[orca-users:01124] Re: 電子カルテについて（長文です）

[Yoshinori Ariie <PBA00250@xxxxxxxxx>]

安陪先生、みなさま、こんにちは
有家＠松山記念病院＠XMLの森をさまよう毎日(^^;)です。

date: Tue, Jul 16, 2002 at 10:21:44AM +0900
from: 安陪隆明 <takaaki_abe@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
>
> 　ちなみにこれをどう表示させるかはブラウザごとに任せられている
> わけですが、大事なことは「修正しても(というか修正というよりも
> 追記ですが)以前の記録は消えない。いつどう修正されたかが記録上
> わかる」ということなのです。
> 　そしてこちらの方が、本来紙のカルテでも定められている
> 「修正するならば、以前に何が書いてあったかも、そしていつどう
> 修正したかもわかる」
> 　ということに合致しますので、そのように電子カルテは作られる
> のが望ましい、ということにもなります。
> (ちなみに上記はあくまでHTMLでの方法であって、実際の電子カルテ
> では、もっといろいろな方法をとることができるでしょう)

ご説明ありがとうございました。
私は電子カルテの実装技術の動向について何も知らないのですが
このあたりの考え方がよくわかりました。

半可通の推論ですが
記録日時の真正性、あるいは「いつ記録したか」を簡単に証明する方法としては
データが消せないデバイスを使う、というハードウェア的解決が最も低コストに
なるかと愚考しました。
FD/HD/MO/CD-RW/DVD-RW/DVD-RAM のような消去可能な記憶媒体は不適当
というか、使用しても良いけれども面倒なことになりそうなので
今ならDVD-R、将来的には追記型BDなどの記録媒体を使用するという選択でしょうか。

しかし
カルテは報道で取り沙汰されるような医事紛争の法的証拠としての側面よりも、本来
臨床的意思決定のための一次資料という直接的意義がありますので
それを実現するためのソフトウェアの開発が、医学的には、より本質的問題か
とも考えています。

# LinuxでのXML開発環境の構築を考えているのですが
# どなたか参考になる資料かサイトをご紹介いただけませんでしょうか。
# そろそろ、ORCAでの電子カルテ開発キットの仕様の概要が知りたい季節です..

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有家佳紀  Yoshinori Ariie