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[orca-users:01036] 電子カルテについて



長文です
岐阜県医師会DrKです
Orcaはinstallしていますが、まだ運用には至っておりません。
電子カルテを先に導入しました。
当院は自作でデータベースを作成し、
テキストエディタを用いてカルテとしております。
最近の電子カルテはマウスでひな形から選択することで病歴や所見を入力するこ
とがほとんどですが、患者の言葉通り症状を記載したり、自分の印象を入力した
り、また患者のプライベートな情報を入力するのはやはり患者の言葉をそのまま
画面上に再現するテキストベースが一番と考えます。
Grep検索を用いれば、全患者のテキストの中から、たとえばGreenfieldが挿入さ
れているヒトを検索するのも1分以内に可能です。
医師会の先生にお見せすると、
「電子カルテは履歴が残らないといけない」
とご指摘を得ました。
厚生省の3つの用件のうち真正性の確保問題です。
当院としては1週間おきに全カルテのテキストとデータベースをCDRに焼き、内容
証明付きで自分宛に郵送します。
これを消印有効でそのまま保存しておきます。
なにかカルテ記載の日付が問題になったときには
(たとえば司法官の)立ち会いのモトでこれを開封することで、
その消印日付以後の書き換えのないことがソフトウェアではなく、消印という
ハードウェアによって証明できると考えます。
そもそも手書きのカルテですら、1年後の改ざんが可能であり、
たとえば1週間後にデータを書き込むことはさほど(問題症例でない限り)普通
に行われます。
まして現在市販の電子カルテにおけるソフトウェア上の変更履歴の日付など、ハ
ッカーの皆さんの横行する現代、どれだけ「真正性」を確保できるものでしょう
か。
当院のシステムについてみなさまのご意見をお聞かせいただければ幸いです。
長文乱文、お読みいただきありがとうございました。