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[orca-users:11323] Re: とてもくだらない考えで申し訳ないです



八木先生、長谷川さん、ORCAサポートセンタ(OSC)の永島です。
お疲れさまです。

> ベンダー自身は自分の所の良いことしか言いません。
> どれだけ、自分の医院に合ったサポートしてくれるかどうかは
> つきあってみないとわからないことがしばしばあります。
> つきあってみてからでは遅かりしと言ったことがたまに見受け
> られます。

OSCで取り扱った某県でのサポート実話です。

ある医療機関がサポート事業所を換えようとしました(その業者では良くある
ことです)。
切り換えられる業者が医療機関に提示した「保守委託契約解約の覚書」なる
ものを見せていただく機会がありました。
二社間の覚書のはずなのになぜか「日本医師会が定めた書式」のような
雰囲気を漂わせています。そのやり方が巧妙でした。

本文部分は印刷ですが、委託者と受託者の署名部分はブランクで、手書き
またはゴム印捺印という形式になっています。つまり、業者の作戦としては
「自分は認定サポート事業所であり、日本医師会の代理のように振る舞って
いる。その認定サポート事業所である当社に逆らってでも保守契約を解除
したいのならそうしても良いが、当社が日医から支給されている様式にて
正式に手続きを踏みたまえよ、君たち」みたいな雰囲気を醸し出そうとして
いるのでした。

まあ、そこまでいったら大ウソですが、単純に覚書の作り方としては
不公正な点はありません。
が、しかし、意識のほとんどを患者さんの治療に集中している真面目で
気の弱い先生が保守契約を解約することに対する心理的な障壁としての
効果は十分にあるのではないでしょうか?
その医療機関の院長先生も奥様も本当に心労のご様子でした。

要は
(1) 医師は(日医を含めた)お上に弱い

(2) 医療機関、開業医同士の横の情報共有はほとんど無い

(3) 医師はビジネスプロトコル(契約関係、法務、税務など)に弱い
    利用されるという局面もありますし、業者に無理難題を吹っ掛ける
    という結果になったりもします。

という状況を利用(悪用?)されているような気がします。 

困ったときに医師会顧問弁護士に気軽に相談できるような仕組みが
あっても良いのかも知れません。

上記の事例では困っているご両親の様子を見かねて小職が属している
SNS(mixi)に、娘さんからメッセージが届いたのがきっかけでした。

> 多くの医師会様でも始められているかと思うのですが、既に
> ORCAをベンダーから導入された先生からアンケートを取り
> ベンダーの満足度調査をやることも一つかと思います。
> MLを使いこなせる先生は、怪しいベンダーは大体見分けが
> つくと思います。今、ORCAを普及させるためには、このML
> に出てこない先生にいかに満足して頂くかにかかっているかと
> 思います。

曝したり、隠したりする事でもないと思うので書きますが、長崎県の
西彼杵郡医師会でレセコン利用状況調査をアンケート形式で実施された
そうです(何年か前です)。結果報告が記載された医師会会報が手元に
無くて申し訳無いのですが...印象に残ったことのひとつは、
同一のレセコンメーカの同一のレセコンでも驚くべき価格のばらつきが
あったということです。

この事ひとつを取っても色々な解釈が可能ですが、今日はこのくらいで
失礼いたします。


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