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[ORCA-ANNOUNCE:00082] 日医標準レセプトソフト 0.9.40 パッケージのご提供アナウンス



ORCAサポートセンタです。

日医標準レセプトソフトのパッケージを2つ提供します。
10月改正後に未対応であった高齢者の船員
保険等への対応、ならびに1.0リリースに向けた
準備を兼ねて作業中のものです。

バージョンは 0.9.40-1 Debian GNU/Linux(potato版およびwoody版)
となります。

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(要注意)

(1)データベーステーブル構造の変更

  ・患者入院履歴(TBL_PTNYUINRRK)
   入院対応版と同期を合わせるためテーブルを追加します。
  ・入院会計(TBL_NYUINACCT)
   入院対応版と同期を合わせるためテーブルを追加します。
  ・入院診療行為(TBL_NYUINACT)
   入院対応版と同期を合わせるためテーブルを追加します。
  ・入院基本料(TBL_NYUINKHN)
   入院対応版と同期を合わせるためテーブルを追加します。
  ・患者他院歴付加情報(TBL_PTTAINFUKA)
   入院対応版と同期を合わせるためテーブルを追加します。
  ・受診履歴(TBL_JYURRK)
   入外区分の項目を追加しました。
  ・患者情報(TBL_PTINF)
   入院履歴番号の項目を追加しました。
   入院履歴枝番号の項目を追加しました。

  ・収納情報(TBL_SYUNOU)
   室料差額の項目を追加しました。
   食事関係の項目を追加しました。
   診療フラグ領域を追加しました。

**************************************************************
* パッケージのアップグレードの前に             *
*                              *
*  作業を行う前に必ずバックアップをおこなってください。  *
*  バックアップの方法                   *
*   kterm などから以下のコマンドを入力します。      *
*   $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名      *
*                              *
**************************************************************

 ●テーブル構造変更の確認について
  業務メニュー画面の「マスタ更新」を実行するとデータベース
  の構造バージョンを確認できます。
 
  正常にアップグレード(インストール)が完了すると
  「構造ver(自)」及び「構造ver(ORCA)」の表示は
  「S-000939-1-20021105-9」
  になります。

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今回提供パッケージにおける修正内容について

(1)患者登録
  ・前期高齢者で船員保険又は共済組合の時職務上の扱いの対応
   を行った。
  ・共済保険の下船3月を追加した。
   一般の時の補助区分
    空白:なし
      2:下船3月
   前期高齢者の時の補助区分
      8:2割
      9:1割
      B:1割下船
      E:2割下船
   とする。前期高齢者の時の初期値は「9:1割」とする。

   ※詳細については後日、平成14年10月診療報酬改定(追補1)を
    公式サイトに掲載します。

(2)診療行為
  ・初診料、再診料の算定ダミーコードを追加した。
   初診料ダミー(099110001)
   再診料ダミー(099120001)
   診察料の代りに入力するコードであるので点数を算定する診
   察料のコードと混在入力はできない。

   目的は各検診から続いての保険診療の場合に診察料が算定で
   きない場合等に使用する。

   集団検診から(820000003)
   老人検診から(820000004)
   学校検診から(820000005)
   健康診断から(820000006)
   上記の各コメントを初診、再診の診療種別とともに入力した
   時ダミーの診察料を自動発生して初期表示されている診察料
   を削除する。
   .110
   820000003  集団検診から
   099110001  初診料DUMMY  …  自動発生する
   又は
   .120
   820000003  集団検診から
   099120001  再診料DUMMY  …  自動発生する

   ダミーの診察料を単独で入力した場合も他の診察料を自動で
   削除する。

   099120001   再診料DUMMY
   .990             コメント
   820000003   集団検診から

   ※後日、改善・不具合等対応の概要を公式サイトに掲載します。

  ・診察料を算定しない時で他科受診、他保険にて算定済み、検
   診から等の時、労災又は自賠責保険で外来管理加算の読み替
   え加算が生じる時、外来管理加算のみ自動発生するようにし
   た。
  ・中途終了の状態の患者を呼びだし診療内容を表示する時、時
   間外加算が表示されなかったので時間外を表示するように修
   正した。併せて、約束セットの表示も行っていなかったので
   修正した。
  ・請求確認画面で診療種別毎の自費欄に診療種別区分「.960」
   の消費税が計算されてなかったので正しい値を表示するよう
   にした。併せて、請求書も変更した。
  ・診療選択画面の各入力フィールドで ENTER キーでの確定を
   不要とした。(ただし患者番号は必ず、患者番号欄でENTERを
   押さないとすすまない)
  ・自賠責の場合の特定器材(例えばポリネックなど)のコード
   範囲を設定した。
   診療行為コード「095930000 」〜「095939999 」の範囲で、
   自賠責の場合の算定はその他の金額扱いとなる。(文書料や
   証明書と同様。)
  ・画像診断で点滴手技、静脈注射手技を算定する時、画像診断
   では算定できなかったので、診療種別区分「731 造影剤・
   注入手技(点滴)」を使用するようにした。
   「.731」を入力した後の手技料はすべて画像診断の診療種別
   で算定するので別の診療区分を入力する時は、診療種別を入
   力するか回数を入力して剤を分ける必要がある。また、点滴
   手技料を入力した時の同時算定チェックを追加した。
  ・労災、自賠責の手術加算「101500080 手指の傷病
   に係る回復指導加算」を労災四肢加算のある手術で算定した
   時、労災四肢加算をしていたのでしないように修正した。
  ・10月改正による一部負担金の計算方法を変更した。
   老人及び前期高齢者の公費併用に係る計算で個人負担額の上
   限を設定していなかったので12000円(患者が実際に負
   担した額)を上限とした。
  ・10月改正による一部負担金の計算方法を変更した。
   老人及び前期高齢者の在宅総合・在宅末期算定患者に係る計
   算で公費が負担する部分も含めた金額で各上限の計算を行っ
   ていたので患者が実際に負担した額(公費併用に係る患者負
   担を含む)で各上限の計算をするようにした。

(3)レセプト
  ・検診よりの保険診療の場合摘要欄にコメントを表示するよう
   にした。
  ・電話再診料を算定した場合摘要欄に回数のコメントを表示す
   るようにした。
  ・同日再診料を算定した場合摘要欄に回数のコメントを表示す
   るようにした。
  ・初診料の加算項目(時間による加算を除く)を摘要欄に表示
   するようにした。

   ※後日、改善・不具合等対応の概要を公式サイトに掲載します。

(4)データチェック
  ・「患者氏名・患者病名」で半角文字と全角文字の混在チェッ
   クを行っていたが半角文字のみもチェックするようにした。

(5)システム管理
  ・インターフェイス改善
   各入力フィールドで ENTER キーでの確定を不要とした。
  ・「チェック機能制御情報」で、対象のシステム管理データが
   存在しない時、外来管理加算チェックの初期表示をしてなか
   ったので表示をするようにした。
  ・「職員情報」で、診療科目情報が5件以上存在した時エラー
   となっていたので正しく処理をするようにした。

  ・国民健康保険ので県外保険者の場合保険者番号により県内扱
   いできるように設定する画面を追加した。
   「管理コード:1033」県内扱い保険者情報
   で該当する保険者番号を入力する。
   これによりレセプト及び請求書で県外保険者であっても県内
   扱いで作成できる。

(6)チェックマスタ
  ・インターフェイス改善
   各入力フィールドで ENTER キーでの確定を不要とした。
  ・選択画面で診療コードの選択を診療コード項目への直接入力
   ができるようにした。
  ・入力コード、全角入力ができるようにした。
  ・チェックマスタ更新画面で削除分の名称が表示されてなかっ
   たので、前に「★削除済★」を編集して名称を表示するよう
   にした。

(7)その他
  ・画面入力の日付変換チェックで和暦形式により8桁で入力し
   た場合でもエラーとならず8桁の西暦として変換していたの
   でエラーとするようにした。

が主な内容です。

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マスタ更新データの提供について

(1)一般老人置換えマスタ
   入院料関係マスタを追加をした。

(2)システム管理マスタ
   入院料関係マスタを追加をした。

(3)点数マスタ
   ・入院関係マスタを追加をした。
   ・システム予約マスタの追加変更をした。
    099120001:再診料(DUMMY)を追加

 ●マスタ更新について
  業務メニュー画面の「マスタ更新」を実行すると更新データをダウン
  ロードしてマスタの更新を行います。
  (処理時間の目安:マシンのスペックにもよりますがダウンロードが
   終了してから約nn分かかりました。
   CPU Pentium III 768MHz MEM 256MB)

  更新が完了すると
  「レコードver(自)」及び「レコードver(ORCA)」の表示は
  「R-000940-1-20021125-1」
  になります。

**************************************************************
* 注意                           *
*                              *
* 1)パッケージをインストール/更新しただけでは点数マスタ *
*   は更新されません。必ず業務メニュー画面より「マスタ更 *
*   新」を行ってください。                *
*                              *
* 2)作業を行うまえにはバックアップをとることを推奨します。*
*   バックアップの方法                  *
*    ktermなどから以下のコマンドを入力します。      *
*    $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名     *
*                              *
**************************************************************

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■ potato版 日医標準レセプトソフト 更新パッケージの提供について

11月29日にpotato版の更新パッケージをアップロードしました。
パッケージファイル
orca_0.9.40-1_i386.deb
unstable からのダウンロードとなりますので
/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。

deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/packages/debian unstable/orca main

パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
で更新できます。

パッケージ更新処理の途中で以下のメッセージが表示された場合について

orca (0.9.40-1) を設定しています ...

設定ファイル'/etc/init.d/monitor'
 ==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
 ==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在します。
    どうしますか?以下の選択肢があります:
     Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
     N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
       D     : 両バージョンの差異を表示する
       Z     : この処理をバックグランドにし、状況を確認する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** monitor (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y

**************************
* "Y" を入力して置き換えるようにしてください。 *
**************************


(注意)
ORCAパッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動しますが
サブプロセスが終了できずそのまま残る不具合があります。
更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリケーションが起動できます。

=======================================================
■ woody版 日医標準レセプトソフト 更新パッケージの提供について

11月29日にwoody版の更新パッケージをアップロードしました。
パッケージファイル
woody / jma-receipt_0.9.40-1+0jma1_i386.deb

/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。

deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/debian woody jma

パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get upgrade
で更新できます。

パッケージ更新処理の途中で以下のメッセージが表示された場合について

orca (0.9.40-1) を設定しています ...

設定ファイル'/etc/init.d/monitor'
 ==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
 ==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在します。
    どうしますか?以下の選択肢があります:
     Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
     N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
       D     : 両バージョンの差異を表示する
       Z     : この処理をバックグランドにし、状況を確認する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** monitor (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y

**************************
* "Y" を入力して置き換えるようにしてください。 *
**************************


(注意)
ORCAパッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動しますが
サブプロセスが終了できずそのまま残る不具合があります。
更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリケーションが起動できます。

woody版ORCAパッケージは同一バージョンのpotato版ORCAパッケージと同一の内容と
なっております。ただしパッケージ名及び配布場所が違うため、apt-getでインス
トール
するときの方法がpotato版とは異なっております。

マスタデータの更新に関しては potato版と同じようにして更新をおこなってくださ
い。

よろしくお願いします。

--
ORCAサポートセンタ
  support@xxxxxxxxxxxxxx
  http://www.orca.med.or.jp/