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[orca-users:11968] Re: 用法(服用方法)の記載方法の統一化



考え方が逆です。もともとは「一日量から考えて1回当たりに割り振った」から
そういう数字になっているのです。一回あたりの量から先に考えるから、おかしな
話になるのだと思います。薬は「一日総量〜gを、2〜3回に分服」という表記に
なっている物は沢山あるわけです。そんな中で「最初に総量があって、それを
薬匙で目分量で分ける」という事を長い間やってきたわけです。分包の包装が
最初からあったわけじゃありません。最初に分包包装が無かったマーズレンS
やら、カマなんかは、そういう事情で1回の単位が中途半端になってしまって
いる訳です。厚生労働省がとか、教育がとかいう事ではなく、そういうやむを
得ない事情があるのだと思います。自分で調剤した事があれば分かると思います。

薬ビンから粉を取り出して他の粉薬と混ぜ、分薬機で作るとロスは必ず出ます。
例えば小児で少量を分ける場合、薬匙で分けるので、全てが同じ量にはなって
いません。おそらく0.1g以上は出ることもマレではありません。(錠剤の粉化でも
ロスは出ます)まあ、服用の時にも粉薬は袋の中に多少残ってしまうので、必ず
少なめにしか服用できていないのが現実。結構その辺りは、いい加減なのが実
際の現場なんだと思います(笑)

みはし医院 湯澤 聡