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[orca-users:05182] ORCAへ提案、及び御願い



小嶋@加茂医師会立保健センターです。



現在、地方の日医認定事業所としてORCAの普及事業をすすめています。

しかし、レセコンはリース期間がありすぐにORCAへ移行とならないた

め苦戦しています。今回、事業所からみてORCAの合理化の提案、及び

地方用カスタマイズの御願いがありメールしました。日医総研の上野様

をはじめORCA関係の皆様のご意見を聞かせて下さい。



提案及び御願い



1) ORCAパッケージの管理を日本医師会一元的に行ってはどうでしょうか?

2) マスターテーブルのアップデートをオフラインで出来るようにして下さい。



まず、1)についてですが

事業所は初めにDebian、日本医師会、各プリンターメーカーなどのFTP、H

TTPサーバーなどから必要なパッケージを選択取得し、日本語環境、プリン

ター環境、セキュリティ設定、ORCAの設定などの細部の詰めを行い簡易イ

ンストール方法を完成させます。その後はORCAホームページの重要な変更

(例えば/etc/printcapに:longnumber:\を入れたほうが良いとか、2重化運用

を正しく利用するためにサンプルスクリプトなど)、やDebianのセキュリテ

ィアップデートなどに注意し、あればまずそれを自らORCAの動作に支障が

ないことを確認し各サポート対象のコンピュータに適応していきます。以上

はどこの業者でも行っていることだと思いますが中央で一元化して出来るた

め日本医師会で行うと事業所のコスト削減につながります。(以前、メーリ

ングリストでORCAは中央で一元的に出来ることは一元的に行う事により開

発費用を安く出来るというメリットがあるとの意見をいただいていますがま

さに上記がその良い適応になるのではないでしょうか?)



例えば



(1)      日本医師会がORCAに必要なパッケージを選択する。



(2)      メーリングリストでご指摘があったようにTaskとしてパッケージ化す
る。 

        

   これはDebianのベーシックシステムをインストールした状態(例えばtask

     sel、やdselectで何も選択せずにインストールした状態)から一連のパッ
ケ

      ージがインストール出来るだけでなくDebianのDefault設定ファイルもOR

           CAホームページに記載されているORCA用のものに自動的に変更される事

      を意味します。これは以前、メーリングリストでご指摘があったようにど

      んなに優秀な技術者がインストールしても人為的なうっかりミスを出来る

      限り少なくする上でも自動化は必要なためです。また、これも以前のメー

      リングリストでご指摘があっあようにORCAとしてのセキュリティポリシ

      ーを踏まえセキュリティの設定も自動で出来るようすべきでしょう。また、

      現在、各プリンターメーカーが提供している gs パッケージについては日本

      医師会が各プリンターメーカーに交渉して統一化をして日本医師会管理に

      すべきです。そして日本医師会管理のgsパッケージで使用できるプリンタ

      ーをホームページで公表してもらえれば安心して使用できます。これはDe

            bianがPotatoからWoodyにメジャーバージョンアップした時、一部の
メー

      カーのgsがメールで御願いしたのにもかかわらずLinuxは動作の対象外だ

      となかなかWoodyに対応してもらえず悔しい思いをした経験から是非とも

      実現してほしいと思います。また、プリンターの簡易設定ツールもパッケ

      ージに入れても良いでしょう。以上の実現でユーザーのパスワード、コン

      ピュータのIPアドレス等ネットワーク関係のデータ、プリンターの機種及

      び接続形態のみ入力すれば誰でもORCAが日本医師会推奨のすぐにでも実用

      として使える状態でインストール出来るでしょう。



(3)      アップグレード用のapt-lineを日本医師会のサーバーのみにする。



   これは日本医師会の選択したパッケージにおいてはDebianのセキュリティア

      ップグレードにしろすべて日本医師会の中央にてORCAの動作に支障がない

      ことを確認し日本医師会のサーバーにアップロードをするということです。

      つまりORCAコンピュータの更新について日本医師会が中央で一元的に管理

      するという意味になります。これを行えば各事業所が管理のためいちいち各

      サーバー(Debian、日本医師会、各プリンターメーカー)からアップデート

      プログラムをORCAに支障がないか確認し遠隔メンテナンス等でアップグレ

      ードしなくてもcron等で一日に1回、日本医師会サーバーよりアップグレード

      出来る設定にしておけば全国のORCAコンピュータはメンテナンスフリーで

      最新の状態に出来ます。(カーネル等のaptで自動更新出来ないものはアナウ

      ンスが必要かもしれません。)また、今後Woodyからメジャーバージョンア

      ップした場合の対策も一元化で大幅にコストが削減できるでしょう。



以上のことは現在各事業所がそれぞれに行っていることです。実際、私どもも行って

いるわけですがどうみても日本医師会で一元化出来る作業でありそれによって全国的

にみれば大きなコスト削減が達成できると思います。なぜ今まで行っていないのかが

不思議なくらいです。地方公費も各県医師会で責任をもってやるというようにすれば

ここでも各事業所が行うよりコストが削減できるでしょう。もちろん特殊なカスタマ

イズ、安定バージョン外のパッケージの使用などはそれぞれ各事業所で対応するのは

今までと同じです。以上を日本医師会で一元的にやっていただければそれによりコス

トが削減でき、ORCAの導入がなかなかすすまない当事業所のような零細会社には大

きな支えになります。



つぎに、2)についてですが

現在、われわれのサポート地域にはISDN又はModemのダイアルアップでしかインター

ネットに接続できない医院様が多くあります。(ADSLは途中に光配線があり使えな
い、

かといって光通信も設備やユーザー数の関係で使えない。)よってデータの更新で苦
労

しています。Debパッケージに関してはダウンロードしてCDに焼いて持っていけます
が

マスターテーブルの更新に関してはORCAサポートセンターに問い合わせたところ自分

でFTPサーバーを立ち上げて対処してくださいとの事でした。しかし、ORCAのFTP

サーバーからデーターをダウンロードして自前のパソコンでFTPサーバーを構築する
の

は手間隙かかるため困っています。出来ればDebパッケージのfree のものとマスター
テ

ーブル更新データーは更新がある度にCDイメージとしてORCAホームページでアップ

してもらえないでしょうか?もしそれらのCDからマスターテーブルの更新が出来るよ

うなればとても助かります。現在ではインターネットのブロードバンド化が進んでい
な

い地域では使用できません。



以上長文になりましたが何卒ご検討宜しく御願い申し上げます。