月がちがうが請求年月が同一のものも総括の
   対象として表示する。
  ・総括表の集計結果が処理の順序や方法により誤った内容にな
   るためある程度処理の順番で影響がでないように見直しをし
   た。(4月分→3月分→4月分とか)

(9)日次統計
  ・処理結果画面を追加した。
  ・各帳票プログラムにジョブ管理テーブル及び帳票管理テーブ
   ルへの書き込みを行うようにした。

(10)月次統計
  ・処理結果画面を追加した。

(11)システム管理
  ・レセプト総括印刷情報
   レセプトの傷病名を受診科のみ印刷するか、全診療科分印刷
   するかの表示区分を追加した。
   設定していないときは、「0:受診科のみ」の表示となる。
  ・処方せんに麻薬施用者免許番号を表示するため管理コード1
   010:職員情報の中に該当の項目を追加した。

(12)点数マスタ
  ・処理結果画面に頁数を追加した。
  ・再印刷・情報削除ボタンを追加した。
  ・処理結果画面に「F11:状態」のボタンを追加した。
   「F1:戻る」で戻らなくても最新の処理の状態を表示する。

以上が主な内容となります。

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マスタ更新データの提供について

(1)点数マスタ(ORCAパッケージバージョン0.9.18-1以降)
   ・点数マスタの更新データを準備した。
    労災マスター(診療行為、特定器材、コメント)コードの追加を
    行う。
(2)システム管理マスタ(ORCAパッケージバージョン0.9.18-1以降)
   ・システム管理マスタの更新データを準備した。
    管理コード4001:労災医療機関情報を追加した。
    管理コード4002:労災損傷区分情報を追加した。

 ●マスタ更新について
  業務メニュー画面の「マスタ更新」を実行すると更新データをダウン
  ロードしてマスターの更新を行う。
  (処理時間の目安:マシンのスペックにもよりますがダウンロードが
   終了してから約 5分かかりました。
   CPU Pentium III 768MHz MEM 256MB)

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* 注意
*
*  処理を行うまえにはバックアップをとることを推奨します。
*  バックアップの方法
*   kterm などから以下のコマンドを入力します。
*   $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名
*
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ORCA 更新パッケージの提供について

パッケージファイル
orca_0.9.20-1_i386.deb
unstable からのダウンロードとなりますので
/etc/apt/sources.listのエントリを
ご確認下さい。

なお、パッケージの更新は wget に依存しております。
wget の有無を確認するには以下のコマンドを使います。
# dpkg -l wget
==省略==
||/ 名前
+++-=================
ii  wget
と表示されれば問題ありませんがそうでなければ
# apt-get install wget
でアップグレードの前にインストールを行ってください。

■パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
で更新できます。

パッケージ更新処理の途中で以下のメッセージが表示された場合について

orca (0.9.20-1) を設定しています ...

設定ファイル'/etc/init.d/monitor'
 ==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
 ==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在しま
す。
    どうしますか?以下の選択肢があります:
     Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
     N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
       D     : 両バージョンの差異を表示する
       Z     : この処理をバックグランドにし、状況を確認する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** monitor (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y

**************************
* "Y" を入力して置き換えるようにしてください。 *
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(注意)
ORCAパッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動しますが
サブプロセスが終了できずそのまま残る不具合があります。
更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリケーションが起動できま
す。

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ORCAサポートセンター
E-Mail:support@xxxxxxxxxxxxxx
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