[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[ORCA-ANNOUNCE:00077] 日医標準レセプトソフト Unstable 版 (0.9.38-3) パッケージのご提供アナウンス



ORCAサポートセンタです。いつもお世話になっております。

日医標準レセプトソフトのパッケージ提供を行います。
今回提供するバージョンは 0.9.38-3 となります。
日医標準レセプトソフトとしてはじめてのpotato版、woody版のバージョン同期リリース
となります。


■パッケージの目的
現在(平成14年11月19日時点)で提供バージョンは以下のように
なっていました。

potato 版 orca 0.9.38-2
woody 版 jma-receipt 0.9.38-1

今回のパッケージリリースはpotato版とwoody版のバージョンの同期を
合わせることとパッケージを出した後で提供したパッチを吸収
して提供することを主眼としたものです。

よって、すでにパッチを個別に吸収した医療機関においては
パッケージアップグレードをする必要はありません。

次にパッケージの内容を、potato版、woody版それぞれについて説明します。

////  共通注意事項  ////

(要注意)

■ データベーステーブル構造の変更
   特にありません。

**************************************************************
* パッケージのアップグレードの前に             *
*                              *
*  作業に先だって、バックアップをとることを推奨します。  *
*  バックアップの方法                   *
*   kterm などから以下のコマンドを入力します。      *
*   $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名      *
*                              *
**************************************************************

■ 0.9.38-3の既知の問題点と当面の回避方法(次回以降の版で対応予定)
システム管理1008チェック機能制御で、外来管理加算のチェック候補が
空白のままである。
 1008チェック機能制御を選択後、登録[F12]操作をしてください。
その後、再度、1008チェック機能制御を選択していただくと
表示されるようになります。

=======================================================

////  potao版 (orca) ////

バージョン0.9.38-2より吸収したパッチについて

■ 1.約束処方(薬剤セット)関連不具合

約束処方(薬剤セット)を使用して診療行為を入力すると、
レセプト点数欄の表示で「20投薬」欄の
”21 内服薬剤 ・ 内服調剤 欄の記載が正しくされない
場合がある。

■ 2.薬剤マスターの禁忌チェック不具合

診療行為入力において
特定疾患処方管理加算が自動発生される場合、且つ
入力した医薬品が併用禁忌チェックにかかる場合に
診療行為の登録ができず元の入力画面に戻ってしまう。

■ 3.薬剤情報提供料の2回目入力
診療行為入力において
薬剤情報提供料の2回目を文字入力により検索した場合に
警告メッセージを表示するが、行為入力画面に選択した結果が
反映されずに入力文字がそのまま残ってしまう。

■ 4.乳幼児の誕生月判定の不具合(患者負担割合)
診療月が4歳の誕生月の場合に患者負担割合が2割になる
ことがある(本来は3割)。

■ 5.70歳誕生月の判定の不具合(薬剤一部負担金)
診療月が70歳の誕生月の場合に誕生日が当月2日以降の
場合でも薬剤一部負担金の徴収が免除されていた(本来は
翌月から免除)。

■ インストール方法
11月20日にORCAの更新パッケージをアップロードしました。
パッケージファイル
orca_0.9.38-3_i386.deb
unstable からのダウンロードとなりますので
/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。

deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/packages/debian unstable/orca main

パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
で更新できます。

パッケージ更新処理の途中で以下のメッセージが表示された場合について

orca (0.9.38-3) を設定しています ...

設定ファイル'/etc/init.d/monitor'
 ==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
 ==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在します。
    どうしますか?以下の選択肢があります:
     Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
     N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
       D     : 両バージョンの差異を表示する
       Z     : この処理をバックグランドにし、状況を確認する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** monitor (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y

**************************
* "Y" を入力して置き換えるようにしてください。 *
**************************


(注意)
ORCAパッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動しますが
サブプロセスが終了できずそのまま残る不具合があります。
更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリケーションが起動できます。


////  woody版 (jma-receipt)  ////

ここでは、バージョン0.9.38-1より0.9.38-2への変更内容を再掲し、パッチの
累積情報を後述します。

(1)患者登録
  ・負担者番号及び受給者番号に数字以外の任意の文字列を入力
   できるようにしました。
   負担者番号は全角文字で4文字まで受給者番号は全角文字で
   10文字まで入力できます。
   なお、負担者番号と受給者番号に全角文字を入力する場合は
   保険番号マスタの検証番号チェック区分又は受給者検証番号
   チェック区分に「2 チェックしない」を設定して下さい。
  ・診療録(カルテ)の負担者番号及び受給者番号に数字以外の
   文字を表示できるようにしました。

(2)診療行為
  ・外来管理加算の自動発生について後述するシステム管理マス
   タで「2:自動発生なし」を設定をすることにより次の挙動
   ができるようにしました。
    患者を呼びだして自動発生した外来管理加算を削除するとそ
    の会計が終了するまで2度と外来管理加算は自動発生をしな
    いようになる。なお、その状態で改めて算定する場合は手入
    力をすることで算定は可能である。
   (注意)この設定を行っていても中途終了で一旦登録を行い
       再度、当該患者を呼びだした場合は外来管理加算を
       自動発生する。
  ・処方せんの負担者番号及び受給者番号に数字以外の文字を表
   示できるようにしました。

(3)レセプト
  ・慢性疼痛疾患管理料を算定した場合算定日の表示を行っていまし
   たが、初回に算定した診療年月分のレセプトにのみ表示を行うよう
   に変更しました。
  ・負担者番号及び受給者番号に数字以外の文字を表示できるよ
   うにしました。

(4)システム管理
  ・「1008 チェック機能制御」の「外来管理加算チェック」
   に「2:自動発生なし」を設定できるようにしました。

■woody版への累積パッチの組み込み
この修正内容に対しさらにpotato版同様に
バージョン0.9.38-2より吸収したパッチについて
1.  約束処方(薬剤セット)関連不具合
2. 薬剤マスターの禁忌チェック不具合
3. 薬剤情報提供料の2回目入力
4. 乳幼児の誕生月判定の不具合(患者負担割合)
5. 70歳誕生月の判定の不具合(薬剤一部負担金)
を含んだ内容となっています。

■ORCA 更新パッケージの提供について

11月20日にORCAの更新パッケージをアップロードしました。
パッケージファイル
orca_0.9.38-3_i386.deb
unstable からのダウンロードとなりますので
/etc/apt/sources.listのエントリに以下を追加してください。

deb ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/debian woody jma
deb-src ftp://ftp.orca.med.or.jp/pub/debian woody jma

パッケージ更新の方法について
# apt-get update
# apt-get upgrade
で更新できます。

パッケージ更新処理の途中で以下のメッセージが表示された場合について

orca (0.9.38-3) を設定しています ...

設定ファイル'/etc/init.d/monitor'
 ==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
 ==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在します。
    どうしますか?以下の選択肢があります:
     Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
     N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
       D     : 両バージョンの差異を表示する
       Z     : この処理をバックグランドにし、状況を確認する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** monitor (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y

**************************
* "Y" を入力して置き換えるようにしてください。 *
**************************


(注意)
ORCAパッケージを更新するとアプリケーションは自動で再起動しますが
サブプロセスが終了できずそのまま残る不具合があります。
更新後、再起動をしていただくときれいな状態でアプリケーションが起動できます。

woody版ORCAパッケージは同一バージョンのpotato版ORCAパッケージと同一の内容と
なっております。ただしパッケージ名及び配布場所が違うため、apt-getでインストール
するときの方法がpotato版とは異なっております。

今後とも、よろしくお願いいたします。

--
ORCAサポートセンタ
  support@xxxxxxxxxxxxxx
  http://www.orca.med.or.jp/