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[ORCA-ANNOUNCE:00224] 日医標準レセプトソフト◆平成16年4月診療報酬改定対応版 ver 2.2.0 提供



ORCAサポートセンタです。いつもお世話になっております。

平成16年度診療報酬改定に対応した、日医標準レセプトソフト(以下、「日レセ」)
バージョン 2.2.0 を提供します。

▲要注意事項********************************************************
**                                **
** 末尾に記述しています「日レセ」更新パッケージの提供について  **
** の最後にパッケージアップデートに関する重要なお知らせを記述し **
** ております。必ずアップデートの前にご参照ください。      **
**                                **
▲要注意事項********************************************************
** パッケージアップグレードの後でマスタ更新を行っていただきます **
** が今回は改正対応につき更新件数が多くなっています。      **
** マシンのスペックにもよりますが処理時間は30分から1時間を目   **
** 安として処理の計画を立てて行ってください。          **
** お昼の休憩時間に行うということは避けていただく方が無難と思い **
** ますので業務に支障をきたさない時間帯に余裕をもって行ってくだ **
** さい。                            **
**                                **
▲要注意事項********************************************************
** 改正に関する対応については「平成16年4月診療報酬改定対応」   **
** の資料をご参照いただくようにお願いしています。小児科特例、施 **
** 設基準など算定に係る設定がいくつかあり該当医療機関においては **
** 必要となりますのでご注意ください。              **
**                                **
********************************************************************

以下の手順で更新してください。

=======================================================

**************************************************************
■(1) データベーステーブル構造の変更

  ・手術歴テーブルを追加しました。
  ・収納テーブルを変更しました。
  ・入院略称テーブルを置き換えました。
  ・住所テーブルを置き換えました。

■(2) 依存関係

MONTSUQIを1.2.1以降のバージョンとします。

■(3) 再起動
「日レセ」パッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動
しますが、サブプロセスが終了できずそのまま残る場合があります。
パッケージ更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリ
ケーションが起動できます。 

■(4) テーブル構造変更の確認について
  業務メニュー画面の「マスタ更新」を選択するとデータベース
  の構造バージョンを確認できます。
 
  正常にアップグレード(インストール)が完了すると
  「構造ver(自)」および「構造ver(ORCA)」の表示は
  「S-020200-2-20040322-2」(平成16年3月24日現在)
  になります。

**************************************************************
* パッケージのアップグレードの前に
*
*  操作に先立って必ずバックアップをおこなってください。
*  バックアップの方法
*   kterm などから以下のコマンドを入力します。
*   $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名
*
**************************************************************

=======================================================

今回提供パッケージにおける修正内容について

「平成16年4月診療報酬改定」に対するシステムの対応については
別途資料「平成16年4月診療報酬改定対応」を参照してください。


(A)患者登録

 1.減免事由および割引率の選択エラーが発生した時のエラーメッ
   セージが間違っていたので修正をしました。

 2.減免事由から減免率を初期表示後、減免率が変更できなかっ
   たので変更できるように修正しました。


(B)予約

 1.ドクター・診療内容毎に100件以上登録するとデータとし
   ては登録されていたが一覧表に追加表示されなかったので修
   正しました。
   (時間毎表示など一覧表に100件以内の表示の場合は正し
   く表示されています。)
   また、予約一覧でも100件以上の表示ができなかったので
   修正しました。


(C)診療行為

 1.診療行為と点数マスタ登録の診療コード一覧で、診療コード
   一覧画面のコード項目に「*」+区分(+番号)を入力した
   時、区分番号で検索するようにしました。
   番号は省略可能で、数字3桁での入力のみ対象となります。また、
   老人は区分がないので「*R」で老人とその他の区分
   (区分‘−’)のマスタを表示します。
   診療行為の場合は、病院区分・年齢・入外区分等により対象
   のコードのみを表示します。点数マスタ登録の場合は、病院区
   分のみ判定します。
   また、入力コード項目に「//*K010」と入力を行って
   も検索がおこなえます。

 2.包括対象検査の項目数が包括される項目数である場合その項
   目数を表示していましたが、その状態から対象検査を削除してい
   き包括項目数でなくなったにも係わらず項目数表示をしてい
   たので表示しないようにしました。併せて、診療行為のコード
   (「1」で始まるもの)の名称欄に間違って入力した場合、
   その内容が残っていたので点数マスタの名称を編集し直すよ
   うにしました。

 3.診療セットの展開(約束セット含む)を見直しました。
   セット内容に数量ゼロの内容や、有効期限切れのコードが含
   まれていた場合、剤分離ができていなかったので剤削除もで
   きませんでした。
   診療セット展開時に剤分離(診療種別か回数が2以上)する
   ようにして剤削除ができるようにしました。

 4.外来入力の包括入力分の登録と入院の登録で登録更新エラー
   となった場合で診療行為入力画面に戻った時、患者番号等が
   表示されなかったので修正しました。

 5.外来入力の確認画面の表示の際に他保険で調剤料あるいは処
   方料を算定済みの場合に表示するメッセージの内容に半角文
   字の空白があった時、画面が崩れることがあったので半角文
   字を全角文字に置きかえるように修正しました。

 6.画像診断管理加算1(写真診断)を自動発生していましたが画像
   診断管理加算2を算定する場合に加算1を削除する必要があ
   るので医療機関の運用に照らし加算1の自動発生を行うか否
   かの設定をシステム管理の「1007 自動算定・チェック
   機能」に追加しました。
   自動発生をしない設定とすれば加算1の自動発生を抑止でき
   るので算定する場合はコード入力をおこないます。

 7.既に寝たきり老人在宅総合診療料を算定している日に対し訂
   正で寝たきり老人在宅総合診療料を算定してない会計(他科
   とか他保険での算定)を呼び出すと寝たきり老人在宅総合診
   療料を算定していない判定になっていたので正しく算定する
   ように修正しました。
   なお、生活習慣病指導管理料または痴呆患者在宅療養指導管理
   料等も同じ現象となっていました。

 8.外来入力の同日再診の判定で当日の既算定診療行為に診察料
   または、初診料、再診料が含まれる診療行為(点数マスタの
   実日数、日数・回数が’2’のもの)が算定されていなかっ
   た場合は同日再診ではなく再診と判断するように修正しました。
   (小児科外来診療料を算定する場合で最初に自費のみの会計
   登録を行った場合、当日の2回目に小児科外来診療料を自動
   発生することになります。)

 9.寝たきり老人在宅総合診療料の24時間連携加算をVer2.1.0
   から削除できるようにしましたがそれより前にバージョンで登録
   した24時間連携加算が訂正で展開すると削除されていたの
   で正しく表示するように修正しました。

 10.環境設定で時間外区分を設定されている時、小児科外来診療
   料を算定していて院内・院外ボタンで切り替えを行った場合
   時間外区分が余分に発生していたので修正しました。


(D)病名

 1.自院病名入力コード登録画面の修正をおこないました。
   (1) 病名コード欄(6つ)を復活しました。
   (2) 分類を選択した場合の改ページ処理、および更新処理後に
     自院病名一覧が全件表示になっていました。
   (3) 病名を入力してから入力コードを入力すると病名を消去
     していたので消去しないようにしました。

 2.患者病名画面の修正をおこないました。
   (1) 同一病名を外来と入院でそれぞれ登録をおこないます。
   (2) 病名の一覧表示を入院、外来分のみで表示できます。
     初期表示状態は全てです。
   (3) 未コード化傷病名のときレセプト電算データの仕様であ
     る文字数を超える場合は目印として「病名編集」を赤色
     文字で表示します。
   (4) 「−」でコード削除をした後のカーソル位置をそのまま
     コード欄にするようにしました。
   (5) 新しい病名を追加した場合は一覧の最下行に追加をする
     が追加されたことが確認できるようにその病名が表示で
     きる位置にスクロールを行うようにしました。
   (6) システム管理で主病名の編集の設定を行っている場合で
     主病名が1つもない場合に警告メッセージを表示してい
     たが表示されくなっていたので修正をしました。

 3.手術歴情報の登録画面を追加しました。
   診療報酬明細書の摘要欄に手術歴を表示する場合、現行では
   フリーコメントコード等による入力をおこなっていましたが毎月入力
   する必要があるのでこの登録画面より手術歴を登録すれば指
   定した期間のレセプトに手術歴の記載をおこないます。
   (注意)診療報酬明細書の摘要欄に手術歴を出力する対応は
       今回の改正による記載要領の変更に合わせて修正を
       行うので4月に提供するパッケージにより5月請求
       分からとなります。


(E)収納
 1.Ver2.1.0以降で外来の請求書兼領収書を再発行した際に(再)
   の文字を帳票右上に表示するよう変更しましたが標準の請求書兼
   領収書には当初より
   《※領収書は再発行いたしかねますので、大切に保管して下さい。》
   の注意書きが印字されていたため(再)の文字は標準の請求
   書兼領収書では表示しないよう修正しました。

   帳票カスタマイズをされる場合は、再発行の判断をできるよ
   う入力パラメータ(発行フラグ)を追加しているのでそれを
   判断して編集を行っていただきたい。
   *
   *    発行フラグ(0:新規、1:再発行、2:訂正)
           03  ORCHC03-HAKKOFLG         PIC  9(01).

 2.入院の請求書兼領収書についてカスタマイズ帳票で再発行の
   判断をできるよう入力パラメータ(発行フラグ)を追加しました。
   *    発行フラグ(0:新規、1:再発行)
        03  ORCHCN03-HAKKOFLG           PIC 9(01).


(F)会計照会

 1.保険一括変更で削除された保険組合せの名称が長かった場合、
   画面がくずれることがあったので正しく表示するように修正
   しました。


(G)入院会計照会

 1.通算日数(91日以上、180日以上)の表示について自院
   歴として作成した歴の中で日付が到来していた場合は非表示
   としていましたがこれを表示するよう修正しました。


(H)レセプト

 1.保険変更における保険記号・番号のレセプト摘要欄記載で保
   険者番号を追加しました。

 2.レセプト電算データで次のコメントが記録されていなかった
   ので記録するようにしました。

   ・複数診療科受診
   ・他保険にて診察料算定済

 3.傷病名欄の主病名の区切り線表示で主病名のみの場合でも設
   定を行うことにより区切り線を表示するようにしました。
   システム管理「2005 レセプト・総括印刷情報」の「傷
   病名編集区分」に「3 主病名の編集を行う(区切り有・主
   単」を追加したのでこれを設定すると可能となります。
   なお、「1 主病名の編集を行う(区切り有)」は主病名の
   みの場合は区切り線を表示しないので注意してください。

 4.個別作成指示画面で作成する患者番号を入力して一覧に追加
   した場合、追加の確認ができるように最下行を表示するよう
   にしました。

 5.システム管理マスタの管理番号5000(入院基本)の未実
   施減算情報設定が月途中で変更になった場合の対応をしました。

 6.愛媛県の地方公費でレセプト請求する場合の入院外・入院レ
   セプトの診療実日数、請求点数、食事療養費(入院のみ)の
   記載について修正しましました。
   (1) 診療実日数(該当地方公費欄)
    主保険+全国公費+地方公費の組み合わせ時には集計しません。
    実日数ゼロの場合には”0”と印字します。
   (2) 請求点数(該当地方公費欄)
    主保険+全国公費+地方公費の組み合わせ時には集計しません。
    請求点数ゼロの場合には”0”と印字します。
   (3) 食事療養費(該当地方公費欄)
    地方公費の食事療養費分は集計しません。
    日数、請求円、標準負担金額欄に”0”と印字します。

 7.公費に食事負担減額がある場合でレセプト食事療養費公費欄
   の標準負担額に減額後の金額が記載されていたので修正しました。


(I)請求管理

 1.同一患者の排他制御が正しく機能していなかったので修正しました。


(J)総括表・公費請求書

 1.総括チェックリストに実日数を表示するようにしました。

 2.レセプト電算データを作成する場合に症状詳記の出力をしな
   い方を選択しても出力されていたので修正しました。

 3.レセプト電算データを作成する場合に対象年月のデータが存
   在しない場合はエラー表示を行い処理を終了するようにしました。


(K)月次統計

 1.会計カードリスト
   システム管理マスタの管理番号5000(入院基本)の未実
   施減算情報設定が月途中で変更になった場合の対応をしました。


(L)データチェック

 1.65歳〜69歳で老人保健の適応となっている患者について
   もエラーとして判断していた不具合を修正しました。

 2.疑い病名のチェックについて転帰区分が設定されている病名
   についてもチェックを行っていた不具合を修正しました。


(M)点数マスタ

 1.点数付加情報の有効期間が点数マスタの有効期間と違ってい
   た場合、正しく更新できない場合があったので点数付加情報
   の有効期間が点数マスタの有効期間と違っていた場合、点数
   付加情報の有効期間を変更するようにしました。
   ただし、点数付加情報の有効期間が「00000000」から「9999
   9999」で点数マスタが「00000000」から「H140331」と「H14
   0401」から「99999999」だった場合、点数付加情報は、「00
   000000」から「H140331」となります。「H140401」から「999999
   99」の期間に対応する点数付加情報がなくなることになります。
   この場合は、点数マスタの「H140401」からを選択して登録し
   直すことにより正しい点数付加情報が登録できます。

 2.点数マスタリストの金額の編集桁数を見直しました。
   特定器材で1千万円を超える金額のものが追加されたためです。


(N)チェックマスタ

 1.チェックマスタ一覧リストの印刷指示画面を追加しました。


(O)CLAIM関連

 1.保険情報の取得方法の変更について
  (変更前)
   UID による保険組合せ取得に失敗した場合、保険組合せ番号
   を1に設定しています。
  (変更後)
   UID による保険組合せ取得に失敗した場合、送信された健康
   保険情報モジュールより保険情報の取得をおこないます。これにより
   保険組合せが確定できない場合は、保険組合せ番号にゼロを
   設定し診療行為画面での呼び出し後に保険組合せの変更を促
   すメッセージを表示し変更を可能としました。
   (※保険情報の取得についての詳細は後述します)

 2.コメント内容の受け取りについて
   コメントコード(810000001および83xxxxxxx)に限りclaim:item内の
   claim:nameの内容を不正なコード等なければそのまま取り込みます。
   最大80バイト
   (但し、83系のコメントの先頭固定文字は、日レセにあわせる
   必要があります。レセ電データが不正となる可能性があります。
   830000014 血中濃度測定薬剤名:ネオフィリン の
   「血中濃度測定薬剤名:」の部分等)
   又、84xxxxxxxの回数、年月等も受取り可能とした
   (※回数、年月等の取得についての詳細は後述)
   (注意)このコメントコードを使用して用法を設定すること
       は、現時点ではできません。(810000001)を使用して
       用法を送るとレセプトに記載されてしまいます。

 3.患者登録からのインスタンス送信について
   オプションの設定により、患者登録時に患者基本情報および
   健康保険情報の送信を可能としました。
   仕様は次のとおりです。
   1.システム管理の設定により患者登録時に相手先に向け各
    モジュールを送信します。(ただし、受付処理ではないので、
    診療科、受付時間、初再診情報は正しい情報を送れません。
    あくまで患者情報、健康保険情報のみ最新の内容として扱
    っていただきます)
   2.<claim:information claim:status="regist" を受付と識別
    可能とする為claim:status="info"に設定して送信します。

   オプションの設定は「9000 CLAIM接続情報」からおこないます。

 4.病名情報の受け取りについて
   オプションの設定により複数科から同一病名を送信された場
   合、病名を1つの科に集約する機能を追加しました。又、複数科
   に同一病名が存在する場合、1つの科の転帰情報が送信され
   たとき全ての科の転帰情報を更新する機能を追加しました。

   オプションの設定は「9000 CLAIM接続情報」からおこないます。

 5.診療科コードのレセプト電算対応について
   オプションの設定により診療科をレセプト電算システムの診
   療科コードに変換して送受信する機能を追加しました。

   オプションの設定は「9000 CLAIM接続情報」からおこないます。

 6.高速化(チューニング)について
   ※一部分です。
   rubyによるインスタンスのパース部分を大幅に改良しました。
   今回は、インスタンスのサイズによるパース時間の遅延を
   なくしました。
   (体感的にはあまり変わらないかもしれませんが、maxデータ
   では十数倍の効果が出ました)

 7.その他
   入院用処方インスタンスの取り込み(試用版)
   現在の仕様は、次のとおりです。
   1.複数処方データ受信機能
    入院患者に対し、同一日、同一保険で複数送信された場合
    中途終了状態であっても全て受取ることが可能
    (例えば、検査処方を送信し日レセで中途終了のままで再
    度同一患者に向け薬剤の情報を送信しても全て受信し1つ
    にまとめる。ただし、同一データを重複送信しても受取る
    等問題があるので注意が必要です)
   2.bundle(剤)分解処理
    点滴注射等一部日レセの入力形態にあわせ剤を分離して取
    り込む

   (バク対応)
   未コード化病名編集不具合修正および病名編集処理を日レセ
   標準関数に変更

 ※保険情報の取得について
  今まで送信できなかった保険について次の仕様としました。
  これらについては、受け取りも可能。

  Rx:労災・自賠(x:該当の保険番号マスタの保険番号の3桁目)
  Zx:自費(xは同上)
  XX:公費単独
  99:包括入力
  としました。
  これらの場合、公費は無視します。(XX:公費単独は除く)
  労災・自賠責は対象の保険が最初に一致した保険組合せを対象
  とします。
  包括入力は、システム管理のチェックはしていないので、シス
  テム管理を包括入力すると設定します。
  設定をおこなわないと保険対象なしとなります。
  また、包括入力は、診察料を除き入力内容をすべて対象します。

 ※回数、年月等の取得について
  84xxxxxxxの回数、年月等をclaim:numberに設定することで日レセに
  取り込みます
  例)
  <claim:item claim:subclassCode = "2" claim:subclassCodeId = "Claim003"
  claim:code = "840000003" claim:tableId = "mstClaim" >
                 <claim:name>01月08日まで乳幼児</claim:name>
                 <claim:number claim:numberCode = "10" claim:numberCodeId =
  "Claim004" claim:unit = "日" >
                                01-08     ←この部分
                  </claim:number>
                  </claim:item>
  01-08が年月日の場合は、16-3-3のようにハイフンで連結します。


(P)その他

 1.薬剤情報提供書(お薬情報)で、複数用法を入力しても最後
   の1つのみを対象としていたので複数の用法があった場合で
   も対応できるようにしました。

   分量等の後に用法名称のみ編集します。
   編集できる行までの編集となるので途中までしか編集しない
   場合もありえます。
   また、表示できる用法はすべて表示するので、「一包化投与」
   なども編集することになります。
   編集したくない用法などがあれば、プログラムをカスタマイ
   ズして対応していただきたい。

   (例)A薬
      B薬
      1日2回朝夕食後に
      医師の指示どおりに

     この場合、「1日2回朝夕食後」に用法時点が登録して
     あるので、これが基本の用法となります。
     「医師の指示どおりに」は、分量の下に表示されること
     になります。
     総量は、最後の行に編集される。
     また、「1日2回朝夕食後に」と「医師の指示どおりに」
     の入力順番は反対でも同じ結果になります。

 2.在宅料に関する内容を処方せんに出力する場合、在宅料の管
   理指導料以外の入力内容が対象として記載されていたので薬
   剤か器材の内容のみを対象とするように修正しました。

 3.レセプト電算データ作成で画像診断の記録順の変更を行った
   際にCT、MRIの造影剤使用加算が記録されなくなったの
   ので修正しました。

 4.レセプト電算データ作成で特定疾患(法別番号51)のとき
   に実施機関番号「601」は公費負担金額の記載を省略、実
   施機関番号「602」は公費負担金額の記載を必須とするよ
   うに修正しました。

 5.負担金について
   (1) 診療行為入力で最初に”主保険のみ”で会計を行い、そ
    の後公費を付加した組み合わせで訂正した場合に診療行為
    入力の請求確認画面の左下の”負担金額(円)”に”主保
    険のみ”で会計した時の金額が表示されていたので表示し
    ないように訂正計算時の修正をしました。
   (2) 収納テーブルの主保険・公費単位の計算負担金(円単位
    記録用)の金額編集をするようにしました。

が主な内容です。

==================================================================

ユーザカスタマイズ情報について

今回よりレセプト中間ファイルのレイアウトを変更しています。
コピー句名 CPRCF002.INC と CPRCF062.INC の変更を行っています
ので、RECE02X ファイルまたはRECE62X ファイルを使用していた場合は
地方公費プログラムなどについてもリコンパイルが必要と思われます。
site-jma-receipt/ 以下にプログラムが置かれている場合はパッケージ
のインストールにより自動的にリコンパイルされます。

==================================================================

マスタ更新データの提供について

○点数マスタ
  点数マスタの更新データを準備しました。

  診療行為  2,173件
  医薬品   17,576件
  特定器材   654件

  更新データレコード件数:20,403件です。

○システム管理マスタ
  システム管理マスタの更新データを準備しました。

  更新データレコード件数: 29件です。

○一般老人置き換えマスタ
  一般老人置き換えマスタの更新データを準備しました。

  更新データレコード件数:  2件です。

○チェックマスタ
  チェックマスタの更新データを準備しました。

  更新データレコード件数: 62件です。

 ●マスタ更新について
  業務メニュー画面の「92 マスタ更新」を選択しマスタ更新管理一覧
  画面より「更新(F12)」を選択すると更新処理を開始します。

  更新が完了すると(「状況(F11)」を選択してください。)
  「レコードver(自)」および「レコードver(ORCA)」の表示は
  「R-020200-3-20040323-1」(平成16年3月24日現在)
  になります。

**************************************************************
* ▲注意
*
* 1)パッケージをインストール/更新しただけでは各種マスタ
*   は更新されません。必ず業務メニュー画面より「マスタ更
*   新」を行ってください。
*
* 2)操作に先立ってバックアップをとることを推奨します。
*   バックアップの方法
*    ktermなどから以下のコマンドを入力します。
*    $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名
*
**************************************************************

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「日レセ」更新パッケージの提供について

平成16年3月25日に「日レセ」更新パッケージをアップロード
しました。

パッケージファイル
jma-receipt_2.2.0-1+0jma1_i386.deb (無床診療所版)
jma-receipt-hosp_2.2.0-1+0jma1_i386.deb (入院版)
をダウンロードするために
/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。

deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/debian woody jma

パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
で更新できます。

▲注意事項

設定ファイルの更新

今回の更新では、設定ファイルの変更がいくつかおこなっています。

パッケージの更新中に設定ファイルの置き換えを求められる場合が
ありますが、デフォルトでは置き換えないように「N」となっています。
置き換えないと正常に起動されない場合がありますので「Y」として
進めてください。

なお、置き換えも求められる設定ファイルは
/etc/init.d/jma-receipt
/etc/jma-receipt/dbgroup.inc
/etc/jma-receipt/jma-receipt.env
の3つです。

▲注意:必ずしも全てのユーザ環境でこれらのファイルの置き換えが発生する
とは限りません。

パッケージの更新前には念のためファイルのバックアップを推奨します。
dbgroup.inc が置き換えられた場合は再度redirectorの設定を行ってください。

また、このパッケージよりCLAIM対応した電子カルテをご使用のユーザのために
CLAIMサーバの起動設定を行えるようにしました。

Debian Configuration の設定

 +------------+ Configuring Jma-receipt +-------------+
 |                                                    |
 |                                                    |
 |                                                    |
 | jma-receipt 用に claim server をスタートしますか?  |
 |                                                    |
 |             <Yes>                <No>              |
 |                                                    |
 +----------------------------------------------------+
CLAIM電子カルテを使用していない場合は
カーソルを<No>にあわせて、「Enter」キーを押してください。
また、使用している場合は
カーソルを<Yes>にあわせて、「Enter」キーを押してください。
(既にORC_CLAIM_SERVER.shを使用して接続していらっしゃる方は
 起動をclaim server に変更されることを推奨します)

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よろしくお願いします。

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ORCA Support Center/JMARI/JMA(MN)
http://www.orca.med.or.jp/support/qa/support_form.rhtml
T: 03-5319-4665 D-FAX: 020-4623-1358
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