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[orca-users:12909] ORCA考・・・ORCAは失敗かも



八木@大阪です。

僕は60歳定年を考えていますので、あまりORCA将来について意見を
述べるつもりはなかったです。

ただ、ORCA開発当初、開業医のITに対する認識を180度転換するものと
思い全面的に支援しました。自分の意見に少し責任を感じるので、総括する
ことにしました。

ORCAは、DebianからUbuntuに移り(どちらでも同じです)、いずれにしても
日医というか開発者主導の状態で、現状が維持されています。

確かに、レセコン業界に対してある程度のインパクトがあったと思います。
次は、ORCAにすると言えば、かなりの値引きを引き出せると聞きました。

ただ、ORCA開発当初の目的は何だったのでしょう・・・・・?
医者のIT化への参加を促進するものではなかったですか。

僕的には、第二の人生への準備をしているので、レセコン自体には
あまり興味がないですが、ubuntu10.04では、ORCA4.5は来年3月まで、
4.6は9月まで、4.7は2015年3月まで、その次は、マシン自体を換えねば、
ORCAは使えませんよ!!!!!!
というのは、いかがなものですか?????

開発費は誰が出しているのですか!!!!!!!

僕は、ORCA開発当初から、ある程度の時期がきたら、OSを固定
すべきだと思っていました。開発の方にも、その旨伝えたことが
あります。でも、オンラインという性格上、それは無理との返事でした。

しかし、ORCA4.7の構造をみて、別に64ビットCPUでしか動かないものとは
思えません。32ビットCPUでも、十分に最小限の動作はすると思います。
結局、日医会員が使うことのないubuntuの機能をバージョンアップするのに
独自のOSをつくるのが煩雑との理由で追従しているだけではないですか?

ORCAは日医の趣味ですか?
ORCAは日医会員の為のものですか?

この疑問に対して、僕は、ORCA開発当初、絶対に後者であると考えていました。
現在は、その信念は揺らいでいるというか、間違っていたと思っています。

現状の方向のORCA開発は、”日医会員のIT化促進”とした、当初の方針とは
大きく乖離しており、このプロジェクトは、大失敗かもしれません。

僕は、数年前に、このORCAプロジェクトは、現在の医者の為のものでは
なく、子供達の子供達のために絶対に必要だと思いました。
僕も、大阪の公費プログラム作成時には、私費投入を申し出ました。

しかし、このプロジェクトは失敗だったのかもしれません。

現在の日医会員のために、どのような利点が有るのでしょうか?
当初の目的の、少なくとも、”会員のIT 化参加促進”という目的に対しては
全く逆行しています。

このORCAプロジェクトは、日医としては大失敗だったのかもしれません。
今回、久しぶりに、ORCAに接して、その気持ちが非常に強くなりました。

現状の方向で進むのであれば、たとえ、今の何倍もの金額がかかろうとも
日医パッケージを作るべきだと思います。
それを日医会員に優先的に配布できるような形にすべきです。

ORCAは、日医会員の会費で作られているのです、慈善事業ではないはずです!!

現状の方向で進むのであれば、ORCAプロジェクトは失敗だったのだと思います。


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    高野山大学大学院文学研究科密教学専攻 八木高秀
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