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[ORCA-ANNOUNCE:00025] Unstable(0.9.21-1) 版パッケージのご提供アナウンス



/// 日医標準レセプトソフト
      Unstable(0.9.21-1)版パッケージのご提供アナウンス ///

 お世話になっております、ORCAサポートセンターです。
日医標準レセプトソフト Unstable版パッケージのご提供アナウンスをさ
せて頂きます。

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(要注意)
地方公費等ユーザーカスタマイズプログラムのリコンパイルについて

 地方公費やユーザーによるカスタマイズされたプログラムで運用を
 行っている医療機関についてはORCAソースパッケージを取得しCOPY
  句を差し替えてその COBOLプログラムを再コンパイルしなければ正
 常に動作しなくなります。
 現在orca-devメーリングリストで「サイト固有プログラムのおける
 自動リコンパイル」について議論を交わしていますが今回のパッケ
 ージではまだその機能は実装されていません。次回(今回のパッケ
 ージにおける緊急対応パッケージがない場合)のパッケージ提供か
 らは規定通りにプログラムを配置していただければパッケージによ
 り自動でコンパイルを行う仕組みを提供する予定です。

 申し訳ありませんが該当する医療機関においては個別に対応をお願
 いします。

テンキー部の「Enter」キーについて

 今回のパッケージでは診療行為入力画面のみですがテンキー部の「
 Enter」キーの働きを変更しています。ユーザーの環境設定で
 テンキー部の「Enter」キーを中央の「Enter」キーと同
 様にしている場合は今までどおりの動作となりますが、設定をして
 いない場合は当該文書の「今回の更新パッケージによる修正内容に
 ついて」の「(4)診療行為」に内容を説明していますのでそちら
 を参照して下さい。
 ただし、診療行為入力画面のみですので他の業務画面では中央の「
 Enter」キーを押さないと進まなくなります。

データベーステーブル構造の変更について

(1)点数マスターのインデックス(IDX_TENSU_KENSAGRP)
   レスポンスに影響があったので有効期間を削除した。
(2)相互作用テーブル(TBL_INTERACT)
   併用禁忌チェックのためテーブルを追加した。
(3)症状措置機序テーブル(TBL_SSKIJYO)
   併用禁忌チェックのためテーブルを追加した。
(4)月代り受給者番号テーブル(TBL_MONTHLYNUM)
   生活保護の受給者番号を格納するテーブルを追加した。
   (テーブルだけ先行的にインストールすることにした)
(5)人名辞書テーブル(TBL_JINMEI)
   カナ・漢字氏名変換のためのテーブルを追加した。
(6)患者労災保険テーブル(TBL_PTRSIINF)
   災害区分を追加し検査年月日を削除した。

**************************************************************
* パッケージのアップグレードの前に
*
*  処理を行うまえにはバックアップをとることを推奨します。
*  バックアップの方法
*   kterm などから以下のコマンドを入力します。
*   $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名
*
**************************************************************

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今回の更新パッケージによる修正内容について


(1)ミドルウェア
  ・MONTSUQIのdbredirectorのチューニングを行った。
   2台運用でのレスポンスが向上するはずである。
   レセプト作成処理を行う前にはdbredirectorをOFFにするよ
   うにアナウンスしていたがその必要はなくなる。
   ただし、プライマリサーバでの処理が終わってからもスレー
   ブサーバはしばらくDB更新処理を行っているので注意され
   たい。

(2)複数業務に共通すること
  ・診療行為画面、会計照会、収納の各画面の氏名欄が30文字
   の表示だったので50文字へと変更した。
  ・診療行為、患者登録、会計照会、収納、病名の患者番号入力
   で、患者番号入力欄に氏名を入力して氏名検索できるように
   した。登録されている患者氏名を漢字10文字まで入力可能
   とし、該当が1件しかない時はその患者を表示する。1件以
   上存在する時は患者検索画面を表示するようにした。

(3)患者登録
  ・生活保護を登録した場合、受給者番号を月代わり受給者番号
   テーブルに書き込むようにした。生活保護を削除した時はテ
   ーブルからも削除する。受給者番号変更時は、適用開始年月
   で月代り受給者番号テーブルを検索し存在すれば修正を、な
   ければ追加を行う。適用開始年月が変更された時、前の適用
   開始年月の月代り受給者番号テーブルを削除等はしないので、
   「42 明細書」での、まとめ入力で削除を行う。
   (「42 明細書」でのまとめ入力はまで機能提供できていま
   せん)
  ・患者登録の労災保険入力で、郡市区区分の郡と市のコードが
   反対になっていたので修正した。1:郡、2:市、3:区と
   なる。
  ・診療録の傷病名欄の職務の列が「上下」になっていたので「
   上外」にした。

(4)診療行為
  ・今回合わせて提供するMONTSUQIによりテンキー部のEnterキー
   と通常のEnterキーで動作をわけることを可能とした。
   テンキー部のEnterキーは入力しても次行へカーソルを移動
   する処理のみを行いサーバアプリケーションとの会話は行わ
   ない。よって診療行為の名称や点数は表示されないが通常の
   Enterキーを押すことによりまとめて計算を行う。
   まだ参考提供で診療行為の初画面でしかそれを体感すること
   ができない。これは今後病院対応で伝票入力を意識した改造
   である。OSのログインユーザーの設定によりxmodmapを切り
   替えれば今までの入力方法(毎回サーバアプリと会話)でも
   行える。
  ・特定薬剤治療管理料で所定点数の100分の50に相当する
   点数で算定する場合の「4月目以降」(初回の算定から暦月
   で数えて4月目以降のこと)の判定を4回目以降と算定した
   回数で判定していたので正しく「4月目以降」とした。
  ・診療行為検索一覧の労災一覧の器材とコメントが表示されな
   いことがあったので表示するように修正した。
  ・処方せんの院内処方分の発行ができなくなっていたので発行
   できるようにした。
  ・DOボタンを押した時に、初画面に1件目の内容を編集する
   ようにした。また、選択された履歴に診察料しか存在しない
   時は“表示内容なし”のコメントを表示するようにした。
  ・70歳以上で老人保健の設定がないとき、警告メッセージを
   表示するようにした。
  ・健康保険から労災保険へ変更した場合、老人慢性疾患外来総
   合診療料等、診察料以外で自動発生していたものが残ってい
   たので削除するようにした。
  ・検査の包括において、回数を2回以上入力したのもについて
   は包括しないようにした。(グルコース等)
   現在、最初に入力すれば包括されないが、診療種別を入力後
   回数が2回以上の時、包括しないように修正した。
   (前の検査の剤を回数1回で剤終了にしても検査の包括の回
   数は剤分離にならないので、同じ包括検査の後に2回以上の
   包括にしない検査を入力する時には、必ず診療種別(.600)
   を入力すること)
  ・診療行為画面の表示頁を画面下部に表示する。
  ・再診料から初診料への自動変更について、診察料のみの変更
   を可能とした。入力されている診療行為をクリアせずに変更
   ができる。
  ・時間外特例加算を追加した。時間加算区分=4 の時、時間外
   特例加算とする。但し、施設基準のある時のみ。処置・手術
   麻酔の時間区分も同様に対応した。
  ・診療行為のコード入力で、診療コードと数量の間のスペース
   の代わりに"/" (半角)を入力しても空白とみなしマスター
   の内容を表示すると同時に空白に置き換えをするようにした。
   先頭から1あるいは2桁目までに入力された"/" (半角)は
   検索画面・Pカ入力画面への遷移とする。
  ・労災保険の外来管理加算の読み替えを最初の読み替え分では
   なく、最小の点数のもので外来管理加算を発生するように修
   正した。
  ・画像診断のCT、MRIを算定した時、訂正で呼び出すと算
   定済みのエラーが発生していたのでエラーとしないようにし
   た。(履歴算定変更の修正もれ)
  ・診療行為の算定履歴画面で算定項目を削除した時、画面がず
   れていたので正しい画面を表示するようにした。(労災保険
   対応時の修正もれ)
  ・保険継続分(受診歴欄の右端に1あるいは2などと表示され
   ている歴で訂正で呼出しを行った場合に右上に赤字で[継]
   とか[確]とか表示されるもの)として入力を行ったものの
   うち確定された受診歴の継続分([継])を訂正した場合、
   再び継続中の扱いになってしまっていたので、確定した履歴
   のうちの継続分を訂正した場合は継続中にならないようにし
   た。確定済みの履歴は保険組合せ、継続区分の訂正はできな
   い。
  ・診療行為入力画面へ患者登録画面で入力した禁忌・アレルギ
   ー・感染症を表示するようにした。
  ・包括検査の時、項目数を包括検査の最後の名称の後ろに表示
   するように追加した。但し、診療行為入力画面のみで確認画
   面・会計照会画面では表示しないこととする。
  ・労災保険でCT・MRIを算定で2回目以降の逓減を行って
   いたのでしないようにした。
  ・同時に複数の保険を使用した時の処方せん料の自動発生を最
   初に処方せん料が算定できる保険のみで発生するように修正
   した。最初の処方に後発医薬品が含まれていて次の処方に後
   発医薬品が含まれないなど発生する処方せん料が違う場合に
   処方せん料を自動発生していた。また、特定疾患処方管理加
   算の自動発生の確認メッセージも発生していたので、処方せ
   ん料が算定できる時のみ発生するように修正した。

(5)病名登録
  ・病名登録の保険組合せ一覧で、労災保険の時、コメント項目
   が編集されてなかったので、編集するようにした。
  ・疾患区分の選択肢から「07  皮膚科特定疾患指導管理料(3
   )」を削除した。

(6)会計照会
  ・会計照会の初期表示について、現在、診療行為以外から遷移
   した場合、診療科を選択してから診療内容が表示されるが、
   患者番号を確定した時、該当の診療年月で診療のあった科を
   表示するようにした。診療年月を変更された時も同様に診療
   のある科を表示するようにした。

(7)データチェック
   「患者氏名・患者病名」のチェックを追加した。これで患者
   氏名、記号・番号、病名の半角文字混在チェックを行う。

(8)明細書(レセプト)
  ・レセプト作成画面に再印刷・情報削除ボタンを追加した。
   また、処理結果画面の中に状態ボタンを追加した。
  ・転帰日を表示する設定をしている場合表示する処理を追加し
   た。
  ・レセプトを出力するプリンタ名がシステム管理マスタ「1031 
   出力先プリンタ割り当て情報」の「総括表/保険請求書」を
   参照していたので「診療報酬明細書(レセプト)」で設定し
   たプリンタ名で出力するようにした。

(9)総括表・公費請求書
  ・レセプト作成処理中は処理ができないようにした
  ・総括チェックリストとして、未請求だけでなく請求対象のデ
   ータと“請求しない“のものを印刷するようにする。
   出力順を診療年月/保険者番号/患者番号順に変更した。

(10)日次統計
  ・再印刷・情報削除ボタンを追加した。

(11)月次統計
  ・再印刷・情報削除ボタンを追加した。

(12)システム管理
  ・システム管理更新画面で、医療機関基本情報は削除できない
   ようにした。
  ・併用禁忌チェック
   診療行為で入力した薬剤と過去に使用した薬剤をどのくらい
   まで遡ってチェックを行うかをシステム管理で設定するよう
   にした。
   「1008 チェック機能制御情報」で「相互作用チェック期間」
   に月数を入力する。
   「0」は併用禁忌チェックを行なわない。
   「1」は当月という意味ではなく当月と先月の2カ月間を意
   味する。
   「2以上」は同様に1月づつ過去に遡るということになる。
   (注意)
   ここの月数を大きくすると診療行為で患者呼出し時に時間が
   かかるので「1」を推奨する。
  ・「2005 レセプト・総括印刷情報」に「転帰日編集区分」を
   追加した。レセプトに転帰日を表示したい場合は「1 転帰日
   を表示する」に変更する。

(13)人名辞書マスタ
  ・人名辞書マスタのメンテナンス機能を追加した。
   「91 マスタ登録」−「106 人名辞書マスタ」で処理が行え
   る。操作方法は後ほどホームページへアップするのでここで
   は割愛させていただく。
   なお、この人名辞書マスタはcanna やatokなどの日本語入力
   の辞書とはまったく関係がないものである。


が主な内容です。

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ORCA 更新パッケージの提供について

パッケージファイル
orca_0.9.21-1_i386.deb
unstable からのダウンロードとなりますので
/etc/apt/sources.listのエントリを
ご確認下さい。

なお、パッケージの更新は wget に依存しております。
wget の有無を確認するには以下のコマンドを使います。
# dpkg -l wget
==省略==
||/ 名前
+++-=================
ii  wget
と表示されれば問題ありませんがそうでなければ
# apt-get install wget
でアップグレードの前にインストールを行ってください。

■パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
で更新できます。

パッケージ更新処理の途中で以下のメッセージが表示された場合について

orca (0.9.21-1) を設定しています ...

設定ファイル'/etc/init.d/monitor'
 ==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
 ==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在しま
す。
    どうしますか?以下の選択肢があります:
     Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
     N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
       D     : 両バージョンの差異を表示する
       Z     : この処理をバックグランドにし、状況を確認する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** monitor (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y

**************************
* "Y" を入力して置き換えるようにしてください。 *
**************************


(注意)
ORCAパッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動しますが
サブプロセスが終了できずそのまま残る不具合があります。
更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリケーションが起動できま
す。

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ORCAサポートセンター
E-Mail:support@xxxxxxxxxxxxxx
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