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[orca-users:12394] Re: VirualBoxでのUbuntu運用
- To: orca-users@xxxxxxxxxxxxxx
- Subject: [orca-users:12394] Re: VirualBoxでのUbuntu運用
- From: "kmaruyam@xxxxxxxxxxxxxxx" <kmaruyam@xxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Fri, 10 Dec 2010 02:24:06 +0900
PCトータルサポートの丸山システムの丸山です。
On Fri, 10 Dec 2010 00:45:01 +0900, 伊藤 之一 wrote:
>
>
> VirtualBoxにUbuntuを入れて運用しています。しかし目的は異なっています。
> ご質問の内容は2台構成で同期を取っていて、ハードの1台に障害があった時に
> 早く(一時的、あるいは本格的に?)復旧するには復旧用のorcaがVirtualBox
> にある方が良いのでは?ということのようですが、それでは根本的に解決には
> ならないと思います。VirtualBoxでUbuntuを起動させるには当然その背景に
> 他のOSが起動していなければなりません。orca運用でリスクを背負って
> そんな手間を掛ける必要は無いと思います。
たしかにセキュリティや安定性で問題のあるWndowsを、ホストOSにするのはあまり
お奨めできません。しかしセキュリティや安定性に配慮し、いざというときの対策が
とれていれば(Backup等)Host OSとしてWindowsで使用するのも、よいと思います。
UNIX系OS(Mac OS Xも含めて)であれば、問題は少ないと思います。
OSが2重になるということは、確かに信頼性の面では不利です。
したがって常時、本番稼働させるというのは問題があるかもしれません。
最近の貸しサーバ業者では、サーバ専用の仮想環境を使い、複数のGest OSを動かす
のが当たり前になっています。
また大きな会社で、仮想環境によりサーバ統合を行い、運用費をおさえることが当た
り前に
なってきています。
サーバ業者や大きな会社では専用のサーバ環境(Networkや物理的な物も含め)や、
サーバを用いるので、このようなことが出来ますが、そろそろ個人や、小さなシステ
ムでも
仮想環境を考えるべき時期に来ていると思います。
1台のPCでClientとServer両方が同時に使えるというのは大きなメリットですし、
テスト環境や開発環境としてみた場合は非常に便利です。
仮想環境におけるGest OSのBackupはHost OSからは巨大な1ファイルにみえるため
Backupやコピー等が非常にラクで、他のPCにGest環境を移行するのも非常に簡単で
す。
ただし、UNIX系OSの場合仮想環境を整えたり,Kernelがバージョンアップしたとき、
Videoや、Host OSとGest OSでシームレスにマウスポインタなどを使用したり
簡単なHost OSとGest OSの共有フォルダー等を使用するためのUtility(専用
Driver)などのバージョンアップが必要な場合があり、スキルがないと使いこなしが
面倒です。
実際VMwareの場合KernelがVersion UpするたびにVMware ToolsをUpdateする
ことが必要です。
Mac OS Xの場合はVMware FusionやParells Desktop等は有料ですが、
Mac OS XでもVMware Playerを使うということも出来るようになって来たようです。
最近のMacはCPUがIntelのためHostOSとGest OSでCPUが違うことによるPerformance
の低下はなくなり、Performanceの低下はPPCのときほどありません。
Audio系やVideo系は仮想環境では場合により、Host OSに比べ大幅にPerformanceが
低下しますがServerであれば問題ないと思います。
最近のVMware Playerは仮想OSのInstallもできるので便利です。以前は、
VMware Serverや専用のInstall用のUtilityが必要でした。
また、MacOSX上でPCのOSをGest OSとして使う場合、キーボード配列が違うので
使い勝手が悪いということがありますが、キー配列マッピングのUtilityがあるよう
です。
WindowsやMac版はありますがLinuxでは自分でキー配列を変えるしかないと思います
が
物理的な相違があり完全には出来ないと思います。
Host OSで動かない物は(Driver等の問題で認識できていないもの)はGest OSで
使用できないばかりでなく、はじめからGest OSでは使えない物もあります。
CD-RやDVD-R、無線LAN等がそうです。すべての資源が使えるわけではないということ
に
注意する必要があります。しかしサーバであればそれほど問題はないと思います。
また、USBメモリや光学Drive,Floppy DriveはHost OSとGest OSで使用する場合は
いったん取りはすず必要があります。(物理的あるいは専用Utilityで)
仮想ソフトによっては、Geest OSによってはうまくInstall出来なかったり、上記
簡単なHost OSとGest OSの共有フォルダー等を使用するためのUtilityなどをInstall
するとGest OSの動作がおかしくなる場合があります。
以前のVMware Player上のCentOSがそうでした。VMware ToolsをInstallすると
マウスカーソルの動きがおかしくなり使い物になりませんでした。
あとで調べたところVMware Toolsの対応Kernel Versionのためだったようです。
またVirtualBoxではCentOSは正常に動作しませんでした。
VMwareの方が先行しておりメーカーがサポートしている分問題は少ないと思います。
UbuntsやDebianの場合はKernelが新しいので問題は少ないと思います。
私は仮想環境でも仮想FDのGrub Legacyででマルチブートをしています。他の仮想
Imageを後からMountすることも出来ると思います。
>ネットワークの問題もあり、
> VirtualBox内のorcaからはプリンターやクライアントとして他のマシンのorcaに
> 容易に接続できますが、他のマシンからはVirtualBox内のorcaに簡単には接続
> できません。
NAT接続であればそういうことがいえますが、Bridge接続でGestのNetwork構成を
おこなえば、外のNetwork(HostのNetworkと同じNetwork)になり、同じSegmentの
IPアドレスが設定できるので、双方向でアクセスできます。
よくはまるのは、Host OS,GestOS上のFiewwallで、ファイル共有等をblock
してしてしまっているため相手が見えないことに気づかないことがあります。
このような場合は、FirewallやVirus対策ソフトを双方で一時的にoffしてみることを
お奨めします。
一時的にoffして接続できれば、いったんFirewallやVirus対策ソフトをonに戻し
LAN内でファイル等の共有ができるように設定し直すが、FirewallやVirus対策ソフト
を変える必要があります。
常時SecurityをOffにするのはWindowsではとくに危険です。
>
> 私がVirtualBoxを使う理由は、1・windowsパソコン単体でorcaを試しに
> 使うことができる、2・運用中の薬剤在庫管理ソフトにwindowsパソコンから
> 接続できる、ことです。VirtualBoxを開くのはほとんど薬剤在庫管理ソフト
> 使用時だけですがとても重宝しています。
>
> 伊藤医院 伊藤之一
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