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[orca-users:15040] Re: ORCA連動の電子カルテについて



若干、続きです。

OpenDolphin の標準のカルテ画面の PDF 文書作成機能は、フォントなどもベクトルデータに変換して PDF を生成
しているようです。
しかも、Mac の場合、フォントの関係(物理フォントだとか論理フォントだとかめんどくさい)なのか
そのままだと文字化けしてしまいます。

html → PDF の場合、一般の「フォント埋め込み」式のPDF生成が比較的簡単なので試みたところ、うまくいきました。

https://twitter.com/H_Inomata/status/1536866527869546497
https://p-horlix.net/blog/?p=289 の「html → PDF 変換」
あたりをご参考に。

これで ドルフィンデータベース→html→PDFの経路がひとまず完成です。


猪股弘明
精神科医(精神保健指定医)

2022年5月23日(月) 15:25 Hiroaki Inomata <inomatah0612@xxxxxxxxx>:

>
> 雨宮先生
>
> >OpenDolphinにバックアップ機能を追加
>
> 元々、データ移行ツールを作成していて
>  ・データベース上のカルテ記載情報→プレーンテキスト+画像
>  ・データベース上のカルテ記載情報→rtf ファイル+画像
> はできてました。
> この形式だと新しいシステムにデータを入れ込む際にはいいんですが、
> 閲覧したいだけの時は、視認性という点で今ひとつです。
> スレの一連の流れを見ていて「ああ、画像とテキストを同時に
> 確認したければ、html にすればいいのか」と気がついた
> 次第です。
>
> Java の場合は serialize と言って、オブジェクトを1次元のデータに
> 変換する仕組みがあって、大雑把に言えば opendolphin もこの仕組みを
> 使ってカルテ画面(これもオブジェクト)をデータベース上に
> 保存させてます。
> このデータの中には書式情報も入ってますから、それを抜いてきて
> プレーンテキストを html 的に修飾しています。
>
> >フォント属性の変更もできません
> フロントエンド(ブラウザ)が対応できてませんかね。
> やってやれないことはないと思うんですが、手間はそれなりにかかるので。
>
> 私もフロントのプロトタイプらしきものは作成しました。
> すごい馬鹿馬鹿しい内容なんですが、この程度の機能は欲しいなというのを
> 形にしてみました。
> https://www.youtube.com/watch?v=3fIBNNbJpBc
> データベースとの連携やそれを制御するコントロール層などはまったく
> 作ってませんが。
>
>
> 猪股弘明
> 精神科医
>
> 2022年5月23日(月) 10:44 AMEMIYA Shuji <ame@xxxxxxxxxxxxxxx>:
>
>
>
> >
> > 猪股弘明先生
> > OpenDolphinにバックアップ機能を追加されたとのこと、すごいです。
> >
> > CLIUSは画像のインライン展開はもちろん、フォント属性の変更もできません。
> > フォントサイズだけでも変えられると便利なんですがね。Macアプリ版からブラウザ版
> > に切りかえた時、見た目の差が大きく、フォント属性を変えたくなりました。
> >
> >
> > > ブラウザで閲覧できるというのは良いですね。
> > > OpenDolphin でもできないか気になってましたが、今日、隙間時間ついて
> > > かちゃかちゃやってたら、意外に簡単にできました。
> > > このML、イメージ添付はできないので、私のツィで恐縮ですが
> > > https://twitter.com/H_Inomata/status/1528312647464079360
> > > のようにフォント属性(色・大きさ・太字・斜字・下線)や画像(とその貼付
> > > 位置)も
> > > 正しく抜いてきてくれたようです。
> > >
> > > 噂に聞くにCLIUSは画像などがブラウザ画面上でインライン展開できないとか。
> > > さすがに文字属性は変えられますよね?
> > > この手の機能や音声・動画などの取り扱いは、ブラウザ型の方が実装が容易な
> > > ような気がするんですが、意外に実現できているプロダクツがないような。
> > >
> > >
> > > 猪股弘明
> > >
> > > 2021年12月31日(金) 12:04 Hiroaki Inomata <inomatah0612@xxxxxxxxx>:
> > >>
> > >> Horos や OsiriX の話題が出てきたので、一言。
> > >>
> > >> 私も Horos をカスタマイズして、HorliX (ホーリックス)という名称で公
> > >> 開しています。
> > >> https://phazor.jp/?page_id=486
> > >> (全体的な説明は https://phazor.info/HorliX-J/ で)
> > >>
> > >> OsiriX が「個人では」使いにくくなってきたので、Horos を使い始め、
> > >> そのうち改変したソースコードなども Horos プロジェクトに送る
> > >> ようになりました。
> > >>
> > >> 例えば、Horos でROIを使うとき、使う毎にその描画色がくるくると変化すると
> > >> 思いますが、その元になったコードは私が送ってます。
> > >> いわゆる ROI-color-rotation-UI というやつです。
> > >> このときの改変のやり取りは今でも残ってますね。
> > >> https://github.com/horosproject/horos/issues/342
> > >>
> > >> ここら辺までは、Horos と協調していたんですが、当時(2018年)課題に
> > >> なっていた 64bit 対応がもたもたしていたことや彼らが若干「やりすぎ」て
> > >> しまうところが気になって、結局、独立してしまいました。
> > >>
> > >> 「やりすぎ」というのは、具体的には、ROI-color-rotation-UI でいうと
> > >> 彼らは記録時のファーマットまで改変してしまってます。
> > >> ROI を XXXX.roi のようなファイルを書き出したとき、色情報まで入れ込ん
> > >> じゃって
> > >> いるので、互換性が崩れちゃってるんですよ。
> > >> 上であげた github issues 上での議論を見てもらえればわかると思いますが、
> > >> 元々は「ROI の描画色が単色だと視認性が良くないので、マルチカラーを扱える
> > >> ようにしたい」というかなりシンプルで(おそらく有用な)ユーザーさんからの
> > >> 指摘から始まってます。
> > >> 私も色が変わるのは便利だなと思いますが、記録するほどのことでもないと
> > >> 思い、Horosの改変は取り込みませんでした。
> > >> 「やりすぎ」と感じるのは、こういった点です。
> > >>
> > >> 他には、クラウドの機能も使わないので、ここら辺はバッサリ切ってます。
> > >>
> > >>
> > >> なお、HorliX に関しては arm (M1) 対応もちょいちょい進めてます。
> > >> https://forum.dcmtk.org/viewtopic.php?t=5048
> > >> なかなか時間が取れず、作業があまり進展してないんですが。
> > >>
> > >>
> > >>
> > >> 猪股弘明
> > >> 精神科医(精神保健指定医)
> > >>
> > >> 2021年12月22日(水) 18:10 AMEMIYA Shuji <ame@xxxxxxxxxxxxxxx>:
> > >>>
> > >>> 内科の開業医です。
> > >>> 昨春からCLIUSを使っています。
> > >>> カルテデータのローカルバックアップができることを初めて知り行ってみました。
> > >>> サポートに聞くとPDFのリンクを送ってくれました。Macの場合コマンドラインで
> > >>> Homebrew、jqをインストールした上で、CLIUS Connectをインストールします。
> > >>> いくつかの設定をし、バックアップ作成には3時間強かかりました。ブラウザで
> > >>> 閲覧します。
> > >>> 昨日のようにクラウドORCAがトラブった時などカルテ記載や検査データ
> > >>> 処方内容が確認できて便利です。データの互換性があれば他の電子カルテ
> > >>> への移行も楽になるでしょうね。
> > >>> CLIUSはコスパが良くインターフェースもすっきりして気に入っています。
> > >>> Mac版はメンテナンスモードに入ってしまい、進化はブラウザ版のみになったのが
> > >>> ちょっと残念ですが。
> > >>>
> > >>> Osirixは試用版でずっと使っていましたが(たぶんいけないのでしょう)あまりに
> > >>> サブスクを迫られるので最近はHorosを使っています。Osirixに似たイン
> > >>> ターフェース
> > >>> です。他院で撮ってもらったCT,MRIのデータを読むには十分です。
> > >>>
> > >>> 山崎先生貴重な情報をありがとうございました。
> > >>>
> > >>> On Mon, 20 Dec 2021 08:51:31 +0000 (UTC), kentaro yamasaki wrote:
> > >>>> MLの皆様初めまして、山崎産婦人科の山崎健太郎と申します。
> > >>>> メーリングリストを使うのは久しぶりで、MLの作法などはさっぱりなので、読
> > >>>> みにくい点などあればご指摘いただければ幸いです。
> > >>>>
> > >>>> ORCA連動の電子カルテについてですが、現在私はCLIUSを試しているので、そ
> > >>>> ちらの話を投稿させていただきます。
> > >>>> CLIUSを知ったきっかけは、東京の大橋克洋先生が開発された電子カルテを
> > >>>> 使っている縁で、大橋先生がCLIUSの技術顧問に就任された時に教えていただ
> > >>>> いたことがきっかけです。
> > >>>>
> > >>>> 私は現在は大橋先生の電子カルテを使っておりますが、同時にCLIUSのユー
> > >>>> ザーにもなって、試用しながら要望を出しているところです。
> > >>>> その中で、CLIUSの良いと感じられるところを挙げておきます。
> > >>>>
> > >>>> ◦ 自院のパソコンにバックアップが可能な点
> > >>>>   これを一番要望しており、今年実現しました。PDFファイルでのカルテバッ
> > >>>> クアップはよくあるのですが、CLIUSは自院のパソコンにJSONでバックアップ
> > >>>> が取れるので、カルテデータを人質に取られる懸念が少ないです。
> > >>>>
> > >>>> ◦ 経済的
> > >>>>   Web予約機能やオンライン診療機能(使っていませんが..)なども含まれて
> > >>>> います。何より驚いたのが、ジョブカンの使用料が無料になるキャンペーンを
> > >>>> 行っていることです。当院でタイムレコーダーを使っての勤怠管理や給与計算
> > >>>> をジョブカンで行っているので、CLIUSを実際に使っていないくても、ジョブ
> > >>>> カンの費用分の元が取れています。
> > >>>>
> > >>>> ◦ 要望に応じてくれる土壌があると思われる
> > >>>>   私以外のユーザーがどのような要望を出しており、どれぐらいのスピード感
> > >>>> かははっきりしないのですが、自分が要望していたバックアップ機能や一部有
> > >>>> 料機能であったものの無償化などが実現し、比較的に要望に応えてくれる運営
> > >>>> なのではと期待しています。
> > >>>>
> > >>>> 細かい所は気に入らない点も多数あるのですが、クラウド型の電子カルテは機
> > >>>> 能的に似たり寄ったりで大差ないと思っているので、上記のメリットを損なう
> > >>>> 大きなデメリットは今の所見つけていません。強いてあげるなら、クラウド
> > >>>> ORCA必須な所で、私もオンプレからクラウドに変えた時は心配でしたが、今は
> > >>>> ORCAのメンテに気を使わなくてよくなり、心配事が一つ減りました。
> > >>>>
> > >>>> 皆様のご参考になれば幸いです。
> > >>>>
> > >>>> 山崎健太郎
> > >>>>
> > >>> --
> > >>> 坂の上クリニック(sakanoue-clinic.jp)
> > >>> 院長 雨宮修二
> > >
> > --
> > 坂の上クリニック(sakanoue-clinic.jp)
> > 院長 雨宮修二