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[orca-users:00601] Re: オルカコミュニティーを創りたい!(長文です)



廣瀬一海@MT-JAPANメディカルサポート事業部です。

多少気になった事があったので投稿しました。

>いえいえお金にならないことをやっと悟ったと言うことです。
お金になる、ならないは各「餅屋の腕と知恵次第」
売るのは技術とサポートを売るわけですから当然の話ですが。

> コミュニティーを創れば解決できると思いませんか?
> さっさと導入して、データ入力やレセプト作成のノウハウを
> コミュニティーに還元するのが良い選択枝ではないでしょうか?!

提案としてはとても有意義な提案だと思います。
ユーザーにとってのコミュニティは有意義な情報を共有するという目的の元で重
要な存在です。
そのコミュニティはこのorcaの各MLそのものです。このMLを充実させていく事が
重要だと思います。

このORCAはDebianに関する知識からCobolに関する知識、OLTPの知識、医療事務
業務についての知識と幅広い知識を必要とします。
各ベンダーで運用に成功して運用できている理由はとてもシンプルで上記の技術
を餅屋が持っていた事と各ユーザーがしっかりと対価を払っているからです。
つまり餅屋は餅屋だからこそ仕事としてORCAを導入しサポートしているわけです。
仕事だからすべての事ができて当然なのだと思います。

> ORCA も Debian も進化していますし、Multi OS にも対応するでしょう。
> 綜合病院に対応しているベンダーのみ生き残れるのかもしれません。
> 当てにしていたベンダーが撤退したときにどうしますか?

しかし、ORCAの今後の普及に関して導入業者の問題に関して仰る事は理解できま
す。中途半端な業者が多いとこのような事が起こるでしょう。
今後のORCAの普及を真剣に考えるのであればこそコミュニティで解決するもので
は無いと考えます。

ORCAの地元ベンダーになりたいが導入ノウハウが無く扱う技術力も無いもしくは
畑違いでノウハウが無い・・しかし、ベンダーとして参入を検討している「餅屋」
の方々は餅屋として導入ノウハウのある企業に対価を払い技術提携、業務提携す
べきでは無いでしょうか?。本や技術資料を読む際にはしっかりお金を払って本
屋で買うのと同じです。

他県ベンダーからの問い合わせで技術提携の話は多くあり、弊社でも20日にも技
術提携を検討されるベンダーと打ち合わせです。
提携の際にはORCAの理念、オープンソースについて、Debian導入からORCA導入、
公費開発、日頃の保守業務、病院に対しての親身なサポート、医療事務業務につ
いて・・と指導する内容は山ほどあります。しっかりとしたベンダーさんになっ
て貰うためにお互いビジネスだからこそ本気で全部を教えるでしょう。
そして地元ベンダーとしての責任を果たす・・撤退はしない業者になると思いま
す。

> 機器の選定から Debian GNU/Linux の導入
> ORCA 導入からネットワークの構築
> データ入力からレセプトの打ち出し
> サポートシステムの共有
> 営利を目的とした活動をしない。
> 情報やノウハウを共有する。
> ORCAユーザーに還元する。
> 共有できるサポートセンターの設立を目指します

前述までの観点で行くと上記の内容は
各ベンダー同士でお金を出し合い、技術提携をして検討すべきと思います。

よくベンダーから「導入について指導をしてほしい」「ノウハウを教えてほしい」
と電話で問い合わせがくるのですが・・丁重にお断りをしています。
なぜなら、それで多くの餅屋は飯を食っているのだから・・
「知識と経験はお金で買うものだからです」

オープンソースやGPL等に関しては皆さんよくご存知と思いますが
「未だ知識と経験をGPLで公開しています!!」って業者は居ないと思います。

> 私は公言しました、
> 「営利を目的とした活動をしない」と。

「営利を得るために必要な情報とノウハウ」を「営利を目的とした活動はしない」
コミュニティで共有する。僕はそこに矛盾と疑問を抱きます。

-- 
ネットワークエンジニア 廣瀬 一海 [Kazumi Hirose <kazumi@xxxxxxxxx>]
株式会社MT-JAPAN システム開発部、メディカルサポート事業部兼務
〒802-0042
福岡県北九州市小倉北区足立1-2-3 3F
TEL:093-531-0502 FAX:093-531-0509