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[ORCA-ANNOUNCE:00113] 日医標準レセプトソフト無床診療所版 1.0.3 パッケージ提供



ORCAサポートセンタ(OSC)です。

■概要
	日医標準レセプトソフト(以下、「日レセ」)無床診療所版 1.0.3 パッケージを提供します。
	対象となるDebian GNU Linuxは woodyのみです。

以下の手順で更新してください。

■注意 画像診断料のフィルム料を手技料に含めるためのバッチ処理の実施

	バージョン 1.0.3 以降にアップグレードした場合は画像診断の
	以下のバッチ処理を必ず行ってください。
	バッチ処理をしないとどうなるか?
	・レセプトの画像診断欄の点数欄が間違って記載される場合があります。
	・レセプトの摘要欄に表示される剤点数が間違った点数で表示される場合があります。

■バッチ処理手順

 システム管理マスタ登録で月次統計の設定を行ってください。

 管理コード:3002 統計帳票出力情報(月次)
 区分コード(任意):001 (空いている番号を指定)
 有効年月日:00000000〜99999999

 帳票名(任意):フィルム料再設定
 プログラム名(半角大文字):ORCBMGZU

バッチ処理の実行

 業務メニューの「52 月次統計」画面で上記の登録したプログラムを
 選択し「処理開始」ボタンを押します。
 「選択された帳票の印刷を開始します」と確認メッセージを表示するので
 「OK」を押して処理を開始してください。
 処理の確認は「処理結果」ボタンを押して処理結果画面を表示し
 「状態」ボタンを押して再表示を行う(何回か繰り返すことになります)。
 「処理は正常に終了しました」と表示されたら処理が終了したことを表す
 画面内の「画像診断一括変更」の行の「頁数」に更新件数を表示します。

処理時間について(目安です)

 診療会計テーブル:約10万行 (TBL_SRYACCT)
 画像診断の更新件数:427件
 サーバスペック:Pentium-4 1.8GHz mem:512MB
 サーバ環境:DB二重化なし(DBRedirector OFF)
 処理時間:約6分

備考

 誤って2回以上処理をしても2回目からは更新対象データがないはずですので
 更新件数が0となります。よって、問題は発生しません。

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■(1) データベーステーブル構造の変更

  ・入院レセプト記載略称(TBL_NYUINRYAKUSHO)
   入院対応版と同期を合わせるためテーブルを追加します。
  ・入院料加算チェック(TBL_NYUKSNCHK)
   入院対応版と同期を合わせるためテーブルを追加します。
  ・定期請求管理(TBL_TEIKIKANRI)
   入院対応版と同期を合わせるためテーブルを追加します。
  ・定期請求印刷(TBL_TEIKIPRT)
   入院対応版と同期を合わせるためテーブルを追加します。
  ・定期請求履歴(TBL_TEIKIRRK)
   入院対応版と同期を合わせるためテーブルを追加します。
  ・患者定期請求履歴(TBL_PTTEIKIRRK)
   入院対応版と同期を合わせるためテーブルを追加します。
  ・保険番号(TBL_HKNNUM)
   レセプト1円単位表示区分の項目を追加しました。
   法別番号チェック区分の項目を追加しましました。
  ・収納(TBL_SYUNOU)
   伝票作成区分の項目を追加しました。
   食事療養費関係の項目を追加しました。
  ・月代り受給者番号(TBL_MONTHLYNUM)
   入外区分の項目を追加しました。
  ・低所得者履歴(TBL_TSYRRK)
   食事標準負担額減額開始日の項目を追加しました。
  ・ビューの再作成

■(2) 依存関係

  特にありません。

■(3) 再起動
「日レセ」パッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動しますが
サブプロセスが終了できずそのまま残る場合があります。
パッケージ更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリケーション
が起動できます。 

■(4) テーブル構造変更の確認について
  業務メニュー画面の「マスタ更新」を実行するとデータベース
  の構造バージョンを確認できます。
 
  正常にアップグレード(インストール)が完了すると
  「構造ver(自)」及び「構造ver(ORCA)」の表示は
  「S-010003-2-20030210-1」
  になります。

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* パッケージのアップグレードの前に
*
*  操作に先立って必ずバックアップをおこなってください。
*  バックアップの方法
*   kterm などから以下のコマンドを入力します。
*   $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名
*
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今回提供パッケージにおける修正内容について

(1)受付・受付一覧
  ・受付一覧のドクター名称を6文字分しか表示していなかった
   ので10文字まで表示するようにしました。
  ・受付の受付一覧も10文字まで表示するようにしました。

(2)患者登録
  ・患者番号構成が自由構成(但し、数字のみの場合) の時、新
   患の番号を全桁数分入力しなければならなかったので有効数
   字の番号を入力しても登録できるようにしました。
  ・保険又は公費を新規登録した時に保険者番号あるいは負担者
   番号の先頭2桁の法別番号チェックを保険番号マスタの設定
   で行うようにしました。
  ・患者複写を行った時、保険の補助区分の設定で老人と判断し
   ていたので生年月日入力されるまでは判定しないようにしました。
  ・空き番での患者番号入力で拡張構成の時、管理番号とのチェ
   ックが間違っていたので正しいチェックをするようにしました。

(3)診療行為
  ・請求確認画面で今回入金額を入力した時に今回請求額に対し
   上限額のチェックを行うようにしました。
  ・生体検査の乳幼児加算が自動算定できていなかったので自動
   算定するようにしました。
   これに伴い通則加算がある場合の所定点数の解釈が誤ってい
   たので算定ロジックを修正しました。
  ・画像診断でフィルムを使用しない撮影の場合でかつ撮影回数
   の入力がある場合、訂正で呼び出した時に回数を編集してな
   かったので正しい撮影回数で算定するようにしました。
  ・画像診断のフィルム料を器材点数として管理していたので手
   技点数として管理するようにしました。
  ・確認画面で自費分として入力した回数の表示がおかしい場合
   があったので正しく表示するようにしました。
  ・確認画面で在宅器材等のその他器材(ユーザ点数マスタ
   ‘059〜’)の数量を表示していなかったので表示するよ
   うにしました。
  ・診療行為入力画面で在宅薬剤・器材(.148、.149)
   の入力の場合に剤の最後に回数の表示がなかったので表示す
   るようにしました。
  ・中途終了分を呼び出し表示した時に初診料を算定していて中
   途終了後、他科等で診療行為を登録されて、初診料が算定で
   きなくなった時もそのまま初診料を表示していたので初診料
   ではなく他科受診を表示するようにしました。
  ・高齢者で老人保健の登録がない場合に老人保険エラーとして
   いたが、原爆(法別番号18,19)単独の時は、エラーと
   しないようにしました。
  ・剤分離で自賠責の証明書料(09591 から 09593 )
   を1剤1明細とするが、3つ以上入力すると剤分離しないこ
   とがあったので正しく剤分離するようにしました。
  ・麻酔料の算定で、年齢加算と時間外加算の計算をしていなかっ
   たので計算をおこなうように修正しました。
  ・訂正で診察料を初診料から再診料あるいは再診料から初診料
   へ変更した場合に診療科履歴の変更をしてなかったので変更
   するように修正しました。
  ・自費保険の負担金計算で課税、非課税の考慮がもれていたの
   で自費課税の場合は消費税の計算を行うようにしました。
  ・約束セットをDOで選択した時、名称が表示されてなかった
   ので表示するようにしました。併せて、約束セット入力後のカー
   ソル移動をしなかったので空白入力後、前の行へ移動するよ
   うにしました。
  ・北海道地区の療養担当手当で11月1日から4月30日まで
   の期間に受診し、かつ当月に算定していない場合は患者呼び
   出し時に療養担当手当を自動発生するようにしました。
   但し、小児科外来診察料を算定している時は発生しません。
  ・画像診断のフィルムで分画数を入力して中途終了した場合で
   再度呼び出しを行った場合に分画数が1に置き換わっていた
   ので正しく読み込むようにしました。

(4)病名登録
  ・入力CD検索より確定して戻った時にカルテ病名の編集をし
   ていなかったので編集するようにしました。
  ・患者氏名が13文字以上の場合に画面表示が乱れてしまうの
   で正しく表示するようにしました。

(5)収納
  ・支払証明書(年間領収書)を作成できるようにしました。
   収納一覧画面より「支払証明」ボタン(Shift+F4キー)を選
   択し支払証明書印刷画面で年次、年度、指定期間を指定し対
   象期間の診療費の証明書が発行が行えます。また、月別サマリ
   と診療日別の2種類の帳票を提供しています。

(6)会計照会
  ・レセプトコメント入力画面で「00:全科」 が 2行表示さ
   れていたので1行表示を行うようにしました。

(7)データチェック
  ・初診算定日と病名開始日のチェックで正しく入力しているに
   もかかわらずエラーとなっていたので修正しました。

(8)請求管理
  ・給付割合が10割のとき0割で請求管理に編集されていたの
   で修正しました。

(9)レセプト
  ・レセプトに通し番号を表示できるようにしました。
   (労災・自賠責の帳票フォームをmonpeに変更した)
   システム管理マスタの
   「2005 レセプト・総括印刷情報」で通し番号の表示を
   行うか否かの設定があるので表示するにしないと編集されな
   ません。また、一括作成と個別作成の判断がつくように個別作成
   の場合は[  12]のように括弧で括ることにしました。
  ・生活保護の受給者番号を入力する場合に入院・入院外の考慮
   をしました。
  ・特記事項欄に生活保護単独で高齢者の場合「04老保」の表
   示を行っているが75歳以上の判定を改め誕生日が1932
   年9月30日以前で70歳以上の場合としました。
  ・労災、自賠責の医療機関名称欄の表示文字数を30文字まで
   表示するようにしました。
  ・再診料に電話再診のコメントコードをつけて入力した場合、
   再診金額欄の摘要欄に表示を行うようにしました。
  ・画像診断のフィルム料が薬剤点数に含まれていたので手技点
   数に含めて計上するようにしました。
  ・地方老人、特定疾患以外のレセプトで患者一部負担金を1円
   単位まで表示を行う場合は保険番号マスタの登録画面で設定
   を行うことによりできるようにしました。
  ・レセプト処理のコメント編集処理に時間がかかりすぎていた
   のでチューニングをしました。
  ・複数診療科で同一診療行為の算定があった場合、レセプトに
   2つ以上表示されているので1剤にまとめるようにしました。
  ・レセプト印刷画面の処理結果画面を自動表示するよう変更を
   行い印刷枚数をメッセージとして表示するようにしました。

(10)システム管理マスタ
  ・療養担当手当(北海道)の自動算定区分を追加しました。
   「1007 自動算定情報」に
   「5:療養担当手当(北海道)」の項目を追加しました。

(11)保険番号マスタ
  ・レセプトの一部負担金欄に1円単位まで表示を行うか否かを
   設定できるようにしました。1円単位まで表示を行う場合は
   「2 10円未満四捨五入しない」に変更を行う。
  ・保険又は公費を新規登録した時に法別番号チェックを行うか
   否かの設定をできるようにしました。

(12)その他
  ・処方せんに「その他器材(ユーザ点数マスタ)」を編集でき
   ないようにしていたので器材として表示するようにしました。
  ・診療行為の中途終了で処方せんの出力をした場合に在宅薬剤
   と在宅器材を表示していなかったので修正しました。
  ・氏名検索でエラーメッセージ表示後に画面遷移がおかしくな
   ることがあったので修正しました。
  ・CLAIM処理で文字コード変換処理に誤りがあったので正
   しい文字コードに変換するようにしました。
  ・診療録(カルテ)の2号紙の出力が2ページ以上ある場合に
   最後のページのみ出力されていたので正しく出力するように
   しました。
  ・月次統計「診療科別医薬品使用量統計」を提供(サンプル提
   供)しました。

が主な内容です。

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マスタ更新データの提供について

   特にありません。

 ●マスタ更新について
  業務メニュー画面の「92 マスタ更新」を選択しマスタ更新管理一覧
  画面より「更新(F12)」を選択すると更新処理を開始します。

  更新が完了すると(「状況(F11)」を選択してください。)
  「レコードver(自)」及び「レコードver(ORCA)」の表示は
  「R-010001-1-20030131-4」
  になります。

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* 注意
*
* 1)パッケージをインストール/更新しただけでは各種マスタ
*   は更新されません。必ず業務メニュー画面より「マスタ更
*   新」を行ってください。
*
* 2)操作に先立って必ずバックアップをとってください。
*   バックアップの方法
*    ktermなどから以下のコマンドを入力します。
*    $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名
*
**************************************************************

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potato版 「日レセ」更新パッケージの提供について

平成15年1月24日のバージョン1.0.1の提供をもってpotato版の対応
は終了させていただきましました。

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woody版 「日レセ」更新パッケージの提供について

平成15年2月25日に「日レセ」更新パッケージをアップロードしました。
パッケージファイル
jma-receipt_1.0.3-1+0jma1_i386.deb
をダウンロードするために
/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。

deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/debian woody jma

パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
で更新できます。

パッケージ更新処理の途中で以下のメッセージが表示された場合について

jma-receipt (1.0.3-1+0jma1) を設定しています ...

設定ファイル'/etc/init.d/monitor'
 ==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
 ==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在します。
    どうしますか?以下の選択肢があります:
     Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
     N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
       D     : 両バージョンの差異を表示する
       Z     : この処理をバックグランドにし、状況を確認する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** monitor (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y

**************************
* "Y" を入力して置き換えるようにしてください。 *
**************************

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よろしくお願いします。

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ORCA Support Center/JMARI/JMA
http://www.orca.med.or.jp/
http://www.orca.med.or.jp/top/support.html