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[ORCA-ANNOUNCE:00052] 日医標準レセプトソフト Unstable 版 (0.9.34-1) 診療報酬改定対応パッケージのご提供アナウンス



RCAサポートセンタです。いつも当プロジェクトへのご協力ありがとうございま
す。

日医標準レセプトソフトの平成14年10月診療報酬改定対応・Debian GNU/Linux
2.2 (potato)版を
以下のとおり公開いたします。

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(要注意)

(1)データベーステーブル構造の変更

  ・パラメタテーブル(TBL_PARA)
   PostgreSQL 7.1.x から 7.2.x へ移行の事前対策です。
  ・レセプト明細テーブル(TBL_RECEPRT)
   PostgreSQL 7.1.x から 7.2.x へ移行の事前対策です。
  ・帳票データテーブル(TBL_PRTDATA)
   PostgreSQL 7.1.x から 7.2.x へ移行の事前対策です。
  ・請求管理テーブル(TBL_SEIKYU)
   給付割合、年齢、県内外区分、県番号の項目を追加しました。
  ・ジョブ管理テーブル(TBL_JOBKANRI)
   ステップ件数の項目を追加しました。
  ・患者公費情報テーブル(TBL_PTKOHINF)
   支払区分の項目を追加しました。
  ・保険組合せテーブル(TBL_HKNCOMBI)
   支払区分の項目を追加しました。

**************************************************************
* パッケージのアップグレードの前に             *
*                              *
*  処理を行うまえにはバックアップをとることを推奨します。 *
*  バックアップの方法                   *
*   kterm などから以下のコマンドを入力します。      *
*   $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名      *
*                              *
**************************************************************

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今回提供パッケージにおける修正内容について

■平成14年10月健康保険法の改正対応

 改正対応の内容については公式サイトの
 「平成14年10月診療報酬改定対応」資料を参考にしてください。

■自賠責対応(労災準拠)

 1.システム管理の4001労災自賠医療機関情報について
   点数単価 ・・ 労災の点数単価をもちまわります
   加算率  ・・ 自賠責のみの使用。加算割合を%で入力
 2.患者登録について
   労災・自賠ボタンで、労災自賠保険区分’4’で入力
 3.ユーザ点数マスタについて
   自賠責の診断書料の点数マスタ ・・ 09591xxxx で作成
   自賠責の明細書料の点数マスタ ・・ 09592xxxx で作成
   注)作成したコードを自賠責以外で使用した場合は、自費分として扱う
 4.診療行為について
   自賠責の診断書料の入力 ・・ 上記コードを使用
   自賠責の明細書料の入力 ・・ 上記コードを使用
 5.明細書について
   自動車損害賠償責任保険診療報酬明細書(入院外)
   裏面が続紙

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(1)患者登録
  ・住所一覧画面を表示した時にエラーメッセージあるいはガイ
   ドメッセージを表示した場合で、その後住所一覧画面から戻
   った場合に元の画面でなく業務選択画面へ遷移していたので
   元の画面へ戻るようにした。
  ・住所検索の周辺地域一覧画面の住所検索を取りやめ一覧表示
   の件数を25件から50件へと増やした。また、表示住所欄
   をクリックすると選択できるようにした。
  ・公費の種類の選択で負担者番号から決定された公費の種類の
   みが選択可能だったが、負担者番号から決定された公費の種
   類と同じ法別番号をもつ公費についても選択可能とした。
   また、同様に保険の種類も保険者番号から決定される保険の
   種類と同じ法別番号であれば選択できるようにした。但し、
   1度登録した保険・公費の種別の変更はできないこととする。
  ・保険と公費の適用期間の入力で開始年月日を入力した時点で
   終了年月日に‘99999999’を自動入力していたが、
   終了年月日には自動入力をしないようにして未入力のままE
   NTERを押された時に‘99999999’が入力される
   ようにした。
  ・高齢者の負担割合が変更となるため半自動で振替えを行える
   ようにした。但し、現在該当の保険公費が登録されている場
   合に行う。自費、自賠責、労災等のみの時は行わない。
  ・連絡先のエラーメッセージが「勤務先・・」になっていたの
   で正しく修正した。
  ・所得者情報画面の見出しを低所得者1、低所得者2へ変更し
   た。併せてエラーメッセージの変更も行った。
  ・保険の記号及び番号の全角チェックを変更時のみに行うこと
   にした。古いバージョンで半角で入力されている記号番号は
   変更しない限りエラーとはならないができるだけ全角文字で
   入力し直すことを推奨したい。
  ・老人保健公費の半自動変換機能で、変換の確認メッセージ
   の前に「保険番号マスタが存在しない」というエラーメッセー
   ジが表示されることがあったので、変換の確認メッセージを
   先に表示するようにした。また、既に公費を3つ以上登録し
   ている時、老人保健公費の半自動変換が正しく変換されて
   なかったので正しく変換するように修正した。

(2)診療行為
  ・特定薬剤治療管理料初回算定日のコメントマスター
   (840000038)を単独で入力した場合にシステムフ
   リーズを起こすので修正した。
  ・リハビリテーション料で逓減の算定を行った診療月の診療行
   為データを訂正で呼び出すと逓減エラーが発生していたので、
   訂正日以降のリハビリテーションの回数をカウントしないよ
   うにしてエラーとならないようにした。
  ・カーソル移動で、薬剤など使用量の入力を必要とするコード
   (‘_’を自動発生するコード)を入力した場合で数量等が
   未入力の時、該当コードの入力行へカーソルが移動していた
   ので、ENTERを押された時のみ移動するようにした。
   また、フリーコメントでコメントが入力されていない時のカ
   ーソル移動もENTERを押された時のみとした。
  ・併用算定エラーの時、エラーメッセージに併用算定コードの
   名称と算定日付を表示するようにした。複数の併用算定があ
   る時は直近に算定したコードの最初の日付を表示する。また、
   労災保険の場合で労災保険毎に1回のみ算定可能なコードに
   ついての算定エラーについてエラーメッセージを「既にこの
   労災では算定済です。算定できません。」に統一した。
  ・労災保険の場合で外来管理加算が算定できない時も自動削除
   ができなかったので自動削除をするようにした。
  ・労災保険での検査の外来管理加算振替えを労災保険固有の検
   査にも適用するようにした。
  ・労災保険の場合で慢性疼痛疾病管理料を算定している時、外
   来管理加算を算定しないようにした。但し読み替えは行う。
   また、再診料を3月超の場合で5回超に該当する時、上記算
   定済みの時は3月超5回以内へと置き換えを行うようにした。
  ・剤単位で削除する‘−’(マイナス半角文字)を該当の剤の
   どの行で入力されてもその剤を削除するようにした。
  ・投薬の臨時投薬の14日以内の判定が14日未満となってい
   たので14日以内に修正した。
  ・診療行為検索一覧表示で入力コード欄に‘//C’又は
   ‘//c’を入力した場合はコメントの一覧表示し、
   ‘//Y’又は‘//y’を入力した場合は用法の一覧を表
   示するようにした。
  ・処方せんの出力で中途終了からの出力の場合に剤明細数が5
   明細以上の剤が含まれていた時に院内処方分が出力されなか
   ったので修正した。
  ・薬剤情報提供書の出力で中途終了からの出力の場合に剤明細
   が5明細以上の剤が含まれていた時に院内処方分が出力され
   なかったので修正した。
  ・薬剤情報提供書の出力で診療種別の‘.213’、
   ‘.223’、‘.233’の時、院内処方分として出力す
   るようにした。
  ・中途終了分を呼び出して表示した時に診療区分13(指導料)
   及び14(在宅料)の内容を再表示していなかったので修正
   した。
  ・患者を呼び出していない状態で診療選択画面へ遷移しそこで
   患者を選択して登録ボタンで戻った場合に選択情報を反映し
   ていなかったので反映するようにした。また、診療選択画面
   で氏名検索より患者を選択した時に反映されなかったので修
   正した。
  ・再診料算定科又は初診料算定科のコメントを入力されている
   時、訂正で呼び出すと算定科が現在表示されている診療科に
   置き換わっていたので、正しい診療科名称を表示するように
   した。
  ・訂正の場合で、保険組合せ変更時の診察料自動変更において、
   時間外加算、紹介加算が消去されていたので、診察料のみ変
   更するようにした。
  ・入力CDセットの入力を一括入力可とした。また、入力CD
   を繰り返し表示した時、前の画面の内容が残ることがあった
   ので修正した。
  ・検索で .230の外用薬を入力後、ENTERせずに続け
   て薬剤検索の全角を入力した時、外用薬でなく内服薬を表示
   していたので、一括入力の時に正しい薬剤を表示するように
   修正した。
  ・労災保険の場合で救急医療管理加算が時間外加算のある時に
   エラーになっていたので修正した。
  ・在宅寝たきり老人等の負担金に上限がある場合の計算を追加
   した。
  ・注射料で薬剤のみ算定するための診療種別区分を追加した。
   .311(皮下筋肉内注射(手技料なし))
   .321(潜睺睺睺射(手技料なし))
   .331(点滴注射(手技料なし))
   で手技料の自動発生等は行わない。

(3)会計照会
  ・レセプトコメント入力画面でコメントの削除ができなかった
   ので削除できるようにした。
  ・保険組合せを一括で変更できるようにした。表示している診
   療年月で使用している保険組み合わせをすべて指定の保険組
   合せへと変更する。但し、労災・自賠責は変更できない。ま
   た、一般から老人、老人から一般への置換えもできない。こ
   れらは入力されている診療コードが一般あるいは老人のみと
   なるので変更できないため訂正で変更していただきたい。
  ・チェック(Shift+F3)から戻った時、最初の診療行
   為しか表示しなかったので正しく表示するようにした。

(4)データチェック
  ・初診日と病名開始日の関連チェックを修正した。

(5)レセプト
  ・初診料の加算の場合、摘要欄に表示するようにした。
  ・レセプト作成画面で実行状況の目安となるプログレスバーを
   表示するようにした。
  ・特定疾患の患者負担金額に薬剤一部負担金を合算して表示す
   るようにした。併せて患者負担に10円未満の端数が発生し
   た場合、レセプトに1円単位まで表示するようにした。
  ・検査の項目算定項目の表示のしかたを変更した。包括される
   項目数に満たない場合は単剤で表示していたがまとめるよう
   した。

(6)総括表・公費請求書
  ・標準提供の総括表作成プログラムで印刷するかどうか選択で
   きるようにした。
   「101 システム管理マスタ」の管理コード3004の
   「県単独事業情報」で社保・国保別に標準提供の総括表を印
   刷するかどうか選択を行う。
   総括印刷画面ではシステム管理マスタで設定された内容を表
   示するようにした。
   “印刷しない”が選択されている場合は、標準総括表の印刷
   はカスタマイズ帳票の登録がなくても印刷処理は行わない。
  ・国保総括表で保険者番号を保険者名の上に表示するようにし
   た。
  ・国保総括表(給付割合別)で保険者番号を保険者名の上に表
   示するようにした。
   請求管理テーブルの項目変更により給付割合の判定方法を変
   更した。

(7)保険者マスタ
  ・保険者マスタ登録画面の保険番号の表示行数を50行から
   100行へ増やした。

(8)その他
  ・半角・全角変換サブルーチンプログラムで、改行コード後の
   半角空白を全角空白へ置き換えていなかったので置き換える
   ように修正した。
   薬剤情報マスタの登録画面やレセプトのコメント入力画面に
   ある改行つきテキストの編集が該当する。

が主な内容です。

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マスタ更新データの提供について

(1)点数マスタ
   医薬品マスターの追加をした(8月30日告示)。
   診療行為マスターの追加をした(8月30日告示)。
   診療行為マスターの訂正をした。
   ・画像診断のきざみ点数の訂正
   ・外総診など平成14年9月30日まで算定可能なマスタの期限を
    切る
   労災マスターの設定(外来管理加算)を見直した。

(2)保険番号マスタ
   老人保健の負担が改定されるため現行制度の保険情報を平成14年
   9月30日までで期限を切り新たに1割負担と2割負担のマスタを
   追加する。

(3)システム管理マスタ
   自賠責関係のレセプト作成指示マスタを追加する。
   管理コード:2003 区分コード:60
   管理コード:2003 区分コード:61

 ●マスタ更新について
  業務メニュー画面の「マスタ更新」を実行すると更新データをダウン
  ロードしてマスターの更新を行う。
  (処理時間の目安:マシンのスペックにもよりますがダウンロードが
   終了してから約10分かかりました。
   CPU Pentium III 768MHz MEM 256MB)

**************************************************************
* 注意                           *
*                              *
* 1)パッケージをインストール/更新しただけでは点数マスタ *
*   は更新されません。必ず業務メニュー画面より「マスタ更 *
*   新」を行ってください。                *
*                              *
* 2)処理を行うまえにはバックアップをとることを推奨します。*
*   バックアップの方法                  *
*    ktermなどから以下のコマンドを入力します。      *
*    $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名     *
*                              *
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ORCA 更新パッケージの提供について

2002年9月27日にORCAの更新パッケージをアップロードしました。
パッケージファイル
orca_0.9.34-1_i386.deb
unstable からのダウンロードとなりますので
/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。

deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/packages/debian unstable/orca main

パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
で更新できます。

パッケージ更新処理の途中で以下のメッセージが表示された場合について

orca (0.9.34-1) を設定しています ...

設定ファイル'/etc/init.d/monitor'
 ==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
 ==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在しま
す。
    どうしますか?以下の選択肢があります:
     Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
     N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
       D     : 両バージョンの差異を表示する
       Z     : この処理をバックグランドにし、状況を確認する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** monitor (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y

**************************
* "Y" を入力して置き換えるようにしてください。 *
**************************

(注意)
ORCAパッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動しますが
サブプロセスが終了できずそのまま残る不具合があります。
更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリケーションが起動できま
す。 

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以上です。

今後ともORCAプロジェクトへのご協力お願いいたします。