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[orca-users:15016] Re: ORCA連動の電子カルテについて



猪股弘明先生
OpenDolphinにバックアップ機能を追加されたとのこと、すごいです。

CLIUSは画像のインライン展開はもちろん、フォント属性の変更もできません。
フォントサイズだけでも変えられると便利なんですがね。Macアプリ版からブラウザ版
に切りかえた時、見た目の差が大きく、フォント属性を変えたくなりました。


> ブラウザで閲覧できるというのは良いですね。
> OpenDolphin でもできないか気になってましたが、今日、隙間時間ついて
> かちゃかちゃやってたら、意外に簡単にできました。
> このML、イメージ添付はできないので、私のツィで恐縮ですが
> https://twitter.com/H_Inomata/status/1528312647464079360
> のようにフォント属性(色・大きさ・太字・斜字・下線)や画像(とその貼付
> 位置)も
> 正しく抜いてきてくれたようです。
> 
> 噂に聞くにCLIUSは画像などがブラウザ画面上でインライン展開できないとか。
> さすがに文字属性は変えられますよね?
> この手の機能や音声・動画などの取り扱いは、ブラウザ型の方が実装が容易な
> ような気がするんですが、意外に実現できているプロダクツがないような。
> 
> 
> 猪股弘明
> 
> 2021年12月31日(金) 12:04 Hiroaki Inomata <inomatah0612@xxxxxxxxx>:
>> 
>> Horos や OsiriX の話題が出てきたので、一言。
>> 
>> 私も Horos をカスタマイズして、HorliX (ホーリックス)という名称で公
>> 開しています。
>> https://phazor.jp/?page_id=486
>> (全体的な説明は https://phazor.info/HorliX-J/ で)
>> 
>> OsiriX が「個人では」使いにくくなってきたので、Horos を使い始め、
>> そのうち改変したソースコードなども Horos プロジェクトに送る
>> ようになりました。
>> 
>> 例えば、Horos でROIを使うとき、使う毎にその描画色がくるくると変化すると
>> 思いますが、その元になったコードは私が送ってます。
>> いわゆる ROI-color-rotation-UI というやつです。
>> このときの改変のやり取りは今でも残ってますね。
>> https://github.com/horosproject/horos/issues/342
>> 
>> ここら辺までは、Horos と協調していたんですが、当時(2018年)課題に
>> なっていた 64bit 対応がもたもたしていたことや彼らが若干「やりすぎ」て
>> しまうところが気になって、結局、独立してしまいました。
>> 
>> 「やりすぎ」というのは、具体的には、ROI-color-rotation-UI でいうと
>> 彼らは記録時のファーマットまで改変してしまってます。
>> ROI を XXXX.roi のようなファイルを書き出したとき、色情報まで入れ込ん
>> じゃって
>> いるので、互換性が崩れちゃってるんですよ。
>> 上であげた github issues 上での議論を見てもらえればわかると思いますが、
>> 元々は「ROI の描画色が単色だと視認性が良くないので、マルチカラーを扱える
>> ようにしたい」というかなりシンプルで(おそらく有用な)ユーザーさんからの
>> 指摘から始まってます。
>> 私も色が変わるのは便利だなと思いますが、記録するほどのことでもないと
>> 思い、Horosの改変は取り込みませんでした。
>> 「やりすぎ」と感じるのは、こういった点です。
>> 
>> 他には、クラウドの機能も使わないので、ここら辺はバッサリ切ってます。
>> 
>> 
>> なお、HorliX に関しては arm (M1) 対応もちょいちょい進めてます。
>> https://forum.dcmtk.org/viewtopic.php?t=5048
>> なかなか時間が取れず、作業があまり進展してないんですが。
>> 
>> 
>> 
>> 猪股弘明
>> 精神科医(精神保健指定医)
>> 
>> 2021年12月22日(水) 18:10 AMEMIYA Shuji <ame@xxxxxxxxxxxxxxx>:
>>> 
>>> 内科の開業医です。
>>> 昨春からCLIUSを使っています。
>>> カルテデータのローカルバックアップができることを初めて知り行ってみました。
>>> サポートに聞くとPDFのリンクを送ってくれました。Macの場合コマンドラインで
>>> Homebrew、jqをインストールした上で、CLIUS Connectをインストールします。
>>> いくつかの設定をし、バックアップ作成には3時間強かかりました。ブラウザで
>>> 閲覧します。
>>> 昨日のようにクラウドORCAがトラブった時などカルテ記載や検査データ
>>> 処方内容が確認できて便利です。データの互換性があれば他の電子カルテ
>>> への移行も楽になるでしょうね。
>>> CLIUSはコスパが良くインターフェースもすっきりして気に入っています。
>>> Mac版はメンテナンスモードに入ってしまい、進化はブラウザ版のみになったのが
>>> ちょっと残念ですが。
>>> 
>>> Osirixは試用版でずっと使っていましたが(たぶんいけないのでしょう)あまりに
>>> サブスクを迫られるので最近はHorosを使っています。Osirixに似たイン
>>> ターフェース
>>> です。他院で撮ってもらったCT,MRIのデータを読むには十分です。
>>> 
>>> 山崎先生貴重な情報をありがとうございました。
>>> 
>>> On Mon, 20 Dec 2021 08:51:31 +0000 (UTC), kentaro yamasaki wrote:
>>>> MLの皆様初めまして、山崎産婦人科の山崎健太郎と申します。
>>>> メーリングリストを使うのは久しぶりで、MLの作法などはさっぱりなので、読
>>>> みにくい点などあればご指摘いただければ幸いです。
>>>> 
>>>> ORCA連動の電子カルテについてですが、現在私はCLIUSを試しているので、そ
>>>> ちらの話を投稿させていただきます。
>>>> CLIUSを知ったきっかけは、東京の大橋克洋先生が開発された電子カルテを
>>>> 使っている縁で、大橋先生がCLIUSの技術顧問に就任された時に教えていただ
>>>> いたことがきっかけです。
>>>> 
>>>> 私は現在は大橋先生の電子カルテを使っておりますが、同時にCLIUSのユー
>>>> ザーにもなって、試用しながら要望を出しているところです。
>>>> その中で、CLIUSの良いと感じられるところを挙げておきます。
>>>> 
>>>> ◦ 自院のパソコンにバックアップが可能な点
>>>>   これを一番要望しており、今年実現しました。PDFファイルでのカルテバッ
>>>> クアップはよくあるのですが、CLIUSは自院のパソコンにJSONでバックアップ
>>>> が取れるので、カルテデータを人質に取られる懸念が少ないです。
>>>> 
>>>> ◦ 経済的
>>>>   Web予約機能やオンライン診療機能(使っていませんが..)なども含まれて
>>>> います。何より驚いたのが、ジョブカンの使用料が無料になるキャンペーンを
>>>> 行っていることです。当院でタイムレコーダーを使っての勤怠管理や給与計算
>>>> をジョブカンで行っているので、CLIUSを実際に使っていないくても、ジョブ
>>>> カンの費用分の元が取れています。
>>>> 
>>>> ◦ 要望に応じてくれる土壌があると思われる
>>>>   私以外のユーザーがどのような要望を出しており、どれぐらいのスピード感
>>>> かははっきりしないのですが、自分が要望していたバックアップ機能や一部有
>>>> 料機能であったものの無償化などが実現し、比較的に要望に応えてくれる運営
>>>> なのではと期待しています。
>>>> 
>>>> 細かい所は気に入らない点も多数あるのですが、クラウド型の電子カルテは機
>>>> 能的に似たり寄ったりで大差ないと思っているので、上記のメリットを損なう
>>>> 大きなデメリットは今の所見つけていません。強いてあげるなら、クラウド
>>>> ORCA必須な所で、私もオンプレからクラウドに変えた時は心配でしたが、今は
>>>> ORCAのメンテに気を使わなくてよくなり、心配事が一つ減りました。
>>>> 
>>>> 皆様のご参考になれば幸いです。
>>>> 
>>>> 山崎健太郎
>>>> 
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>>> 坂の上クリニック(sakanoue-clinic.jp)
>>> 院長 雨宮修二
> 
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坂の上クリニック(sakanoue-clinic.jp)
院長 雨宮修二