[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[orca-users:06188] Re: 日レセ パッケージ更新について



高橋@岩手衣川です。

On Sun, 22 Feb 04 18:01:45 +0900
 at [orca-users:06186] Re: 日レセ	 パッケージ更新について,
  KK <k-yui@xxxxxxxxxxxxxxxx> wrote:

>  dd if=/dev/hda of=/dev/hdb
> 
>  上述ではNo1:HDDからNo2:HDDへのドライブコピーです。
> 覚えておくと損はないでしょう。

うーん、ちょっと危険且つ無駄かも。

このやり方だと、基本的に2つのHDDが全く同じ型式のものでないと、
バックアップやリストアの時点で失敗するかもしれません。


どうせやるならば、

$ dpkg -l bzip2 | grep "bzip2"

として、

ii  bzip2          1.0.2-1        A high-quality block-sorting file compressor

等と、bzip2 コマンドがインストールされていることを確認した上で、
rootになった上で、

# dd if=/dev/hda | bzip2 > /some/backup/place/hda-backup.img

等とした方が容量の節約にもなりますし、異なった型式のHDDでもバックアップ、
リストアにかかる制限が低くなります。リストアするときは、同じくrootで

# bzcat /some/backup/place/hda-backup.img | dd of=/dev/hda

とすればよいだけです。

コマンドのオプションや、何を行っているのか? を理解せずに実行して
スペルミスなどで取り返しの付かないことになる可能性は無くなりませんが。


実際にddを用いてバックアップを行う際には、稼働中のシステム上から安全、
確実にバックアップをとることは難しいので、KNOPPIX等を用いて
バックアップを実施するのがよいでしょう。

KNOPPIX等を用いてのHDD丸ごとのバックアップを行う際に、外付けの
USBやFireWire(IEEE1394)接続のHDD等を利用することが可能なので、
バックアップ/リストアの時だけHDDを接続すれば良くなるので
内蔵固定HDDよりも取り回しが容易になります。

その際には、外付けHDDをファイルシステム上にマウントしての作業になるので、
バックアップ先のHDDにファイルシステムを作成しておかなければなりませんが、
開発版に挑戦されている方であれば、作業に特に問題はないかと思います。

バックアップ先が圧縮ファイルになるので、その気になればネットワーク上の
他のPCにバックアップイメージを保存することもできます。

しかし、USB1.1等の低速接続な機器をバックアップ先として使用すると、
データの転送がボトルネックになって、昨今の100GB overなHDDの
バックアップは時間的にちょっと耐えられないものになるかもしれません。
それと、HDDのDMA転送を有効にしておかないとHDDの読み書き速度が
悲しいほど遅くなることがあるので、hdparam等で確認、調整をした方が
良いかと思います。
# おすすめはFirewire接続のHDD♪

ddを使ったバックアップの注意点としては、
・バックアップ、リストアは同じ型式のHDDに対してのみ有効
・ディスク丸ごとのバックアップは簡単だけど、同じ型式のHDDにしか
 書き戻せない。
・パテーション単位のバックアップも可能だけど、全く同じ容量、ファイルシステム
 のパテーションにしか書き戻せない。
・コマンドのタイプミスの可能性が常につきまとう。
事ぐらいですかね?
# くれぐれも自己責任で...
--
Takahashi Katsunobu
mailto:xaren@xxxxxxxxxxxxxxxxx
下見れば吾に優りし者は無し、笠取りて見よ空の高さを。
# と言うか、本稼働中のシステムは致命的な欠陥がない限りそうそう
# 弄るものでは無いと思うし、リリースされたからと言って
# 事前試験はおろかバックアップもとらずに、いきなり
# 本稼働中のシステムに更新かけるのは、相当勇気のある方々
# かと......。自己責任でやるにしても、愚痴じゃなくて前向きな情報をcommit
# していかないと開発陣の意欲が萎え萎えになって、自分の首を絞めることに
# なるんではないかなぁ?