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[ORCA-ANNOUNCE:00083] 日医標準レセプトソフト無床診療所版 1.0 の公開



ORCAサポートセンタです。

日医標準レセプトソフト 無床診療所版 1.0.0 パッケージを提供します。
今回の発表では、Debian GNU/Linux 2.2(potato)および 3.0(woody)の
両バージョンの同期提供となります。これらのバージョン間に機能上の
差異はありません。

以下の手順で更新してください。

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(要注意)
**************************************************************
■(1) データベーステーブル構造の変更

  ・患者情報テーブル(TBL_PTINF)
   バージョン0.9.39に於いて構造変更を行った時にインデック
   スを作成できていませんでした。今回のバージョン・アップでは
   氏名(idx_ptinf_name)
   カナ氏名(idx_ptinf_kananame)
   の2つを作成するようにしました。

   ただし、ユーザ自身によりインデックスを作成していた場合は、
   パッケージのアップグレードの際にエラーとなり正常に処理
   ができませんのでアップグレードの場合は事前に上記インデッ
   クスを削除してください。

■(2) 依存関係
このバージョンから下記のパッケージへの依存関係ができました。

nkf
libnkf-ruby
libuconv-ruby
libxml-parser-ruby

パッケージをインストール(アップグレード)したときに
パッケージがインストールされていないと出たら
# apt-get install (必要なパッケージ名)

でインストールしてください。

上記の依存関係のパッケージは、apt-get update に引き続き、
apt-get dist-upgrade を行えば自動でインストールされます。

なお、それぞれのパッケージの詳細については、Debian GNU/Linux関連サイト
http://www.jp.debian.org/distrib/packages
などを参照してください。

■(3) 再起動
ORCAパッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動しますが
サブプロセスが終了できずそのまま残る不具合があります。
更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリケーションが起動できます。 

■(4) テーブル構造変更の確認について
  業務メニュー画面の「マスタ更新」を実行するとデータベース
  の構造バージョンを確認できます。
 
  正常にアップグレード(インストール)が完了すると
  「構造ver(自)」及び「構造ver(ORCA)」の表示は
  「S-000942-1-20021209-1」
  になります。

**************************************************************
* パッケージのアップグレードの前に             *
*                              *
*  作業に先だって必ずバックアップをとることを推奨します。 *
*  バックアップの方法                   *
*   kterm などから以下のコマンドを入力します。      *
*   $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名      *
*                              *
**************************************************************

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今回提供パッケージにおける修正内容について

(1)患者登録
  ・公費で種別が老人保健の時、年齢指定があってもチェックを
   していなかったので、保険番号「027」老人保健以外の公費
   は年齢指定があったらチェックを行うように修正しました。
  ・低所得者の更新エラーメッセージが間違っていたので正しい
   メッセージを表示するように修正しました。
  ・入力履歴で受診科履歴の診療内容が表示されなかったので、
   表示するように修正しました。
  ・入力履歴の旧姓履歴内容の全角文字エラーの時、エラーメッ
   セージが表示されなかったので表示するように修正しました。

(2)診療行為
  ・電話再診を算定していて中途終了をした場合、再度、呼び出
   して表示を行うと再診料に置き換えていたので、電話再診の
   ままとするように修正しました。
  ・診療選択画面でカレンダーから日付を指定した時、設定され
   なかったので設定するように修正しました。
  ・包括項目検査の剤のなかにコメント入力があると項目数の内
   容に誤りとなる場合があるので包括項目剤の最後の検査名称
   に表示するように修正しました。
  ・慢性疼痛疾患管理料を算定した場合、算定履歴の初回算定日
   の設定を変更しました。
   新しく算定した初診料算定日と今回算定する慢性疼痛疾患管
   理料の算定日を考慮し慢性疼痛疾患管理料の初回算定日を決
   定する。
   ただし、診療日をさかのぼって入力した時、初回算定日が正し
   く編集されないことがある。
   (前回の初回算定日から今回診療日の間に初診料算定日があ
   り、さらに今回診療日よりも後に初診料算定日が存在する場
   合)。
  ・労災保険の時、外来管理加算の振替えを初診料算定時も行っ
   ていたので初診料算定時には行わないようにしました。
  ・労災保険の時、処置で労災加算が1.5倍のみ算定できる時
   四肢加算を「099509901」の加算なしへ変更できなかったの
   で修正しました。
  ・慢性疼痛疾患管理料を算定済みの時、4回目以降の再診料の
   振替えをした後で診療科を変更した時、低い点数のままにな
   ってしまっていたので、再度振替え確認のメッセージを表示
   するようにしました。
  ・慢性疼痛疾患管理料を算定した時に初回算定時より前の受診
   を訂正で表示すると、外来管理加算を削除していたので削除
   しないように修正しました。また、2回目以降の算定時に慢性疼
   痛疾患管理料を算定する前に受診があった時の外来管理加算
   は算定できないので、訂正で開いた時自動的に削除して表示
   するので必ず登録まで行うか会計照会で削除するようにして
   ください。
  ・禁忌情報チェックが年をまたがった時正しくチェックされな
   かったので正しい期間でチェックを行うように修正しました。
  ・中途終了をした時に電話再診を算定していた場合、再度、表
   示すると再診料へ置換えていたが電話再診のままとするよう
   にしました。

(3)病名登録
  ・2番目以降の病名コード欄に単独禁止病名コードのみを入力
   したときエラーメッセージが正しくなかったので修正しました。

(4)会計照会
  ・「前月」ボタン(F6)を押した時、診療行為内容が変わっ
   ていなかったので前月分の内容を表示するように修正しました。
  ・剤の回数変更で回数をゼロとした時、受診履歴内容がおかし
   くなることがあったので正しい処理を行うように修正しました。

(5)レセプト
  ・酸素吸入など酸素を使用した場合、摘要欄に酸素の単価につ
   いて記載が漏れていたので表示するように修正しました。
  ・退職者国保の3歳未満患者のレセプトにおいて右上段の給付
   割合欄に「8割」でなく「7割」と表示していたので正しい
   割合を表示するように修正しました。
  ・生活保護単独のレセプトに薬剤一部負担金が表示されるいた
   ので表示しないようにしました。
   マスタ更新業務により保険番号マスタの保険番号「012」
   生活保護の「薬剤負担区分」の「3」を「0 使用しない」
   に変更する更新データを提供しました。
  ・同時複数診療科受診の場合、摘要欄に受診日と受診診療科を
   表示するようにしました。
  ・高齢者の在宅総合診療料などの一部負担金上限額がある場合
   で一部負担金記載の( )書きは一部負担金相当額の一部を
   公費が給付するときに限り表示を行うように修正しました。

   ※改善・不具合等対応概要を参照してください。。

(6)総括表
  ・社保の請求書で前期高齢者の共済組合が集計から漏れていた
   ので集計するように修正しました。

(7)点数マスタ
  ・点数マスタリストで「コメント」マスタを選択して印刷が行
   えるようにしました。

(8)その他
  ・今回のパッケージよりCLAIM接続機能を搭載しました。
   ただし、基本的な設定を画面から行えるようにしただけで通信、
   パースの部分はrubyにより実装しています(従来のテス
   ト版と同様の仕様)
   CLAIM接続を行わない医療機関でシステム管理マスタの
   「CLAIM接続情報」の設定を行うと受付処理や患者登録
   処理を行った場合に不要な処理が流れますのでご注意くださ
   い。なお、今回の使用しているインスタンスのバージョンは以
   下のとおりです。
   MML・・・・Version2.3
   CLAIM・・・Version 2.1 Type B

以上がバージョン・アップ内容です。

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マスタ更新データの提供について

(1)保険番号マスタ
   生活保護の薬剤負担区分を「使用しない」に変更しました。

(2)一般老人置き換えマスタ
   点数マスタで一般のみあるいは老人保健のみ算定可能の
   マスタを該当しない患者に入力した場合に同様の診療行
   為コードに振り替えるためのものです。
   ※内容の添付ファイル(PDF)を参照してください。

(3)点数マスタ(医薬品マスタ)
   点数マスタの更新データを提供しました。
   平成14年12月 6日告示の対応を行いました。
   更新データレコード件数: 14件です。
   オリジナルデータは以下のURLをご参照下さい。
   http://www1.iryohoken.ne.jp/info.html

 ●マスタ更新について
  業務メニュー画面の「マスタ更新」を実行すると更新データをダウン
  ロードしてマスタの更新を行ってください。
  更新が完了すると
  「レコードver(自)」及び「レコードver(ORCA)」の表示は
  「R-000941-1-20021206-1」
  になります。

**************************************************************
* 注意                           *
*                              *
* 1)パッケージをインストール/更新しただけでは点数マスタ *
*   は更新されません。必ず業務メニュー画面より「マスタ更 *
*   新」を行ってください。                *
*                              *
* 2)作業に先だって必ずバックアップをとることを推奨します。*
*   バックアップの方法                  *
*    ktermなどから以下のコマンドを入力します。      *
*    $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名     *
*                              *
**************************************************************

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potato版 ORCA 更新パッケージの提供について

平成14年12月10日にORCAの更新パッケージをアップロードしました。
パッケージファイル
orca_1.0.0-1_i386.deb
unstable からのダウンロードとなりますので
/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。

deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/packages/debian unstable/orca main

パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
で更新できます。

パッケージ更新処理の途中で以下のメッセージが表示された場合について

orca (1.0.0-1) を設定しています ...

設定ファイル'/etc/init.d/monitor'
 ==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
 ==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在します。
    どうしますか?以下の選択肢があります:
     Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
     N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
       D     : 両バージョンの差異を表示する
       Z     : この処理をバックグランドにし、状況を確認する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** monitor (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y

**************************
* "Y" を入力して置き換えるようにしてください。 *
**************************
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woody版 JMA-RECEIPT 更新パッケージの提供について

平成14年12月10日にORCAの更新パッケージをアップロードしました。
パッケージファイル
orca_1.0.0-1_i386.deb
をダウンロードするために
/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。

deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/debian woody jma

パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
で更新できます。

パッケージ更新処理の途中で以下のメッセージが表示された場合について

orca (1.0.0-1) を設定しています ...

設定ファイル'/etc/init.d/monitor'
 ==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
 ==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在します。
    どうしますか?以下の選択肢があります:
     Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
     N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
       D     : 両バージョンの差異を表示する
       Z     : この処理をバックグランドにし、状況を確認する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** monitor (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y

**************************
* "Y" を入力して置き換えるようにしてください。 *
**************************

==================================================================

よろしくお願いします。