[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[ORCA-ANNOUNCE:00234] 日医標準レセプトソフト ◆平成16年改定対 応 ver 2.3.0 提供



ORCAサポートセンタです。いつもお世話になっております。

■概要
    日医標準レセプトソフト(以下、日レセ)ver 2.3.0 パッケージを提供します。
    平成16年の改定記載要領に対応し、かつ、これまでにわかっている不具合対応を
    含んでいます。
    データベーステーブルの構造変更もあります。

■対象ユーザ
    全ての日レセユーザが対象となります。

以下の手順で更新してください。

■(1) データベーステーブル構造の変更

  ・定期請求履歴テーブルを変更しましました。
  ・入院基本料テーブルを置換しました。
  ・入院レセプト記載略称テーブルを置換しました。

■(2) 依存関係
  特にありません。

■(3) 再起動
  日レセパッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動
  しますがサブプロセスが終了できずそのまま残る場合があります。
  パッケージ更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリ
  ケーションが起動できます。 

■(4) テーブル構造変更の確認について
  業務メニュー画面の「マスタ更新」を選択するとデータベース
  の構造バージョンを確認できます。

  正常にアップグレード(インストール)が完了すると
  「構造ver(自)」及び「構造ver(ORCA)」の表示は
  「S-020300-1-20040422-2」(平成16年4月22日現在)
  になります。

**************************************************************
* パッケージのアップグレードの前に
*
*  操作に先立って必ずバックアップをおこなってください。
*  バックアップの方法
*   kterm などから以下のコマンドを入力します。
*   $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名
*
**************************************************************

=======================================================

■今回提供パッケージにおける修正内容について
  「平成16年4月診療報酬改定」による診療報酬明細書記載要領に対応
  したパッケージの位置づけとなります。
  この部分については資料「平成16年4月診療報酬改正対応(レセプト編)」
  を参照してください。


■選定入院中の患者が他医療機関受診をされた場合の取扱いについて(重要)

  平成16年4月の改正により、入院中の患者が他医療機関受診を
  された場合の算定が、入院基本料の70%減額で請求できるよう
  に変更されましたが、入院通算期間が180日を超える選定入院
  の対象患者については現在のところ正式な取扱いについて通知さ
  れていない状況となっています。
  よって日医標準レセプトソフトでは正しい取扱いが通知されるま
  での期間、30%の請求分については保留の扱いとし、診療報酬
  明細書(レセプト)及び患者への請求書兼領収書へは一切の記載
  を行わない方針としています。
  該当する患者が入院されている医療機関においては大変ご迷惑を
  お掛けしますが、正しい解釈の通知があり次第、早急に対応した
  いと考えておりますので、該当のレセプトは保留扱いとし提出を
  待っていただくことと、請求書兼領収書についても保留とする扱
  いをお願いいたします。


(1)患者登録

 1. 負担者番号チェックで、51(特定疾患)で始まる番号チェックに
   実施機関番号「301」と「101」を追加しました。
   (水俣病総合対策費補助金交付要綱又は茨城県神栖町におけ
   る有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措
   置事業要綱に基づくもの)
   併せて、実施機関番号が「601」、「602」、「701」、「301」、
   「101」以外の時は警告を表示するように修正しました。


(2)診療行為

 1. 外来入力のカーソル移動で、薬剤、器材等数量を入力できる
   場合に、最終行に自動で戻った場合、数量の「_」を編集し
   ないことがあったので編集するように修正しました。

 2. 入力したコードと数量の間の空白が2つ以上にあった場合に
   数量として編集しなかったので、空白の数によらず数量を編
   集するように修正しました。

 3. 日付などを埋め込むコメント(診療行為コードの先頭が'84'で
   始まるもの)を入力した後、日付などの入力値を空白を
   開けずに入力してコードエラーになった後、間に空白を
   挿入しても最初の1つのみを入力値としていたので正しく編
   集するように修正しました。
   (例)8400000031 10
         ↓
      840000003 1 10 
      この場合「1」のみが対象となり「10」がコメント
      に反映されませんでした。)

 4. 検査の時間外緊急院内検査、神経磁気診断入力時に自動発生
   するコメントの行にカーソルが移動するようにしました。ただし、
   該当のコード行でEnterキーを押した場合のみとします。
   画像診断の時間外緊急院内画像診断加算についても同様とす
   る。

 5. 画像診断に「704 画像診断加算料」の診療種別区分を追加
   しました。
   基本点数は算定できないが加算点数のみ算定可能の場合に使
   用します。
   (例)手術前医学管理料算定時には写真診断料と撮影料は算定
      不可であるがデジタル映像化処理加算については算定
      可能である。という場合などに使用します。

 6. 自費コードを診療種別区分入力行の直下に入力した場合、入
   力した診療種別区分と同じ剤になっていたので、自費コード
   は自費以外の診療種別にならないように修正しました。

 7. DOから約束処方を選択した場合、回数が登録時に1回に変
   更されることがあったので正しく算定するように修正しました。
   約束処方に用法コードが無い場合に発生していた。

 8. セット登録内容で、約束処方がセット内にあった場合、回数
   を正しく登録していなかったので正しく登録するように修正
   しました。

 9. 約束処方セットを算定した時、登録されている点数マスタが
   期限切れ等で検索できなかった時のエラーメッセージを、
   “約束セット内に使用できないコードがあります。この約束
   セットは使用できません。”に変更しました。
   (約束セットは期間で変更することができないので、期限切
   れのコードを削除とかされた場合に、既に登録されている診
   療内容を訂正で展開した時、約束セットの内容が変更されて
   しまうので。前のメッセージ、“約束セットを修正して下さ
   い“では間違って削除されることがあるので)

 10. 労災・自賠責で、健保から労災・自賠責に変更後、
   「.110」により初診料への自動変更をした場合、労災コ
   ードへ置き換わらないことがあったので、労災・自賠責の時
   も置き換わるように追加修正しました。

 11. 外来入力で老人公費から他の保険へ変更した場合、年齢では
   老人でない時、すでに算定済みの老人コードがエラーとなら
   なかったのでエラーとするように修正しました。また、病名より
   自動発生する特定疾患療養指導料が老人・一般コードが2つ
   自動算定されていたので、正しい指導料のみ発生するように
   修正しました。

 12. 乳幼児に時間外加算を手入力した場合、乳幼児の時間外加算
   へ置換えますが、外来診察料を算定している時に、再診のコード
   に置換えていましたので正しいコードへ置換えるように修正し
   ました。

 13. 患者が老人公費の算定できる年齢に到達していて、老人公費
   がなかった場合、警告を表示していますが、すべて75歳以上
   で判定しました。H14.10.1時点で70歳以上の時は、
   70歳以上での判定をするように修正しました。
   併せて、警告メッセージの「75歳に到達しました。」を
   「老人年齢に到達しました。」に修正しました。

 14. 外来入力で投薬料の特定疾患処方管理加算・長期投薬加算を
   手入力した場合も、算定の確認メッセージを表示していたの
   で、手入力された場合は確認メッセージを表示しないように
   修正しました。

 15. 診療行為画面に表示する急性発生日が、当月で診療日よりも
   後だった場合に発生日をゼロで表示していたので、表示しな
   いように修正しました。

 16. 画像診断で、その他の撮影料(診療種別が700)の時、施設
   基準不適合の逓減、乳幼児加算などを自動発生していなか
   ったので修正しました。

 17. 中途終了の内容が展開時に併用算定エラーになった時、その
   まま登録できたのでエラーとなるように修正しました。また、
   外来で自動発生する特定疾患指導管理料等が中途終了時に算定
   されており、中途終了内容展開時にエラーとなった場合はそ
   のまま表示され、エラーとなるので、手で削除してください。

 18. 診療科をリストにない診療科で登録できたので、診療科を選
   択した時、リストに無い場合は、前の診療科へ戻すように修
   正しました。
   会計照会も同じように修正しました。

 19. 介達牽引と慢性疼痛疾患管理料の併用算定チェックで、慢性
   疼痛疾患管理料を算定する前に算定した介達牽引を算定可能
   としました。

 20. 在宅料の在宅訪問点滴注射で使用した薬剤を注射料として算
   定するため「.334 在宅訪問点滴(薬剤料)」の診療種
   別区分を追加しました。
   この場合はコメント(訪点)を入力する必要はありません。
   レセプト処理でコメントを記載します。

 21. 投薬の剤内に薬剤がない場合(コメントのみなど)でも、処
   方せん料などの自動発生対象としていたので除外するように
   しました。
   また、院内処方で薬剤のない投薬の剤があった場合、中途終
   了では院外処方分として判断していたので薬剤のない剤は判
   定から除外するようにしました。

 22. 時間加算区分に小児科特例の時間加算区分を追加しました。
   5:小児科特例(夜間)
   6:小児科特例(休日)
   7:小児科特例(深夜)
   この時間加算区分を入力できるのは、6歳未満でシステム管
   理の小児科特例が「1 算定する」になっている場合のみと
   します。
   また、この時間区分は診察料に時間外加算を自動発生し、処
   置・手術等では時間外加算を発生しないようにします。
   なお、時間加算区分1から4は従前通りとします。
   (注意)すでに1から3で小児科特例の時間外加算を算定し
       ていた内容を訂正で呼び出した場合に区分に合わせ
       た一般の時間外加算に置き換わるのでその場合は小
       児科特例の時間加算区分(5〜6)に変更してください。

 23. リハビリテーションで急性発症日から90日となる日に該当
   する月の場合、90日以内の算定回数を90日超えた日から
   月末までの回数に加えた回数として算定していなかったので
   月内通しての回数で算定するように修正しました。

 24. 訂正で呼び出してた場合にリハビリテーションで逓減対象と
   なったときそのまま登録を押下しても逓減の確認メッセージ
   を表示しなかったので修正しました。


(3)病名

 1. 病名種別が部位として登録された自院病名コードのみの入力
   時に編集病名にならないように修正しました。

 2. 病名種別が部位として登録された自院病名コード+病名コード+
   病名コードとして入力した場合に編集病名になるように
   修正しました。

 3. 21個の修飾語コードで組み立てた自院病名コード+病名コード
   として入力した場合に「入力順エラー」とならないよう
   に修正しました。

 4. 「瘢痕子宮」の「瘢痕」のようにコードを複数もつ病名を入
   力した場合、次の検索したコードの種類によって設定するコ
   ードを決めていたが、他の検索したコードが修飾語コードの
   みのときは病名コードを設定するように修正しました。

 5. 「病名編集」と表示していないとき、廃止年月日が開始日よ
   り小さい場合や21個のコードで組み立てた病名に疑いフラ
   グや主病名フラグを設定した場合にレセプト電算データで未
   コード化傷病名となる場合があるので、文字数のチェックを
   行ない警告として、「文字超過」と表示するようにしました。
   ※ver2.1.0より前のバージョンで登録したデータは選択する
    だけでは表示はしません。


(4)会計照会

 1. レセコメントに全桁入力して間に改行がある場合、正しく全
   角編集できず、画面が壊れることがあったので、正しく編集
   するようにしました。
   病名、入院会計照会からのコメントも同様に修正しました。
   また、薬剤情報マスタの登録も修正しました。

 2. チェック画面の当月合計点数に、内服薬剤の7種類以上の逓
   減が合った時、逓減の点数を減算していなかったので、正し
   い点数を算定するように修正しました。
   併せて、カルテ3号紙にも、内服減算点数を反映してなかっ
   たので、マイナス編集するように修正しました。

 3. 入院分の剤変更で、剤点数の計算に減算、%減算、%加算の
   計算がなかったので正しい点数を算定するように修正しました。
   併せて、入力コード行を削除した場合、プログラム内でエラ    
   ーとなっていたので正しく処理をするように修正しました。


(5)入院定期請求

 1. システム管理にて設定した再処理時の取り扱い区分に応じて、
   請求データの再処理を行うようにしました。


(6)データチェック

 1. 会計照会業務にて剤回数を0(ゼロ)回に変更されたデータ
   についてもチェックの対象としていたので対象外とするよう
   に修正しました。


(7)レセプト

 1. 入院レセプトについて出力先プリンタの指定を可能としました。
   システム管理「2005 レセプト・総括印刷情報」でプリンタ名
   の指定を行います。
   前バージョンまでで当該項目を設定していた場合は、その出
   力先プリンタ情報は入院外レセプトの出力先プリンタ情報と
   して表示を行い、入院分については空白の状態として初期表
   示するが、入院分のプリンタ名が空白の場合は入院外レセプ
   トの出力先と同じとみなして処理をおこないます。
   ※当該項目がどちらも空白の場合は、システム管理「103
    1 出力先プリンタ割り当て情報」の「標準」−「診療報酬
    明細書(レセプト)」で指定されたプリンタ名より出力
    されます。

 2. 手術歴の記載を追加しました。
   入院レセプトの場合は入院歴の次に、入院外レセプトの場合
   は傷病名の次に手術歴の記載をおこないます。

 3. 入院レセプトについて診療科の表示有無を指定可能としました。
   システム管理「2005 レセプト・総括印刷情報」の「診療科
   編集区分(入院)」で設定をおこないます。
   デフォルトは「0 診療科を表示する」とします。

 4. レセプト(続紙)の様式としてA4サイズ縦としたもので下
   部を切り取らない(空欄としない)内容で作成できるように
   しました。
   システム管理「2005 レセプト・総括印刷情報」の「続
   紙区分」で「縦タイプ(長)」を選択します。

 5. レセプト(続紙)の頭書き部分で入院外の場合でも(医科入
   院)と表示していたので修正しました。

 6. レセプトの帳票ファイルを変更しました。
   HCM09V02.red   医保・入院外
   HCN06V02.red   医保・入院 
   HCN061V01.red  医保・続紙(横タイプ)
   HCN062V01.red  医保・続紙(縦タイプ)
   HCN063.red     医保・続紙(縦タイプ・長)
   HCN21V02.red   労災(傷病給付)・入院
   HCN22V02.red   労災(短期給付)・入院
   HCN23V02.red   自陪責・入院

 7. 公費単独で年齢が65歳以上70歳未満の場合で老人保健の
   入力がある状態で在総診を算定した場合、診療報酬請求書の
   <在総診または在医総を算定したレセ>の対象から漏れてい
   たので修正しました。

 8. 入院料がハイケアユニット入院医療管理料、亜急性期入院医
   療管理料、老人性痴呆疾患治療病棟入院料2の場合の他医療
   機関受診時のレセプト摘要欄記載コードの判別に、入院料加
   算区分コード(230、231、232)の追加をしました。

 9. 有床診療所1群入院基本料1(医師配置適合)の外泊時の基
   本料算定の追加をしました。

 10. 選定入院料を算定していない場合の他医療機関受診時の保険
   請求分の点数割合の修正をしました。
   (15%→30%)

 11. 有床診療所1群入院基本料1(医師配置適合)を算定してい
   る場合、略称欄に「診11」または「老診11」に「有医」と
   記載するようにしました。

 12. 労災・自賠責については、褥瘡患者管理加算の診療行為入力
   があった場合、入院基本料の所定点数に当該加算の20点を
   加算後、1.30倍または1.01倍し、レセ記載するように
   しました。

 13. 長期投薬加算(処方料)を算定している場合は「25処方」
   欄の回数に計上しないようにしました。

 14. 長期投薬加算(処方せん料)を算定している場合は「80処方
   せん」欄の回数に計上しないようにしました。

 15. リハビリ言語聴覚療法(3)個別療法・集団療法を算定した
   場合、レセプト摘要欄に「実施日数」のコメント差し込みを
   おこないます。

   *言語聴覚療法(3)(個別療法)
    実施日数○○日
   *言語聴覚療法(3)(集団療法)
    実施日数○○日

 16. 上限のある公費との併用で、一部負担金額が公費患者負担額
   を下回る場合、公費の一部負担金の記載方法の修正をしました。
   外来:高齢者+在総診の場合は10円単位。それ以外は1円単位。
   入院:高齢者は10円単位。それ以外は1円単位。

 17. 在宅血液透析頻回指導管理料を算定した場合、初回の指導管理
   を行った日から起算して2月においては、レセプト摘要欄
   に「初回指導管理算定日」のコメント差し込みをおこないます。

   *在宅血液透析頻回指導管理料
    初回指導管理算定日 〇〇月〇〇日

 18. 在宅患者訪問点滴注射管理指導料に用いる注射薬を支給した
   場合、レセプト摘要欄に在宅患者訪問点滴注射管理指導料に
   係る注射薬である旨の「(訪点)」のコメント差し込みをおこな
   います。(.334での診療行為入力で判断をおこないます。)
   ※同一剤に810000001のコメント入力があり、その
    コメントに”訪”の文字があった場合、差し込みはおこないません。

   *(訪点)
    ABC注射○○○mL

 19. 該当診療月が、直近の脳血管疾患急性発症日(099800101で
   入力された日付)から起算して180日以内である場合、レ
   セプト摘要欄に「発症日」のコメント差し込みをおこないます。

   *発症 〇〇月〇〇日


(8)総括表・公費請求書

 1. 給付割合別の国保診療報酬請求書(標準)の入院の一部負担金
   が表示されない欄があったので修正しました。


(9)月次統計

 1. 診療科別医薬品使用量統計(参考提供)について
   品目毎に使用量×薬価=金額の表示を行うようにしました。

   システム管理での設定は次のようにおこないます。
   [帳票名] 診療科別医薬品使用量統計〈合計金額〉 (任意の名称)
   [プログラム名] ORCBG006
   [帳票パラメタ1]診療年月 YM   (必須)
   [帳票パラメタ2]薬剤区分 PSN1  (必須)
   [帳票パラメタ3]院外区分 PSN1  (任意)

   各パラメタの内容は次の通りとします。
   “診療年月”には処理対象の診療年月を指定します。
   “薬剤区分”:0(全体)
         :1(内服薬)
         :2(注射薬)
         :3(外用薬)
         :4(歯科用薬剤)
         :5(歯科用特定薬剤)
   “院外区分”:0または空白(院内分のみ)
         :1(院外分のみ)
         :2(院内・院外を合わせた全体)


(10)システム管理マスタ

 1. 管理番号「1040 データチェック機能情報」を追加しました。
   地方公費においては制度により負担者番号あるいは受給者番
   号を必要としない場合があるため、データチェック業務での
   負担者番号あるいは受給者番号の入力漏れチェックを行うか
   否かの選択を公費単位で設定可能としました。

 2. 管理番号「5010 定期請求情報」に再処理時の取り扱い
   区分を追加しました。
   再度同一期間の定期請求処理を行う場合に、元の請求データ
   を取り消して作成し直すか、あるいは元の請求データに対し
   訂正を行うか選択できるようにしました。
   ※訂正更新が選択された場合であっても、保険変更をされた
    場合は保険変更される前の請求データは取り消しを行い、
    新しい保険情報で請求データを作成します。


(11)点数マスタ

    入力コード設定で、入力コードの間に空白があっても登録で
   きていたので、間に空白がある場合はエラーとするように修
   正しました。
   また、表示コードが10桁以上になった場合にエラーとして
   いなかったのでエラーとするように修正しました。


(12)チェックマスタ

 1. 診療行為検索の画面レイアウトを他業務の同様の画面にあわ
   せるように修正しました。

 2. 適用コード設定画面で適用コード欄に直接名称(病名、薬剤
   名または診療行為名)を入力してコードを逆引きできるように
   しました。

 3. チェック項目複写画面を追加しました。適用コード設定画面にて
   「複写」ボタン(F8キー)を押すと当該機能の画面を表示
   します。
   すでに登録済みのチェックマスタからチェック項目の複写が
   行えます。


(13)CLAIM

 1. 外用薬の総量変換で、用法が入力されていた場合に回数が編
   集されていなかったので正しい数量・回数を編集するように
   修正しました。


(14)その他

 1. 福岡県の地方公費である乳障母について、国保との併用の場
   合でも公費請求テーブルに記録するようにしました。
   (福岡県公費請求書の対応)

 2. レセプト電算処理システムの記録条件仕様の変更に伴う修正
   をしました。
   ・医療機関情報レコードに電話番号を追加した
   ・レセプト共通レコードに診療科コードを追加した
    (旧総合病院の場合のみ記録)
   ・特定器材レコードに商品名及び規格またはサイズ欄を追加しました
    (内容は記録なし)

 3. 手術歴を症状詳記に表示するようにしました。

が主な内容です。

■マスタ更新データの提供

○システム管理マスタ
  システム管理マスタの更新データを準備しました。
  施設基準:エタノール局所注入(副甲状腺に対する)を追加しました。

  更新データレコード件数:  2件です。

 ●マスタ更新について
  業務メニュー画面の「92 マスタ更新」を選択しマスタ更新管理一覧
  画面より「更新(F12)」を選択すると更新処理を開始します。

  更新が完了すると(「状況(F11)」を選択してください。)
  「レコードver(自)」及び「レコードver(ORCA)」の表示は
  「R-020200-3-20040422-3」(平成16年4月22日現在)
  になります。

▲注意
**************************************************************
*
* 1)パッケージをインストール/更新しただけでは各種マスタ
*   は更新されません。必ず業務メニュー画面より「マスタ更
*   新」を行ってください。
*
* 2)操作に先立ってバックアップをとることを推奨します。
*   バックアップの方法
*    ktermなどから以下のコマンドを入力します。
*    $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名
*
**************************************************************

■日レセ更新パッケージの提供

平成16年4月23日に日レセ更新パッケージをアップロードしました。

パッケージファイル
jma-receipt_2.3.0-1+0jma1_i386.deb (無床診療所版)
jma-receipt-hosp_2.3.0-1+0jma1_i386.deb (入院版)
をダウンロードするために
/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。

deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/debian woody jma

パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
で更新できます。

よろしくお願いします。

--
ORCA Support Center/JMARI/JMA(MN)
http://www.orca.med.or.jp/support/qa/support_form.rhtml
T: 03-5319-4665 D-FAX: 020-4623-1358
認定事業所専用フリーダイアル: 0800-600-5506(Go Go ORCA)