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[orca-users:00363] RE: 自分でインストールできない場合の、簡易インストーラーは、欲しいです。



廣瀬@MT-JAPANメディカルサポート事業部です。(北九州足立病院、木屋瀬クリ
ニック、あだち宇野内科を運用しています)

 >このCD1枚でDebian,ORCAのインストールから日本語環境に必要な設定はさ
れて 
いる状態で
 >1台あたり20分で構築できます。

> その様なものがあるとしたら、是非とも有料で分けて欲しいと思うのが、
Linux恐 
>怖症の方の本音でしょう。50歳以上の方は、やはり全員が、欲しいのではない
かと。
>  なければ、最初からORCAを使うはずも無いでしょう。

それこそ生越さんが仰っていた餅は餅屋に任せるとの事で・・簡易インストール
CDは責任ある業者には提供しても一般の先生方には難しいでしょうね。
本来あるべきORCAの機能を最大限に引き出すためにも業者は不可欠と考えます。

> Linuxのいろんな雑誌の付録に載っているパッケージで、実際にスムーズにイ
ンス 
>トール出来た試しはないですよ。あるとすれば、ラッキーとか。

私たちは特に出来なかったことはありません。餅屋ですので・・

> 他社さんでも、同じようなCDROMをお作りのようですけど、それぞれ差
がある 
>のでしょうかー。

多分同じ考えの上(量産性やコストを抑えるためにも)上記の様なCDの開発をさ
れている業者さんは多いと思います。
ただでさえ、人権費のかかる仕事ですから・・

>一番具合の良いのが、良いです。ハード並みに、Buring 
>Testとかしてあるんでしょうかー。

もちろんテストを行っております。今度で14台目のORCAの構築です。

>レセコンでは、今では、遠隔メンテナンスできるようですし。Insight技術です
ネー。
病院の問題点や、医療情報化の相談に乗る意味も兼ねて今は遠隔面手はしていま
せんね。
顔をあわせてメンテナンスが私たちにとっては一番の安心ですので。

>   カーネルが。2.2.5??くらいが、安心して責任を持って普及できるん
では 
>カーネルが。2.2.5??くらいが、安心して責任を持って普及できるんで
はない 
>かと。

カーネルは2.4.18を使用しています。理由は新規ハードウェアに対応する(USB,
PCMCIA等)とext3fs等のジャーナリングファイルシステムを導入するためです。
Xは4.1を導入しています。ここ最近のGeforceなどのビデオカードにも対応する
ためです。また、幾つかはWoody Testingのバージョンからpotato用にビルドし
なおしています。(sawfishなどあまりにバージョンが古く不安定なプログラ
ム)、プリンタはエプソン製はEplaser(エプソンコーワ様提供分)、Canon(gs
標準)です。i386では良い性能は期待できないと思いカーネルからAMD K7や
Duaron,Intel Pentium4,Celeron用に最適化してコンパイルしなおしています。
それらカーネルをGrubのMENUで各CPU用に分けてBootしています。
ネットワークの設定、CPU最適化、プリンタ設定、ビデオカードの設定、ハード
ディスク最適化、ジャーナリング導入からORCAのユーザー追加などもスクリプト
を書いて極力手間がかからないようにしています。ATOKを導入しています、ORCA
専用に医療辞書と変換キーバインドを初期状態から使えるようにしています。
(保険証の旧字体の「え」(るみたいな文字です)がありますので・・)
現在開発されている方の参考になればと思い書きました。

こういったノウハウも専門だからできるとおもいます。
もちろん先生方の中にはより前へ進んでいる方も居ると思いますが・・

このようなノウハウ、技術の上に充実したサポートが提供されるよう、不安定な
ら問題点を洗い出す会合を医事や先生と週に何回か開き少しでもORCAを成長させ
ていくための努力をする事や、病院の情報化に向けて必要なコンサルティングを
行い、適切な方向へ進めるのはエンジニアの仕事だと思います。
弊社では毎日各担当が病院に張り付きでORCAの問題点を集計し改良や修正の報告
をしています。
幸い医事経験が多少あり、且つエンジニアであったのもあり・・このプロジェク
トには大変好感を持っていました。

だからこそ今ORCAにかかわるエンジニアの役目があると思います。
ただ僕らも明日のご飯があるので・・ビジネスをしないといけないのです。

このプロジェクトには多くのエンジニアが参加している事と思います。
予談ですが長崎県出身で私の田舎は無医村です。
医療の情報化、高度化によってこのようなところにも安心した医療が提供でき
る・・私自身はそう思い今まで多くの病院にエンジニアとしてかかわってきまし
た。

私の場合はこの様な形ですが・・少なからず多くのエンジニアの方が何かしら医
療の情報化について考えの上参加されていると思います。
医療と情報技術の融合でよりよい医療を提供する。とてもいい事だと思います。
目的を達成するために不可欠なのは融合するからにはお互いを信頼していいもの
作って行くことではありませんか?

すいません、予談でしたが・・

以上です。

株式会社MT-JAPANメディカルサポート事業部
ネットワークエンジニア 廣瀬 一海