[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[ORCA-ANNOUNCE:00093] 日医標準レセプトソフト入院機能評価版 ( β) の公開について



ORCAサポートセンタです。いつもお世話になっております。

「日医標準レセプトソフト 入院機能評価版(β)」を公開いたしました。

このシステムはDebian/GNU Linux 3.0(woody)でのみの提供となります。

今回、提供する日医標準レセプトソフトの入院対応版では以下の機能を評価できます。
β版のため、現在未実装の機能、既知の問題点などについても記載してあります。
詳細は入院操作マニュアルに記載してあります。

■ ドキュメント
  操作マニュアル(第2版)をPDF形式で提供します。
  ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/etc/jma-receipt-hosp-manual-2.pdf
	まずはこちらのドキュメントをダウンロードして、ご参照ください。

■ 改善点
	24日提供のβ版から本日(2002-12-27)提供の版での改善事項

	・入院の会計照会画面から全科指定時にチェック画面、コメント画面
	 に遷移できない不具合を修正しました。
	・医療機関入院基本情報で設定した減算情報が正しく会計に反映
	 されていない不具合を修正しました。
	・転科、転棟、転室時に異動日以降の診療会計の内容が消去される
	 不具合があったので修正しました。
	・診療行為を入力しなければレセプトが作成できなかったが
	 入退院登録のみで作成できるように変更しました。

■ 既知の問題点
	・入院患者の定期請求を行い、作成された請求データに対して入金登録
	 を行ったのち再度請求を行った場合に請求期間の重複した請求データが
	 作成されてしまう。
	・入院レセプトについては入院履歴のコメント、特定入院料の表示等未実装
	 になっている部分があるので詳細はマニュアルに記載しておきます。

■ 業務機能グループ毎の実装/未実装状況

『入退院登録』
	実装済機能
	 病棟・病室の入院料加算情報のの算定
	 入院料と入院料加算の併算定チェック

	未実装機能
	 退院証明書に入院期間等の情報印字
	 入院診療録の印刷

『入院会計照会』
	実装済機能
	 チェック画面
	 コメント入力
	 剤内容変更

	未実装機能
	 未来月分の剤自動作成機能
	 選定療養費

『退院時仮計算』
	実装済機能
	 定期請求を行った場合は、定期請求の請求範囲の翌日から 
	 請求額の仮計算が行える

『入院患者照会』
	実装済機能
	 入院患者の氏名、入院日等から患者の照会を行う

	未実装機能
	 詳細ボタン押下による情報表示はサンプル表示です

『診療行為入力』
	実装済機能
	 入院患者の薬剤等まとめ入力
	未実装機能
	 現在は医療機関情報の病床数を入力すると無条件に入院診療行為が開くので
	 手入力による画面切り替えが必要です。
	 診療行為を開いた時、医療機関情報の病床数と職員情報及び患者の状態から
	 入院行為入力画面か外来行為入力画面かを判定するようにします

『収納』
	未実装機能
	 入院分の請求データは請求額の表示は行えますが再計算等は
	 現在実装中です。

『入院レセプト』
	実装済機能
	 入院レセプトの一括、個別作成

	未実装機能
	 レセプト出力対象年月の定期請求処理が行われていない場合
	 レセプトの一部負担金額と食事料関係の金額が印字されません
	  (仮請求データ作成処理が実装後に印刷可能予定です)
	 公費併用時の食事標準負担額に出力

『入院定期請求』
	実装済機能
	 請求データの作成
	 「入院診療費請求書兼領収書」の発行
	未実装機能
	 1月内を複数回に分けての定期請求処理

■ 入院機能評価版(β)インストール方法

インストール方法を簡単に説明します。

このバージョンの apt line は
 ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/debian/devel/ woody jma
となります。

(1)woody版jma-receiptをすでに提供していますが
  それをマニュアルに従いインストールします。
  セットアップを行い外来システムとして動作することを
  確認してください。

(2)病院対応評価版をインストールする前に競合する
  パッケージを削除します。
  # dpkg --purge orca-dbbackup
  # dpkg --purge task-jma-receipt-server
  # dpkg --purge task-jma-receipt

  インストール環境によっては上記のパッケージがインストール
  されていない場合もあります。

(3)病院対応評価版をインストールします。
  # apt-get update
  # apt-get install jma-receipt-hosp

  を実行します。

(4)システムを起動します。
  インストールが終了した時点で自動的にシステムが起動されますが
  元のjma-receiptをセットアップした時の設定によっては起動しない
  場合があります。
  手動で起動するには
  # /etc/init.d/jma-receipt start

  を実行します。

(5)glclientを起動し業務画面が表示します。
  業務画面が表示されたら最初に「マスタ更新」を行います。

  更新が完了すると
  構造の方は S-010002-1-20021224-5
  レコードの方は R-010001-1-20021220-1
  になります。

  一応これで病院対応評価版(β)のインストールができたことになります。

(6)入院のためのセットアップをします。
  操作マニュアルに従って必要なセットアップを行います。
  ・システム管理マスタへの医療機関情報、病棟、病室登録
  ・入院帳票用プリンターの設定

以上、よろしくお願いします。

--
ORCA Support Center/JMARI/JMA
http://www.orca.med.or.jp/
http://www.orca.med.or.jp/top/support.html