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[ORCA-ANNOUNCE:00077] 日医標準レセプトソフト Unstable 版 (0.9.38-3) パッケージのご提供アナウンス
- To: orca-announce@xxxxxxxxxxxxxx
- Subject: [ORCA-ANNOUNCE:00077] 日医標準レセプトソフト Unstable 版 (0.9.38-3) パッケージのご提供アナウンス
- From: orca-announce@xxxxxxxxxxxxxx
- Date: Wed, 20 Nov 2002 18:45:21 +0900
ORCAサポートセンタです。いつもお世話になっております。
日医標準レセプトソフトのパッケージ提供を行います。
今回提供するバージョンは 0.9.38-3 となります。
日医標準レセプトソフトとしてはじめてのpotato版、woody版のバージョン同期リリース
となります。
■パッケージの目的
現在(平成14年11月19日時点)で提供バージョンは以下のように
なっていました。
potato 版 orca 0.9.38-2
woody 版 jma-receipt 0.9.38-1
今回のパッケージリリースはpotato版とwoody版のバージョンの同期を
合わせることとパッケージを出した後で提供したパッチを吸収
して提供することを主眼としたものです。
よって、すでにパッチを個別に吸収した医療機関においては
パッケージアップグレードをする必要はありません。
次にパッケージの内容を、potato版、woody版それぞれについて説明します。
//// 共通注意事項 ////
(要注意)
■ データベーステーブル構造の変更
特にありません。
**************************************************************
* パッケージのアップグレードの前に *
* *
* 作業に先だって、バックアップをとることを推奨します。 *
* バックアップの方法 *
* kterm などから以下のコマンドを入力します。 *
* $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名 *
* *
**************************************************************
■ 0.9.38-3の既知の問題点と当面の回避方法(次回以降の版で対応予定)
システム管理1008チェック機能制御で、外来管理加算のチェック候補が
空白のままである。
1008チェック機能制御を選択後、登録[F12]操作をしてください。
その後、再度、1008チェック機能制御を選択していただくと
表示されるようになります。
=======================================================
//// potao版 (orca) ////
バージョン0.9.38-2より吸収したパッチについて
■ 1.約束処方(薬剤セット)関連不具合
約束処方(薬剤セット)を使用して診療行為を入力すると、
レセプト点数欄の表示で「20投薬」欄の
”21 内服薬剤 ・ 内服調剤 欄の記載が正しくされない
場合がある。
■ 2.薬剤マスターの禁忌チェック不具合
診療行為入力において
特定疾患処方管理加算が自動発生される場合、且つ
入力した医薬品が併用禁忌チェックにかかる場合に
診療行為の登録ができず元の入力画面に戻ってしまう。
■ 3.薬剤情報提供料の2回目入力
診療行為入力において
薬剤情報提供料の2回目を文字入力により検索した場合に
警告メッセージを表示するが、行為入力画面に選択した結果が
反映されずに入力文字がそのまま残ってしまう。
■ 4.乳幼児の誕生月判定の不具合(患者負担割合)
診療月が4歳の誕生月の場合に患者負担割合が2割になる
ことがある(本来は3割)。
■ 5.70歳誕生月の判定の不具合(薬剤一部負担金)
診療月が70歳の誕生月の場合に誕生日が当月2日以降の
場合でも薬剤一部負担金の徴収が免除されていた(本来は
翌月から免除)。
■ インストール方法
11月20日にORCAの更新パッケージをアップロードしました。
パッケージファイル
orca_0.9.38-3_i386.deb
unstable からのダウンロードとなりますので
/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。
deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/packages/debian unstable/orca main
パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
で更新できます。
パッケージ更新処理の途中で以下のメッセージが表示された場合について
orca (0.9.38-3) を設定しています ...
設定ファイル'/etc/init.d/monitor'
==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在します。
どうしますか?以下の選択肢があります:
Y か I : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
N か O : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
D : 両バージョンの差異を表示する
Z : この処理をバックグランドにし、状況を確認する
デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** monitor (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y
**************************
* "Y" を入力して置き換えるようにしてください。 *
**************************
(注意)
ORCAパッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動しますが
サブプロセスが終了できずそのまま残る不具合があります。
更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリケーションが起動できます。
//// woody版 (jma-receipt) ////
ここでは、バージョン0.9.38-1より0.9.38-2への変更内容を再掲し、パッチの
累積情報を後述します。
(1)患者登録
・負担者番号及び受給者番号に数字以外の任意の文字列を入力
できるようにしました。
負担者番号は全角文字で4文字まで受給者番号は全角文字で
10文字まで入力できます。
なお、負担者番号と受給者番号に全角文字を入力する場合は
保険番号マスタの検証番号チェック区分又は受給者検証番号
チェック区分に「2 チェックしない」を設定して下さい。
・診療録(カルテ)の負担者番号及び受給者番号に数字以外の
文字を表示できるようにしました。
(2)診療行為
・外来管理加算の自動発生について後述するシステム管理マス
タで「2:自動発生なし」を設定をすることにより次の挙動
ができるようにしました。
患者を呼びだして自動発生した外来管理加算を削除するとそ
の会計が終了するまで2度と外来管理加算は自動発生をしな
いようになる。なお、その状態で改めて算定する場合は手入
力をすることで算定は可能である。
(注意)この設定を行っていても中途終了で一旦登録を行い
再度、当該患者を呼びだした場合は外来管理加算を
自動発生する。
・処方せんの負担者番号及び受給者番号に数字以外の文字を表
示できるようにしました。
(3)レセプト
・慢性疼痛疾患管理料を算定した場合算定日の表示を行っていまし
たが、初回に算定した診療年月分のレセプトにのみ表示を行うよう
に変更しました。
・負担者番号及び受給者番号に数字以外の文字を表示できるよ
うにしました。
(4)システム管理
・「1008 チェック機能制御」の「外来管理加算チェック」
に「2:自動発生なし」を設定できるようにしました。
■woody版への累積パッチの組み込み
この修正内容に対しさらにpotato版同様に
バージョン0.9.38-2より吸収したパッチについて
1. 約束処方(薬剤セット)関連不具合
2. 薬剤マスターの禁忌チェック不具合
3. 薬剤情報提供料の2回目入力
4. 乳幼児の誕生月判定の不具合(患者負担割合)
5. 70歳誕生月の判定の不具合(薬剤一部負担金)
を含んだ内容となっています。
■ORCA 更新パッケージの提供について
11月20日にORCAの更新パッケージをアップロードしました。
パッケージファイル
orca_0.9.38-3_i386.deb
unstable からのダウンロードとなりますので
/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。
deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/debian woody jma
deb-src ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/debian woody jma
パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get upgrade
で更新できます。
パッケージ更新処理の途中で以下のメッセージが表示された場合について
orca (0.9.38-3) を設定しています ...
設定ファイル'/etc/init.d/monitor'
==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在します。
どうしますか?以下の選択肢があります:
Y か I : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
N か O : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
D : 両バージョンの差異を表示する
Z : この処理をバックグランドにし、状況を確認する
デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** monitor (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y
**************************
* "Y" を入力して置き換えるようにしてください。 *
**************************
(注意)
ORCAパッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動しますが
サブプロセスが終了できずそのまま残る不具合があります。
更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリケーションが起動できます。
woody版ORCAパッケージは同一バージョンのpotato版ORCAパッケージと同一の内容と
なっております。ただしパッケージ名及び配布場所が違うため、apt-getでインストール
するときの方法がpotato版とは異なっております。
今後とも、よろしくお願いいたします。
--
ORCAサポートセンタ
support@xxxxxxxxxxxxxx
http://www.orca.med.or.jp/