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[orca-users:11425] Re: debian が立ち上がりません



長野県飯田市の丸山です。

 On Sat, 1 Aug 2009 14:15:12 +0900, To-taro wrote:
> 岡@地力導入後
> 従サーバとして、使っているマシンが、急に立ち上がらなくなり。
> 
> 最終的には、スウィッチを入れると、GRUB1.5を、、、、、とでて、
> しばらく経つと、ERROR25となり固まります。
> 
> クリーンインストールし直すしかないのでしょうね。
> 
> Checked by AVG - www.avg.com 
> Version: 8.5.387 / Virus Database: 270.13.38/2274 - Release Date: 07/31/09
> 05:58:00

grub関係がおかしいと、grubの状態(どこまで読み込めるか)によってgrub以下の
表示が違います。

grub 1 stageまでは、HDDのMBRまたはInstallしたPartitionの最初
(BR,boot Record)に、grubがInstallされています。

grubは容量が大きいためと、OSと環境により,stage1.5以下のstageのファイル等が
異なるため、grubの1.5 stage以降は、grubInstall時に指定した、Partitonの
/boot/grub以下にgrub1.5以降のファイルがあります。
なお、Grubは1,1,5,2というstageがあります。

上記はstage1.5以降が読み込めなくて.grubのstage 1までは読み込めている状態だ
と
思われます。
環境に依存するファイルであるmenu.lstもここにあります。
menu.lstはOSの選択を行なったり、Partitonの指定やkernel Optionを指定する
ファイルです。Run Levelを指定して起動(single Mode等)することもできます。

RedHat系の場合/etc/grub.conf(menu.lstはgrub.confのsymbolicになって
います。)です。
マルチブートしている場合はこのファイルを書き換えることでOSを選択できます。
メニューの表示待ち時間も指定できます。
なおマルチブートしていてGrubをInstallしたpartitionを消してしまった場合も
上記のようなことになります。
このDirecryが見つからないか、その中のファイルが壊れていると上記のmessageが
でます。

なにもしないのに、このようなメッセージが出た場合は、多分HDDが壊れたり異常が
ある
ためだとおもわれます。
このような場合はHDDがどのような状態になっているか保証できないため、再
Installする
のが良いと思います。

なお、S-ATAやSCSIのHDDの場合は、HDDを増設するとdrive名が変わることがあるた
め
たとえ正常でもこのようなmessageが出ることがあります。

このような場合、あらかじめgrub-installコマンドで、作成しておいたFDで
(grubの1 stageとSage1.5以降を/boot/grub以下をFDにInstallしてFDから
grubを起動できるようにして)あれば、LinuxやWindowsを起動することができま
す。
またHDD構成やPartition構成が複雑でない場合は、menu.lstがなくても、
grub shellによる補完機能で、Partitionを指定して起動することもできます。
FDのformatはext2にする必要があります。
GNU infoがInstallされていればinfo grubで簡単なhelpが表示できます。
grubがInstallされていればman grub-infoでも表示されると思います。
HPのサーバでは最新版のGrubでないとErrorがでて起動できませんでした。

USBメモリの場合はUSBで起動できるかどうかはUSBメモリとマザーボードによりケー
ス
バイケースであり、CDの場合は書込みできないため、grub起動Diskは一番FDが確実
です。
Linuxの場合はKernelが変わると、menu.lstの記載が変わるためとHDD構成を換えた
場合はmenu.lst,fstab,e2labelを一致させる必要があるためです。
USB FDで起動できる場合はLegacy FDDがなくてもBIOSでUSB FDで起動できるように
しておけば使えます。(USBの場合SCSIやS-ATAと同じでドライブ番号が変わること
に注意)

Grubに関する情報はInternet上でgrubで検索したり、Distributionは違いますが、
SOFTBANKのFedora Core2サーバ構築完全攻略(RedHa t9版と、最近のFedora版の
3冊あると思いますがgrub関係の解説はほぼ同様だと思います)によい解説があり
ます。

なおAcrois TrueImageでなくても、Acronis DiskDirectorでPartitionの
コピーをHDDにとっておけば初期Backupできます。(Image化する必要がない)

Acrois TrueImageはCDやDVDに分割して、場所を取らないaBackupをするには
便利ですが、Imageから戻す必要があるため面倒です。Windowsと違い、
grubと/etc/fstabとe2labelの一致、/homeの共用さえしていなければ、Windowsのよ
うに
Partition同士の干渉はないので、便利です。CDやFD(10枚弱)マルチブートさせて
いる
WindowsにInstallしたDiskDirectorでbackupが取れます。Down時間はありますが、
初期
バックアップであれば問題ないと思います。

grubと/etc/fstabとe2label(debian系はe2labelはない)の記載さえ合っていれば)
OSを起動できます。
HDDを差し替えるだけですぐsysytemを立ち上げることができます。
dataはNASや主サーバ、従サーバから戻すことが必要ですが、面倒なORCAのInstall
はしなくて済みます。

ただし、TrueImageやDiskDirectorはCDやFDによる起動やいろいろな知識が必要なた
め、
相当なスキルが必要ですので、初心者にはお奨めしませんが知っていると便利で
す。

TrueImageでもCDやFDによる起動もキーボードマウスがPS/2でなければだめだとか、
その
逆にUSBでないとだめだとか、BIOSの設定でLagecy USBを無効にしておかないとだめ
だとか、CDでは起動できるのにFDでは起動できないとか、その逆だとか、PCにより
いろいろと
起動できないことを経験したことがあります。

PartitionMagic等の方が対応Hardwareが少ないため起動はできることが多いようで
す。
--
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