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[ORCA-ANNOUNCE:00185] 日医標準レセプトソフト(外来/入院) ver 1.1.2 緊急修正版の提供



ORCAサポートセンタです。いつもお世話になっております。

■概要
    平成15年度10月改正対応の日医標準レセプトソフト(以下、日レセ) ver 1.1.2を
    リリースいたしましたが、リリース後発見された不具合などの対応が完了しましたので、
    改良版( ver 1.1.2 緊急修正版 )として取り急ぎ提供します。

■キーワード
    診療種別区分
    再印刷
    地方公費
    レセプトプレビュー
    メモ入力

以下の手順で更新してください。

▲注意
    **************************************************************
    *  パッケージのアップグレードの前に
    *
    *    操作に先立って必ずバックアップをおこなってください。
    *    バックアップの方法
    *      kterm などから以下のコマンドを入力します。
    *      $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名
    *
    **************************************************************

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今回提供パッケージにおける修正内容について

●このお知らせは平成15年9月25日のリリース時にお知らせし
  ました案内の追補となります。初めてバージョン 1.1.2に更新さ
  れるユーザは25日のリリース時のお知らせも合わせて参照して
  ください。

1. 患者登録
    ・国保の家族(世帯主以外)の場合で患者氏名と被保険者名が
      同じ場合でも被保険者名を苗字のみに置き換えていたので、
      国保あるいは退職者国保の場合、置き換えないように修正し
      ました。
      国保で家族の場合、世帯主名のみ苗字へ置き換えるようにな
      ります。
      あわせて、国保以外でも被保険者名に患者氏名と同じ名前を入
      力できるようにしました。


2. 診療行為
    【外来・入院共通】
    ・薬剤料の点数計算で、端数切り上げを小数点以下2桁までで
      計算していたので、少数点以下3桁まで考慮するように修正
      しました。


3. システム管理マスタ
    ・管理情報の「1031  出力先プリンタ割り当て情報」にデータ
      チェックリストの出力先プリンタ名を指定できるように追加
      しました。


4. 負担金計算《外来》
      上限額のある公費について、診療月内で最終受診日より遡っ
      て診療行為訂正があった場合、診療月全体の患者負担額を考
      慮し、負担金計算をするよう修正しました。
      ▲注意:診療行為訂正を行ったため負担金が減った場合、診療月
          内の収納全件に対して、再計算を必ず行う必要があるの
          注意してください。


5. 負担金計算《入院》
      老人単独と老人+公費の組み合わせが同一診療月内にあった
      場合、老人+公費の組み合わせを優先して負担金計算を行う
      ように修正をしました。

▲お詫び
    前回リリース(2003-09-25)パッケージでデータチェックに関するプリン
    タの出力先を指定できるように修正していましたが、修正内容に
    記載がありませんでした。
    たいへんご迷惑をおかけしました。


6. 診療種別区分
    投薬料以外の診療行為の入力で診療種別区分を省略(未入力)
    された場合に診療会計データに診療種別区分が代入されなく
    なっていました。
    よって、バージョン1.1.2で上記のケースに当てはまる入力をされた
    データについては同一剤であっても剤がまとまらない場合があります。

    当該不具合による影響は次のことが考えられます。

    6.1 診療会計で同じ内容の剤が2つ作成されることになる。
      これについては、レセプト作成時に1つにまとめて編集を行うので
      影響はないと考えられます。

    6.2 注射料、特にその他注射(.340)はレセプト作成時に判別を行って
      いるので、診療種別区分が未入力であると摘要欄への編集順が
      注射料の最初になると考えられます。
      皮下筋肉内注射、静脈注射、点滴注射については診療種別を
      宣言するようにしているので診療種別区分の未入力というケース
      が少ないと考えられます。

    6.3 麻酔料(.510)については手術料と区別するためにレセプト作成時に
      判別を行っています。
      診療種別区分が未入力の場合は手術料として摘要欄に手術日が
      編集されます。

    6.4 診療種別区分を入力している場合は特に影響はないと考えられます。


7. レセプトプレビュー
      プレビュー画面で「メモ入力」に全角、半角文字を混在されて入力
      された場合に登録されない場合があります。


8. 再印刷
      再印刷画面より帳票を出力指示しても印刷されない場合があります。

■対象ユーザ
    日レセ バージョン 1.1.2 全ユーザ
    ▲注意:印刷の不具合が発生しているユーザには緊急の対応が必要です。
    ▲注意:1.1.1に留まっているユーザはパッチを当てる必要はありません。

■原因
  6. 検査の診療種別「610  検査(外来包括対象外)」を追加した時に
    プログラムの修正を誤って診療種別区分をクリアしてしまっていました。
  7. プレビューでは全角チェックの考慮を漏らしていまsた。
  8. 再印刷ではdiaの帳票の検証を行っていませんでした。
  地方公費などはdiaのフォームのものもありredと出力方法が
  異なるため出力ができませんでした。

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■皆様にやっていただく作業
(1) パッケージのアップデートをする場合
  ・パッケージファイル
    jma-receipt_1.1.2-1+0jma4_i386.deb  (無床診療所版)
    jma-receipt-hosp_1.1.2-1+0jma4_i386.deb  (入院版)

  ・apt-line
    /etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。

    deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/debian woody jma

  ・パッケージ更新の方法について
    # apt-get update
    # apt-get dist-upgrade

(2) パッケージアップデートをしない場合、もしくは、リモートで
    不具合対応をしたい場合は、パッチプログラムを組み込んで
    ください。
      ftp.orca.med.or.jp/pub/etc/bugfix/woody/1.1.2
      にあります
      ORCSC93.so
      ORCGXC01.so および print-data_prv.rb
      をダウンロードしてください。
      ORCGXC01.so は /usr/lib/jma-receipt/  へ
      print-data_prv.rb は /usr/lib/jma-receipt/scripts/daily/
      へそれぞれコピーしてください《必須:root権限でおこなってください》。
      オンラインプログラムの置き換えになりますので
      日レセの再起動を行ってください。

(3) この不具合(6.)により発生した不正データについてはパッチをあてた
    後に診療行為で訂正で呼び出し再登録をすると正しく登録することが
    できます。

よろしくお願いします。

--
ORCA Support Center/JMARI/JMA(MN)
http://www.orca.med.or.jp/support/qa/support_form.html
T: 03-5319-4665 iFAX: 020-4623-1358
認定事業所専用フリーダイアル: 0800-600-5506(Go Go ORCA)