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[orca-tech:00682] Re: Debian GNU/Linux の,ノートへの対応について



武藤@Debianぷろじぇくとです。

正直、後半の政治的な話は「どうでもいい」ので、頭の部分にだけ。

At Mon, 9 Dec 2002 12:56:58 +0900,
Katsuhiko Ito, MD wrote:
> Woodyになってから,その時点で市販されているノートへのインストールの可否につ
> いては,potatoのころより悪くなっているように思います。当面の問題はオンボード
> のIntelチップにxfree86が追いつけない,というかwintelに妨害されているの
> かもしれませんけど。これに対してVineやredhat,turbolinuxは新しいビデオのパッ
> チやドライバを追加するなどの工夫があります。Debian GNU/Linuxはどうでしょう。

XFree86の現在開発段階のものではIntel統合チップへの対応はかなり進んでま
すよ。IntelはMicrosoftにべったり依存ということは避けようとしていますし
(コケたら終わりですからね)、XFree86のIntelチップ向けドライバはもちろん、
多くの部分の開発にIntelの技術者が協力しています。

VineやRedHatなどほかのディストリビューションで先進的なものが使えるのは
嬉しい、それはエンドユーザーの論理としてはわかります。ですから無理に
Debianを使えとは私はまったく言いません。

ただ、その一見華やかな「先進的なもの」も含め、各種アーキテクチャへのポー
ティングであるとか、ユーザーや開発の報告を基にしたバグフィクスといった
部分でDebianがどのような役割を果たしているのかについても、(少なくとも
-techでは)考えをめぐらせてもいいのではないかと思います。

実際、x86以外へのアーキテクチャポーティングは、ほとんどDebianの数人の
メンバーの双肩にかかってしまっているという状況のようです。

まぁ、「先進的」なものを使いたいのであれば、x86でのビルドは多くのテス
ターもいますし比較的stableなので、Debianのソースを基にCVSからdebパッケー
ジを作ればよい話。
-- 
武藤 健志@Debian/JPプロジェクト   (kmuto@xxxxxxxxxx, kmuto@xxxxxxxxxxxx)
           日本Linux協会           (kmuto@xxxxxxxxxxx)
           有限会社トップスタジオ  (kmuto@xxxxxxxxxxxxxxx)
URI: http://www.topstudio.co.jp/~kmuto/ (Debianな話題など)