[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
[ORCA-ANNOUNCE:00163] 日医標準レセプトソフト 無床版/入院版 ver 1.0.12 のリリース
- To: orca-announce <orca-announce@xxxxxxxxxxxxxx>
- Subject: [ORCA-ANNOUNCE:00163] 日医標準レセプトソフト 無床版/入院版 ver 1.0.12 のリリース
- From: orca-announce@xxxxxxxxxxxxxx
- Date: Mon, 23 Jun 2003 19:18:45 +0900
ORCAサポートセンタです。いつもお世話になっております。
■概要
日医標準レセプトソフト(以下、日レセ) 無床版/入院版 ver 1.0.12 を
公開します。今回は次の3つの大項目からなります。
■大項目
・日レセの修正(改善、機能追加、6月改正対応等)バージョンアップ
・データベーステーブル構造の変更(バージョンアップで実施されます)。
・マスタ更新(バージョンアップだけでは実施されません)
▲注意
6月度のレセプト提出のためには、明細書の記載要領を5月末の官報の
通達に準拠している、このバージョンへのアップデートが必須です。
▲注意
1.0.12未満のバージョンでの出力では返戻を受けるかどうかにつきましては、
個々の医療機関から、各支払い基金にお問い合わせしてください。
▲注意
今回以降、修正項目の記法を次のように変更します。
・一般的形式
・[YYYY-MM-DD-nnn]
<修正項目記述>
・説明
YYYY-MM-DDは2003-06-23などの公開の日付です。
nnnはその日の項目の連続番号です。001から開始します。
・目的
日レセの機能について、相互にコミュニケーションする際の
共通コードとして、お問い合わせの際などにご利用ください。
■データベーステーブル構造の変更
・[2003-06-23-001]
患者照会ビューを変更しました。
・[2003-06-23-002]
公費情報の支払区分を追加しました。
・テーブル構造変更の確認方法
業務メニュー画面の「マスタ更新」を選択するとデータベース
の構造バージョンを確認できます。
正常にアップグレード(インストール)が完了すると
「構造ver(自)」及び「構造ver(ORCA)」の表示は
「S-010012-1-20030610-1」
になります。
**************************************************************
* ▲注意:パッケージのアップグレードの前に
*
* 操作に先立って必ずバックアップをおこなってください。
* バックアップの方法
* kterm などから以下のコマンドを入力します。
* $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名
*
**************************************************************
■依存関係
特にありません。
■再起動
日レセパッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動しますが
サブプロセスが終了できずそのまま残る場合があります。
パッケージ更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリケーション
が起動できます。
■今回提供パッケージにおける修正内容について
平成15年6月1日施行の再診料の逓減制廃止改正による診療報酬
明細書の記載については資料「平成15年6月診療報酬改正対応
公式サイトのトップページ:
「2003-06-23 再診料逓減制廃止の6月改正対応のお知らせ」から
「2003-06-23 「平成15年6月診療報酬改定対応」資料・レセプト編(PDF)」を
参照してください。
(1)受付・予約
・[2003-06-23-003]
診療内容をユーザにより登録できるようにしたことに伴い診療内容を
最大30件まで表示するようにしました。
(2)患者登録
・[2003-06-23-004]
保険の本人家族区分が本人の場合、氏名を被保険者名に編集
するようにしていましたが、登録済みの時は氏名変更があった時
に、画面に表示した保険のみ変更をするように修正しました。
・[2003-06-23-005]
保険の本人家族区分が家族で且つ新規の場合に、姓だけを被
保険者名に編集するようにしました。また、世帯主名が氏名と同
じか空白の時も姓を編集するようにしました。
ただし、世帯主名が入力済みの時、世帯主名を被保険者名へ編
集します。また、被保険者名を入力時で家族の場合は世帯主名
へ編集をおこないます。
・[2003-06-23-006]
保険の登録で本人家族区分について15歳未満の場合に本人
はエラーとしていましたがチェックをおこなうことをやめました。
(3)患者照会
・[2003-06-23-007]
公費の種類に「老人一割」および「老人二割」を追加しました。
併せて、一括入力対応(項目毎にEnterキーを押さなく
ても入力値がとりこまれる)も行いました。
(4)診療行為
・[2003-06-23-008]
処置料の注射薬剤の残量廃棄自動発生機能を廃止しました。
診療のケースにより残量廃棄として算定を行いたい場合は手
入力をしてください。
・[2003-06-23-009]
診療行為検索一覧の明細選択を検査以外でも5明細まで選択
できるようにしました。
薬剤を複数選択した場合、カーソル位置は最後の行の数量入
力の状態にします。
なお、診療行為業務でのみ当該機能を実装しており、会計照
会業務では実装していません。
・[2003-06-23-010]
小児科外来診療料を算定できる患者に開放型共同指導料を算
定した時、訂正で開くと、診療種別の.800 その他 がエ
ラーとなっていました。点数マスタの診療区分「80」および診療
種別区分「800」が間違えなので診療区分を「13」、診
療種別区分を「130」へ変更してください。
注意)特例の場合しか算定はできないので点数マスタの更新
データが提供できるまではユーザで変更をお願いします。
・[2003-06-23-011]
200床以上の外来診療料の自動発生とチェックを追加しました。
ただし、包括対象となる検査や処置の算定チェックなどは検討
中であるため算定できてしまいます。
・[2003-06-23-012]
診療行為検索画面で部分一致、後方一致が正しく検索処理さ
れなかったので修正しました。
・[2003-06-23-013]
通院精神療法の20歳未満の加算に、通院精神療法(初診時
精神保健指定医等)‘180020410’ が対象となっていなかっ
たので対象とするように修正しました。
・[2003-06-23-014]
保険番号マスタの期間が変更になった保険を使用した場合、
エラーとなり、そのまま患者登録へ遷移した場合(Shift+F5)
患者番号のみが表示され、患者情報が空白のままだったので
患者情報を表示するように修正しました。
また、保険で15歳未満のエラーメッセージ内容が他のメッ
セージになっていたので正しいメッセージを表示するように
修正しました。
(”保険者番号と法別番号が違います。”が表示されませんでした)
・[2003-06-23-015]
手術料でフィルムが入力できなかったので、入力できるように
修正しました。
・[2003-06-23-016]
手術料で人工心肺不使用加算の計算を正しい計算になるように
修正しました。
(所定点数の解釈でこの場合は、施設基準の逓減の対象には
ならないが、時間外、乳幼児加算の対象にはなります。)
・[2003-06-23-017]
訂正で訂正後の金額がゼロだった場合、収納が入金済みになって
いましたので、請求なしにするように修正しました。
・[2003-06-23-018]
消費税端数対応を行いました。
1001医療機関情報−基本の消費税端数区分に応じて、
消費税の端数処理をおこなうように修正しました。
・[2003-06-23-019]
労災の外来管理加算読み替えの対象に労災固有の診療コードも
含めていましたので労災固有のコードは対象としないように修
正しました。
・[2003-06-23-020]
診療行為検索画面から同じコードを同じ行で選択した時、入力
コードで表示しない場合があったので修正しました。
・[2003-06-23-021]
診療行為検索画面で次頁がある時、次頁分を表示して選択番号
を入力して選択できなかったので、入力して選択できるよ
うにしました。リストからマウスでの選択はできていました。
・[2003-06-23-022]
診療情報提供料(A)、(B)および(D)を一会計入力中に
複数入力できるように修正しました。
・[2003-06-23-023]
処方せんで服用方法が20文字までしか編集されてなかったので
20文字以上でも編集するように修正しました。
・[2003-06-23-024]
自費の場合の負担金計算で減免情報に設定したものが反映さ
れていなかったので修正しました。
・[2003-06-23-025]
小児科外来診療料を算定時、自賠責保険へ変更した時、小児
科外来診察料のチェックをしないように修正しました。
(5)病名登録
・[2003-06-23-026]
入力された病名より病名コードの変換方法を変更しました。
先頭から1文字づつ行っていたのを止めて接尾語の切り出し
残りの文字列より末尾から1文字づつ絞り一致するものがあ
ればその病名コードをふるようにしました。
(例)胃潰瘍の疑い
改善前:胃+潰瘍+の疑い
改善後:胃潰瘍+の疑い
(6)会計照会
・[2003-06-23-027]
診療行為検索画面で部分一致、後方一致が正しく検索処理さ
れなかったので修正しました。
(7)データチェック
・[2003-06-23-028]
「薬剤と病名のチェック」、「診療行為と病名」および「疑い
病名」について正しくチェックができない不具合を修正しました。
「薬剤と病名のチェック」では次のような例の場合に正しく
チェックがされなかったので付け加えておきました。
【例】
(1)ガスター 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
(2)ガスロン 胃潰瘍・急性胃炎
をチェックマスタの薬剤と病名に登録を行いました。
両方の薬剤を投与し、病名は「胃潰瘍」とつけました。
(病名コードも正しく表示されております)
データチェックをかけると、ガスロンに対して「薬剤の適
応病名が未入力です。」と印刷された。
・[2003-06-23-029]
病名コード抜けのチェック機能を追加しましました。
このチェックの主な目的はCLAIMにより病名データを日レセに
セットした場合、編集病名のみ送信され、病名コードが無い場合
を想定しての機能です。
(8)レセプト
・[2003-06-23-030]
山形県地方公費(乳、身、母)と併用の場合のレセプト作成
を修正しました。
・[2003-06-23-031]
国保退職者前期高齢者8割のレセプト種別が間違っていたの
で該当のレセプトが作成できなかった不具合を修正しました。
・[2003-06-23-032]
複数診療科を受診した場合は科毎に診療日付をレセプトに記
載していますが、実日数を算定しない日(傷病手当金意見書交
付料のみ算定した場合など)の日付も記載していたので、記
載しないように修正しました。
(9)日次統計
・[2003-06-23-033]
収納一覧表(外来(ORCBD004)/入院)で次の修正をしました。
テスト患者が対象になっていたので除外するようにしました。
処理実行時に処理区分を入力することにより、明細行の編集
内容を選択できるようにしました。
処理区分は以下のとおり
0(または 処理区分未設定):収納明細単位に明細行を編集
1:伝票番号単位に明細行を編集
2:患者単位に明細行を編集
(10)システム管理
・[2003-06-23-034]
ユーザにより診療内容情報の登録が行えるようにしました。
管理コード「1012 診療内容情報」
・[2003-06-23-035]
無床診療所版で排他制御チェックを追加しました。
管理コード「9800 排他制御情報」
患者処理の排他制をおこなう場合は「排他制御」の項目を
「1 する」に設定をおこないます。
(11)点数マスタ
・[2003-06-23-036]
診療行為検索画面で部分一致、後方一致が正しく検索処理さ
れなかったので修正しました。
・[2003-06-23-037]
診療行為コードの上限年齢で‘AA’がエラーになっていました
ので、エラーとならないように修正しました。
(12)チェックマスタ
・[2003-06-23-038]
診療行為検索画面で部分一致、後方一致が正しく検索処理さ
れなかったので修正しました。
(13)その他
・[2003-06-23-039]
CLAIMの受信で削除する診療コードから検査の採血料を
削除しました。
採血料は検査から自動発生するが点数マスタに医院毎の設定
が必要なため。
以上が主な内容です。
■皆様にやっていただく作業
●マスタ更新データの提供について
(1)システム管理マスタ
入院料関係(特定入院料)
・[2003-06-23-040]
システム管理の病棟・病室設定で特定入院料に「特定集中
治療室管理料・基準未満」を追加した。
更新データレコード件数: 1件です。
(2)点数マスタ(診療行為マスタ)
点数マスタの更新データを提供しました。
・[2003-06-23-041]
指導料の行為で診療区分及び診療種別区分がその他の扱いに
なっていたものを訂正しました。
180010510 開放型病院共同指導料(1)
180015870 退院時共同指導加算
180015910 在宅患者入院共同指導料(1)
180016070 退院時共同指導加算
更新データレコード件数: 4件です。
●マスタ更新について
業務メニュー画面の「92 マスタ更新」を選択しマスタ更新管理一覧
画面より「更新(F12)」を選択すると更新処理を開始します。
更新が完了すると(「状況(F11)」を選択してください。)
「レコードver(自)」及び「レコードver(ORCA)」の表示は
「R-010012-1-20030618-2」
になります。
**************************************************************
* ▲注意
*
* 1)パッケージをインストール/更新しただけでは各種マスタ
* は更新されません。必ず業務メニュー画面より「マスタ更
* 新」を行ってください。
*
* 2)操作に先立ってバックアップをとることを推奨します。
* バックアップの方法
* ktermなどから以下のコマンドを入力します。
* $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名
*
**************************************************************
●パッケージのアップデート
・パッケージ名称
【無床診療所版】
jma-receipt_1.0.12-1+jma2_i386.deb
【入院対応版】
jma-receipt-hosp_1.0.12-1+jma2_i386.deb
・apt-line
上記をダウンロードするために
/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。
deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/debian/ woody jma
・パッケージ更新は root ユーザにて次のコマンドで実行してください。
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
今回の修正そのもの、および、それ以外のことについてのご意見、
ご質問は、公式サイトのお問い合わせページよりご自由に投函して
ください。また、認定事業所の皆様にはフリーダイアルを用意しています。
こちらの合わせてご利用ください。
今後とも、よろしくお願いいたします。
--
ORCA Support Center/JMARI/JMA(MN)
http://www.orca.med.or.jp/support/qa/support_form.html
T: 03-5319-4665 iFAX: 020-4623-1358
認定事業所専用フリーダイアル: 0800-600-5506(Go Go ORCA)